イーサリアムのレイヤー2(L2)銘柄である、optimism(オプティミズム)が、自身の仮想通貨OPを無料配布(airdrop、エアドロップ、エアドロ)しました。
今回は昨年に引き続き2回目の配布となっています。
今回の配布の対象となった人は、仮想通貨OPでガバナンスに参加した人と、一定の取引手数料を支払った人(つまり取引回数が多い)が主となっています。
ガバナンスについては、保有しているOPを委任(デリゲート)することでプロジェクトの意思決定の投票に参加できるというもので、中長期的にoptimismの成長を応援している投資家とも言えます。
※L2とはイーサリアムの処理速度、手数料を改善したチェーン。(L2で取引をするには既存のL1からL2にブリッジする必要がある)
この記事の目次
第2回のoptimismのOPトークンが無料配布(エアドロップ)!
本日、Optimism はAirdrop #2を発表しました。Optimism Mainnet のプラスサムガバナンスへの参加とパワー ユーザーに報酬を与えるために、30 万を超える一意のアドレスに 1170 万の OP が配布されました。ー公式サイト
○OP(仮想通貨)をデリゲート(委任)したアドレス
○2022年3月25日以降、L2のガス(手数料)に6.10ドル以上支払ったアドレス
以上が今回のエアドロップの対象条件となっています。
OPをデリゲートとは、OPを持っていることでプロジェクトの投票に参加できるのですが、それの投票を誰かに委任することをデリゲートと言います。要するにOPを保有していることでできることであり、このようなガバナンスに参加しているアドレスを対象としています。
※デリゲートはoptimismの公式サイトから可能
また3月以降でL2の取引手数料が6.10ドル(1000円以上)かかったアドレスということで、イーサリアムのL1からL2に仮想通貨をブリッジし、そこで取引し、その手数料のことを言います。もともとL2の手数料は安いので、数回取引したくらいでは6.1ドルにはならないと思いますが、その辺も配布の対象となっています。
以上のツイートにあるように。
ハンター(エアドロップ目的で仮想通貨を入手し、すぐに売る人。短期の利益目的)を排除しつつ、OPを保有して運営のプロジェクトのコミュニティにいる人を優先して配布している形で、非常に合理的といえます。
今回の配布料は初期供給量の0.2%しかなかった。
オプティミズムは、初期トークン総供給量の 19% をエアドロップを通じてコミュニティに配布することを約束しました。Airdrop #1 は、最初の総トークン供給量の 5% を配布しました。このエアドロップ #2 は、サイズが約 1/20 であり、初期供給全体の約 0.27%、つまりエアドロップ割り当て全体の 1.44% を分配します。最初の総トークン供給量の 13.73% は、将来のエアドロップ用に残っています。
今回のエアドロップは初期供給量、つまりユーザーに配布するOPの中ではわずか0.27%(30億円)しかありませんでした。
第1回エアドロ | 5% |
---|---|
第2回エアドル | 0.27% |
残り | 13.73% |
全体の初期供給は19%であり、表からみるとまだ13.73%ものエアドロップが予定されていることになります。
なので、残りのエアドロップの対象がどのようになるかは非常に気になるとところです。
今回の配布条件のプラスアルファのボーナスについて
アドレスがこれらのボーナス属性の 1 つ以上にヒットした場合、資格のあるベースライン ドロップ量に乗数を受け取ります。
ボーナス属性は次のとおりです。
○実質的にOPを委任した時間で、 272 OP を 200 日以上委任したか、それよりも短い期間でその倍数を委任しました。
○Gas guzzler : 2022 年 5 月 31 日以降、L2 ガスに $20 (約2600円)以上を費やしました。
○一貫した楽観主義者: 2022 年 5 月 31 日から 6 か月間、OP メインネットでアプリケーションを使用しました。※optimismは本来楽観という意味
○アクティブな委任者: スナップショットの日付で 20 OP以上の OP が委任
1 ボーナス カテゴリ = 1.05x。2 カテゴリ = 1.10x。3 カテゴリ = 1.50x。4 カテゴリ = 2.00x
これらの条件の満たした場合で、例えば2つ満たせば1.1倍など条件がついていることになります。
非常に興味深い内容といえます。
私も受け取ることができたOPの第2回エアドロップ
私は上の画像のように、1250ドルのOPを受け取っています。日本円にして16万円くらいです。
今回私の配布額については周り比べて割と多かったみたいです。個人的には急に配布されたようなニュースがあって、その際に少しでももらえたらいいな的な感じではあったんですが。
第一回目のOPのエアドロと合わせると100万円いかないくらいのいい額(1回目のOPが値上がりしていたから)となっています。
OPの配布が少なかった人は〜仮想通貨ナース
他にエアドロをもらっていた人はこんな感じの知り合いもいました。
コメダでエアドロの活動をしている人で、ご飯一回分の金額くらいは回収できたのではないでしょうか。(すいませんw)
OPのエアドロップが少なかった人は、OPを委任していない、もしくはしていても額が少ない。optimismのチェーンでの取引が少ないというのが言えると思います。
今回は1回目と違って、具体的な金額を出す人は少なかったので、そんなに差はでていないのかもしれません。初期供給量の0.27%程度なので
次なるエアドロップについての公式の見解
Optimism は、エアドロップ配布用の初期トークン供給の 19% を約束しています。Airdrop #2 を逃した場合でも、心配はいりません。
複数のエアドロップがあることで、エコシステムでプラスサムの動作をさらに促進するために、この進化し続けるメカニズムを実験および反復することができます。参加は今からでも遅くありません!
このように今回のエアドロップを逃した人でも次のチャンスがあると公式自体が発言をしてくれています。
残りのエアドロップを受け取る条件とはどんなもの?
残りのエアドロップを受け取る条件がどのようなものになるかはまだ明らかにされていません。
普通はエアドロップで配布したあとに条件を出すのが普通です。
それではその条件について以下のとおり予想を書いてみたいと思います。
○OPのデリゲートの量
○取引手数料(各プロジェクトごとにも)
○保有のOPトークン
○OPに関するクエスト(GalxeでOPのNFTをゲットするクエストが行われていた。現在は終了)
今の所考えられるのは、今後はより広範囲のエアドロになるとは思いますが、取引に関しては主要な取引プロジェクト(optimismが取引できるところ)からの配布などもあるのかもしれません。
またOPのクエストについては、今回対象にならなかったので、【何の意味があったの?】という声も聞かれていました。これについてはもしかしたら次のエアドロップの対象にならないとも言えません。
optimismの取引ができるサイトについて
optimismについて、エアドロップが取引の条件となるのは、おそらく今後もあるのではないかと感じています。
以下にもずくさんがoptimismで取引できるサイトをまとめてくれていますので、ご紹介しておきます。
もずくさんの主要なDappのランキングとかも見てみたいですね!
OPのエアドロップに関しても以前から情報を配信していました。
第1回目も同様に、optimism(OP)に関しては『連載記事(月額2300円)』情報を配信してきており、購読者さんでもエアドロップを私と同様に1回目、2回目と受け取っている人もいます。
またエアドロップの受け取りの取引が難しいという方でも、OPが上場してから値下がりから仕込んでいる方もいらっしゃってその投資方法は様々です。