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環境に優しい仮想通貨について〜電力消費量、二酸化炭素排出量

環境に優しい仮想通貨について〜電力消費量、二酸化炭素排出量
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ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)はデジタル通貨のため基本的に取引には電力を消費することになっています。

特にビットコインについては電力消費量、二酸化炭素排出量が大きくこれまでそれが議論されてきました。

「仮想通貨の値上がりは消費電力や環境に優しいという要因はあるのか?」「消費電力が少ない通貨(銘柄)はどれか?」非常に気になるトピックスです。

この電力消費量が大きく注目されたことが、世界的自動車メーカーテスラが2021年にビットコイン支払いに対応したものの、その後取引ごとの二酸化炭素排出量が大きいことからビットコイン支払いを停止したことです。

テスラは電気自動車やソーラーパネルなどの環境関連の商品を開発していることで有名です二酸化炭素排出による地球温暖化の解決について取り組んでいる会社なのです。

地球環境に優しいというのは電力消費量が少ないことになりますが、今後仮想通貨支払い(決済)などで考えると送金ごとの取引で電力が少ない銘柄を考慮されるのが少なくともあるのではないでしょうか。

この記事では電力消費量・二酸化炭素排出量をまとめているサイト「coin carbon cap(

コインカーボンキャップ)」について、各仮想通貨ごとの数値をご紹介していきます。

ヨリコ
ヨリコ
テスラはビットコイン支払いを中止したけど、引き続きビットコインを資産として保有しているわ。

仮想通貨(ビットコインなど)の電力消費量・二酸化炭素排出量を確認する

今回ご紹介するので、比較的新しいサイトでcoin carbon cap というサイトです。

このサイトでは主な仮想通貨で電力消費量や二酸化炭素排出量を知ることができます。

●Txs/MWh(メガワット)・・・1取引(Tx)ごとのメガワット量

●CO2/Tx・・・1取引ごとの二酸化炭素排出量

●Tesla model Y miles/Tx・・・1取引ごとのテスラモデルY(電気自動車)の移動距離

●Median Tx fee・・・・平均的な1取引ごとの手数料

●KWh(24h)24時間あたりの電力消費量(メガワット)

●price・・仮想通貨の価格

以上がサイトの見方になります。

(公式サイト)coin carbon cap

各仮想通貨での消費電力を考えてみる

コインカーボンキャップから仮想通貨銘柄を考えています。

現状で一番消費電力が高いのがビットコインです。それもそのはず一番取引されているので消費電力も他の通貨に比べてケタが違います。

KWh(24h)で24時間あたりの電力消費を比較してみると時価総額が高いビットコインやイーサリアムなどの通貨が取引量が多い、そして電力消費量が大きいという比例関係にあります。

それでは取引量が関係なく、ここの通貨の中でTxs/MWhから1回あたりの取引量で少ないものをみてみると、ビットコインSV、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、テザーUSD,USDCとなっています。

ビットコインSVとビットコインキャッシュはビットコインから派生した通貨で、私はあまり興味はないので、ここでは触れません。

意外にもイーサリアムのパフォーマンスが高いのは驚きました。

そしてステーブルコインであるテザーやUSDCは利用頻度が高いので、パフォーマンスが高いことはいいことだと感じています。

こちらはまた別のサイトになりますが、違う銘柄で比較をしています。

この名で一番取引処理が高いのがリップル、そしてドージコインとなっています。

参考サイト

サイトごとに若干消費電力に誤差があるため、どのサイトも参考程度の数値として捉えるといいです。

仮想通貨の電力について

POW(プルーフオブワーク)

ビットコインやイーサリアムに採用されているPOWは、仮想通貨を送金したりする場合にマイナーの中で計算競争に買ったところが取引を行い報酬を得るという仕組みとなっています。

*マイナー・・仮想通貨の取引処理(マイニング)を行い、処理を行った通貨の報酬を得る

POWは計算競争を行うところがどうしても電力を消費しやすくなっており、それが以前から環境問題として話題になっていました。

*イーサリアムは今後POWから電力消費量が少ないPOS(プルーフオブステーク)に変わる予定です。

マイニング用の電力供給を再生可能エネルギーにする動きも

ジャック・ドーシーCEO率いる決済大手のスクエア(Square)は、ビットコインのマイニングで使用する電力を再生可能エネルギーで賄う取り組みを普及させる事業会社を設立した。

スクエアは、来年の第1四半期に開始する脱炭素化ポートフォリオと連携させ、自社の炭素排出量を削減することで、全体の出量ゼロを目指す。ーコインデスク

ヨリコ
ヨリコ
ジャック・ドーシーはツイッターCEOでもあり、世界的に影響力がある人物よ。

これまでビットコインのマイニングが世界的にも多く、マイナーの多くは中国、そして火力発電がその電力となっていたので、二酸化炭素増加に関係しています。

再生可能なエネルギーとしては水力や風力、太陽光などがあげられ、マイニングにおける電力をそれらの電気から利用することが大きくなると二酸化炭素増加については減少することが可能です。

環境に優しい仮想通貨が値上がりするのか?

2021年5月にテスラがビットコイン決済を中止したことで、再度ビットコインの環境問題がクローズアップされました。

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しかしながら、テスラはビットコインをデジタル資産として保有しています。

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電力を消費する場合については仮想通貨を送金するときにネットワークの承認時にマイナーが電力を使うためそれが要因となっています。

ビットコインをだだ保有しているだけでは電力を消費するわけではないので、テスラはビットコインを持ち続けているといことです。

もちろん電力消費が少ない取引が可能な仮想通貨のほうが地球環境の観点からは望ましいです。

しかしながら、仮想通貨についてはそれだけでなく、各プロジェクトやデジタル資産としての内容も仮想通貨投資では非常に重要になってくるのです。

また現時点で電力消費量が大きくても将来的にそれを少なくする動きがあるか?という視点も重要で、ビットコインやネットワークを変えるイーサリアムもその動きが現在あります。

あとからできた仮想通貨は、以前の仮想通貨に比べて消費電力などパフォーマンスが高いものが多いですが、それは一つの要因であって必ず価格に反映するかはわからないのです。

 

 

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