大手NFTマーケットプレイスであるOpenseaにて、2021年7月30日に高級ブランドエルメスのシャドーバーキン(35)NFTがオークションにかけられ15.855ETH(約480万円)で落札されました。
今回販売を行ったのは香港の会社が運営するNFTプロジェクトのClubRare(クラブレア)で落札者(NFTトークン所有者)には実際に現品のバーキンを手に入れることができるというものです。
今回のシャドーバーキンについては、2009年度版となっており珍しい商品であり、英国のオークションクリスティーズでもオークションにかけられたりしています。
エルメスのバーキンがはじめてNFTとして販売されたのは初の事例となっており、仮想通貨を所有している人には簡単にオークション参加できるということから、世界的なマーケットでオークションがかけられたと言えます。
エルメスのシャドーバーキン(35)NFTが約500万円で完売
大手NFTマーケットプレイスのOpenseaにて、ClubRare(クラブレア)がエルメスの高級バッグである2009年度版シャードーバーキン(サイズ35、ゴールドのエバーカーフレザー)をオークションで売出し、8月3日に落札されました。
価格については7月30日から5ETH(約125万円)でオークションが開始され、5日後に15.855ETH(約480万円)で落札されたことになります。
また通常NFTのアートなどはデジタルの画像という場合がほとんどですが、今回のシャドーバーキンについてはNFTを基に実際の商品を受け取れることになっているのが大きな特徴となっています。
落札者はClubRare(クラブレア)から、商品についての詳細と配送先などの記載情報について受け取りそれを申請することで実際の現物のバーキンを手に入れることができるということです。
エルメスのシャドーバーキンとは?
かつては劇的でありながら控えめなシャドウバーキンは、2003年から2010年までエルメスのクリエイティブディレクターである有名なフランス人デザイナー、ジャンポールゴルチエによって2009年に初めて紹介されました。10年後、エルメスはバッグを少量再リリースしました。
実際に日本で販売しているところを探したところ発見することができました。
2009年の限定版であって数自体は少ないですが、価格帯を見てみると300万円後半から500万円半ばの価格帯となっており、今回ClubRare(クラブレア)が落札した価格はそんなに高すぎる価格ではないことがわかります。
NFTマーケットプレイスのClubRareについて
VitalHint Hongkong Limitedが運営する「ClubRare(クラブレア)」は、韓国のソウルの金庫に保管されている特定の限定アイテムに対する請求を表す非代替トークンを販売しています。
ERC721ベースのトークンは、購入、販売、または引き換えることも可能です。
またクラブレアの別商品としてロレックスのオイスターパーペチュアルについても2021年8月14日現在7.32ETHの価格でオークションがかけられています。→オークションページ
ClubRareは毎週金曜日にこのようなオークションで商品を出品しているとのことです。
まとめ
以上エルメスのバーキンが初めてオークションとして売り出されて完売されたというニュースをお伝えしました。
今回香港の会社であるクラブレアが販売しましたが、実際のそのエルメス自体が本物なのかと言うのは個人的に気になるところではあります。
会社名を調べましたが、あまり情報が見当たらなかったので、具体的な会社の信頼性などは不明な点がありますが、NFTが現物と交換できるものとして、現物自体も信頼性の高い会社で売り出されることが今後増えていけば、世界中の仮想通貨保有者が気軽にオークションで高級ブランド品を購入できる日が来るかもしれません。
また先週は同じく高級ブランドであるバーバーリーがNFTをはじめてリリースしており、こちはら公式のブランドがNFTを販売したことで大きな話題となっています。