ビットコインが17000ドル(177万円)の価格を記録しました。この価格は2018年1月以来の高値となっており、実に2年10カ月ぶりという高騰となっています。
またイーサリアムやリップルなどの他のアルトコインについても同時に上昇しており、暗号資産(仮想通貨)市場全体に資金が入ってきています。
2020年末までにビットコインは200万円に到達するのではという個人投資家の期待も膨らんでいる状況です。
ビットコイン17000ドル突破
記事内の引用については私が連載している「仮想通貨実践投資(有料版)」から一部抜粋して使用しています。
ビットコインは本日の11月17日に17000ドル。177万円に到達しました。
177万円とはドルに換算すると17000ドルという節目の価格であり、海外を中心にビットコインの今回の高騰が話題となっています。
チャート上では2020年前期の高値130万円。そして2019年の最高価格である15000円を一気に抜けており非常に強い上昇となっています。
ビットコインの先週の価格を日足でみてみると
・陽線→4本
・陰線→3本
となっており陽線が連続している状況ではないですが、一本の陽線が大きいため価格の上昇も大きくなっているのが特徴です。
ビットコインのバブルの時と現在の違いとは?
ビットコインのバブルは2017年末から発生し、最高価格220万円を記録しています。
その時から現状でどんな違いがあるかとうと、それはファンダメンタルが大きく違うことです。
・ビットコインのデジタルゴールとしての存在感
・法定通貨のインフレのリスクが高まっている(コロナを契機に)
・大企業のビットコイン購入
残念ながら政府の規制関係はあまり進んでいないことはありますが、上記の3つについてビットコインの価格上昇を後押ししていると言えます。
現在の経済情勢では、今後インフレに伴う不安があり、大企業をはじめとして手元にある資産のヘッジのためにビットコインを購入する企業が増えてきている状況です。
今回の上昇は、バブル期と比べて安定している
時期 | 価格 | 出来高 |
---|---|---|
2017年末 | 220万円 | 5700億円 |
現在 | 177万円 | 2兆6000億円 |
今回価格と出来高(取引)を比較した場合、2017年末のバブルの記事は価格が大きく、出来高が現在と比べていく。
そして現在はバブル期と比べて価格が低く、出来高が高いという結果となっています。これは中長期ビットコインを保有している人が増えているのが要因であり、それがビットコインの大きな値幅の減少となり、より価格が安定する傾向となっています。
ビットコインはこれから買うべきなのか?
ゲーム・オブ・スローンズ、アリア役のメイジー・ウィリアムズは、ビットコインを買うべきかどうかをツイッター上アンケートをとっています。
それに対して世界的な企業がであるイーロンマスク が「魔法使いにビットコインを投げて」という言葉をツイートしています(意味は不明。おそらく冗談半分に)
イーロンマスク 自身はビットコインについて「ビットコインを初期に持っていた人は天才だ」と発言するなど暗号資産(仮想通貨)については興味深い発言をこれまでしてきています。
このビットコインの値上がりから、ビットコインについて購入すべきかどうか迷っている人の声をちらほら聞くようになりました。
現状の環境認識からいうと
●大きな価格高騰場面では下落のリスクも大きくなる。
●中長期的にビットコインの価格視野を300、500万円スパンで見ている人は投資可能
●なぜビットコインが上がっているのか?とう言う理由を整理する
というのが重要になってきます。
もし投資判断としてビットコインを買っておきたいと思うのであれば、今の価格が短期的な頂点になる可能性も否定できないため、資金は分散して入れていくのも重要だと感じています。
専門会では2021年には2万ドル(220万円)に到達する可能性があるとの見解もでており、今後も目が離せない状況と言えます。