暗号資産(仮想通貨)カルダノ(通貨単位 ADA(エイダ))が2021年2月26日から34%(24時間)の状況となり、2018年過去最高価格である125円を突破し135円を記録しました。
また時価総額については5位だったのが3位となりイーサリアムの次の順位となっています。
2020年3月のコロナショック時のカルダノの価格は2円であり、その価格から実に60倍以上の高騰となっています。
この要因については、カルダノのアップグレードやステーキング率の高さ、グレースケールでの投資信託の候補、大口投資家の参入 などの要因が言われていますが個人的には大口投資家の買いと言えそうです。
この記事の目次
カルダノADAが過去最高価格の135円を記録
カルダノADAは2月26日から30%を超える高騰となり、2018年1月から実に3年1ヶ月ぶりに最高価格を更新し135円を記録しました。
ここ最近は仮想通貨市場全体が下落傾向ありましたが、カルダノADAは価格が下がりにくい印象を持っていました。
こちらはカルダノADAの全期間チャートになります。
以前の最高価格は125円を2018年1月に記録し、その後大きな下落となっていました。
最低価格は2020年3月のコロナショック時で2円という98%もの大暴落という結果となっています。
しかしながらその後価格を徐々に上げてきており、本日27日の135円では約65倍もの高騰となりました。
カルダノADAの高騰の要因
今回の高騰の要因で言われているのが
○大型アップデート「Mary」のメインネット実施予定
○ドバイファンドがADAを購入
○グレースケールがADA投資信託を検討
カルダノアップグレード「Mary」について
仮想通貨カルダノ(ADA)が米時間3月1日、大型アップデート「Mary」をメインネットで実施することが正式に決定された。カルダノの開発プロセスの第3段階「Goguen」への移行がさらに進むことでスマートコントラクト機能が導入され、NFTの作成やDeFi機能の追加が期待される。ーコインポスト
この高騰の要因の一つと言われているアップグレードですが、3月1日に行われる事になっています。
内容がNFTの作成そしてDeFiの機能の追加となっていますが、これ自体はすでにイーサリアム上のプログラムで取引されており、目新しい内容ではあります。
あとカルダノADAのシステムを使ったNFTやDeFiなどの具体的なプロジェクトは今の所私には情報が入ってきていません。
カルダノ自体でその機能を取り入れることで他のチャートとどんな差別化を図っていくのでしょうか?
ドバイファンドがADAを購入
ドバイのファンドで情報があるのは、900億円分のビットコインを売却してそれをポルカドットとカルダノADAの購入に当てるということが言われています。
2月25日から30日に渡って投資を行っていく予定とのことです。
グレースケールがADA投資信託を検討
グレースケールとは米国の資産運営会社で、現在ビットコインを中心として投資信託が非常に人気を集めています。
グレースケールの投資信託は、現物ではないので株式投資ということになります。
実際に購入する場合プレミア価格で実際の価格より割高に購入する必要があるというデメリットがありますが、直接コインを保有しないリスクと税制について株式投資の税制が適用されるというメリットがあります。
驚異のステーキング率を持つカルダノADA
カルダノADAはステーキングの機能があり、カルダノADAを預けることで金利が受け取れる仕組みとなっています。
そのステーキングをしている率が通貨発行全体でなんと71%にものぼると言われています。
つまりカルダノADAをステーキングして、金利を得ている人が保有者で71%にも上り、それが売り圧の低減につなっているとも言われています。
カルダノADAのステーキング率は他の通貨と比較してもまさに驚異の比率と言えます。
カルダノADAは一体何がしたいのだろうか?
実はカルダノADAは不思議なことに、どことパートナーシップとなった。どこでプログラムが実用化されているという情報を聞くことが私にはほとんどありません。
なので基本的に仮想通貨投資をしっかりしている投資家の中にはカルダノADAを持っていない人も多くいます。
逆にイーサリアムについては開発進行とともに、イーサリアム上での通貨発行やDeFi、NFTの発行など仮想通貨全体でより需要が高いプログラムとなっているのです。
なので、今回のカルダノADAの価格高騰はある意味で非常に目をみはるものがあると言えます。
結局は一体何が高騰の要因だったのか?
カルダノADA自体の需要や実用化という面ではすでに述べたように今ひとつ情報が見えてきません。
カルダノADAを好んでいる投資家は、アップグレードの期待感やその影響という声も多いですが、イーサリアムに実用化という面で大きく遅れを取っている状況であるのためその理由はというのは、一つ大口投資家の参入ということではないかと感じています。
以前からカルダノADAのマーケティング(集客)は定評があり、創業者のチャールズ・ホスキンソンや佐々木健二氏は世界を周り投資家にあったりしています。
そうした上でVCというよりかは海外の富裕層など金銭的なバックボーンが他の通貨に比べて多い印象を受けています。
しかしながらカルダノADAをICOから今まで全く売らずに保有して人はまれと言えるのではないかもしれません。 しかしながらカルダノADA価格高騰のインパクトは非常に驚いています。