仮想通貨取引所であるGMOコインでのビットコインFX(仮想通貨FX)で取引する時の計算方法(ポジション、損益)と最小取引量(注文量)について重要な項目をまとめてご紹介していきます。
GMOは現在(2018年4月)の仮想通貨のFX取引は「ビットコイン」のみの取引となっています。今後他のアルトコインのFX取引もあるかもしれませんが、値動きが大きいアルトコインに比べてビットコインの方が安定しており取引しやすいのが特徴と言えGMOでのFX取引も人気が出ています。

この記事の目次
GMOビットコインFXの概要
ビットコインFXについての概要は以下の通りです。
取引ペア | ビットコイン/円 |
取引手数料 | 無料(レバレッジの手数料別途発生)」 |
追加証拠金制度 | なし |
土日営業 | あり |
レバレッジ | 最大5倍 |
必要証拠金 | 建玉金額の20% |
最小注文量 | 0.01BTC |
ロスカット | あり |
レバレッジ手数料 | 0.05%(日あたり) |
レバレッジは5倍〜損益計算の考え方について

仮想通貨のFXでは「レバレッジ🔗」という、自分のもつ所持金以上のお金で取引することが可能です。
つまり10万円の資金で通常は10万円のビットコインが買えますが(レバレッジ1倍ともいう)、レバレッジ5倍ではその5倍、つまり50万円分のビットコインが取引可能です。*必ず5倍で取引するという訳ではなく5倍の範囲で取引が可能
レバレッジ5倍で取引すると「利益も通常の5倍」「損失も通常の5倍」という損益計算になります。
レバレッジでの損益計算例
例えば「10万円」で「ビットコイン(BTC)=700,000円」の時に10万円分のビットコイン「0.143BTC(100000/700000)」を購入したとします。
ビットコインの価格が「70万円→90万円」と20万円値上がりしたとすると。
利益は「(20万円/70万円)*10万円=28,571円 」となります。
つまり資金が 10万円→12万8千円 となりました。
これがレバレッジ5倍では5*28,571円=142000円 になります。
損失の場合も同じに考え方になります。
必要証拠金の考え方について
必要証拠金について「建玉(ビットコインの購入金額)の20%」となります。
つまり上の例でいうと10万円でビットコインを買ったので、10万円の20%=2万円が証拠金になります。
「証拠金は損失を受けた時の保険として口座に残しておいてください。」 という意味です。
ロスカットはいつ発動するの??
ロスカットとは別名強制決済と言われるものなります。 ロスカットの価格になると強制的に決済されます。
ロスカット | 証拠金維持率が75%を下回った場合 |
ロスカットアラート | 証拠金維持率が100%を下回った場合 |
「証拠金維持率が100%を下回った場合」とは持っている資金が証拠金の金額まで減った時(100%)
GMOコインのロスカットの考え方は上の表のようになります。

つまりビットコインの価格がもし下がったとして、10万円の資金が減って証拠金である2万円になると→ロスカットアラート(ロスカットの金額に近づいたことを知らせる)
そして2万円からさらに値下がりして1万5千円(2万円*0.75(75%))になると強制的に決済され、10万円あった所持金が1万5千円になります。
最小取引量0.01BTC
最小取引量については0.01BTCとなっています。
つまりビットコインの価格が70万円であれば、
70万円(ビットコインの価格)*0.01=7000円 が最小の注文単位になります。
ビットコインの価格に0.01をかければ最小の注文単位になります。 一回の注文でその金額以上を注文してくださいということです。
手数料の仕組みを理解して賢く運用
以上ご説明してきましたが、1回の注文で最低必要な金額は「0.01*ビットコインの価格」になります。
そしてレバレッジについては「レバレッジの倍率(1ー5倍)*通常の損益」という考え方です。
ビットコインFXはレバレッジがかけられるので、価格が上がった時には大きな利益を得ることができる反面大きく下がったときは痛手を受けます。 そしてビットコインFXは「買い」だけでなく「売り」からも注文ができるので下がっている相場では利益を出すことができるのです。(通常の取引は買いのみ)
なので、「価格の底付近を見極めで、レバレッジで買いを入れる」「価格が大きく上がりすぎているときに売りのチャンスを伺う」
などビットコインFX特有の取引を駆使して資金管理を徹底しながら取引するようにしてください。