5月28日に現在、仮想通貨ビットコインは100万円に近い価格水準を維持しています。
先週はビットコインの初期のアドレスからビットコインが送金されたため、売りの圧力を危惧してからの売りと、ビットコインのマイニングの難易度が上がったためのマイナーの売り。
その2点の影響から価格を少し下げましたが、依然として100万円に近い水準となっており、ビットコインはコロナショックでの金融市場での1番の価格上昇率として影響を依然として見せています。
また世界最大の取引所であるバイナンスのCZが、「仮想通貨市場はまだ早い時期にある。あなたがトレーダーでなければ、今後のデジタル通貨の可能性からホールドを選択肢として考えた方がよい」と注目の発言をしました。
この記事の目次
ビットコインが再度100万円を突破。半減期後に大きな価格上昇
記事内の引用については私が連載している「仮想通貨実践投資(有料版)」から一部抜粋して使用しています。
*2020年5月28日時点でビットコインの価格は99万円
ビットコインは先週の100万円前半の価格から24日に下落となり、95万円付近の価格で推移をしています。*そしてその後99万円
現在の価格は92万円に引いた赤の水平ラインの水準の価格帯となっています。(ラインですが、一定幅のゾーンと考えてください)
このラインは5月の初旬中旬、そして下旬の現在と3回目の下落でのタッチとなっています。
これまで二回反発して上昇していますが、今後どうなるか注目されるという感じです。
このへんの状況からもビットコインが安全資産として注目をより集めつつあると感じています。
ビットコイン日足チャート
昨年からの価格と通してみるとあまり方向感が掴めませんが、コロナショックの50万円の水準を例外的に考えるとだいたい70万円から110万円の間で価格が行き来しているレンジ相場となっています。
ビットコインを定期的に毎月買っている読者の方も多いですが、一つのポイントとしてこのような安値を引いたラインまで下がった場合を一つの買いポイントとして考えると効率よく投資ができると考えています。
*ある程度のレンジ相場なので、おなじ水準で買ってしまう場合が多くありますが、平均的にみると取得単価、つまり買う値段は安く買えていることになります。
その水準とビットコインの恐怖指数を合わせて投資をすることでさらに買いのポイントの精度を合わせることができると思います。
*恐怖指数の見方とタイミングはメルマガの読者専用の未公開コンテンツで記載
今回のある程度大きな下落の要因となっているのがマイニングの難易度の上昇と言われています。
5月12日に行われたビットコインの半減期よりマイニングする人の報酬が半分になりました。
このことからマイニングの採算が合わずビットコインを売っている人たちの売り圧力という見方があります。
*あともう一つはビットコインの初期のアドレスで、ビットコインの開発者であるナカモトサトシのものではないか言われているアドレスから大きな額のビットコインが移動したため、大きな売りがあるのではないかという警戒からの売り圧力の可能性も言われています。
ビットコインの難易度調整だけど、ビットコインの半減期を迎えるために、新しいマイナーもでてくるので、マイナーによる価格の下げは限定的だと考えている。
【イーサリアムを預けて報酬を得るPOS】
イーサリアムが今年アップデートされる予定となっていますが、アップデートをするとPOSという仕組みを取り入れられるようになり、イーサリアムを取引所に置いておくだけで金利が受け取れる仕組みとなる予定です。
この際は取引所が顧客のイーサリアムを運用してその分の金利を自身と顧客に分けて配布することになります。
国内ではPOSでの金利報酬はすでにコインチェックで仮想通貨リスクを使って毎週水曜日に金利が配布されています。
運用してくれる人をバリデーターと言っていますが、最近のニュースではバリデーターに関して
「バリデータとなるには、「32ETH)」をプラットフォームに預ける必要があり、報酬としてネットワーク防御に使用されたETHの量に応じて、年間2~18%が見積もられる。執筆時の価格(1ETH=22,000円)で、デポジット価格32ETHは約70万円に相当する。」
と最大年利18%もの運用ができるようになっているということです。
イーサリアムに関しては、運用してくれる人と金利を配分することを考えて最初はよくて10%弱の金利くらいの金利がもらえるのではないかと考えています。
ですが、その後もらえる金利は相場の状況から下がっていくかもしれません。
国内では多くの人がイーサリアムを預けていると思いますが、国内の取引所では真っ先にイーサリアムの運用をはじめるのではないかと予想されます。
しかしながら金利はやはり向こうの取り分で結構持っていくのかもしれません。
コインチェックのリスクの例を考えてみてもバイナンスなどの海外の取引所の方が顧客への金利配分が多い傾向にあるからです。
*ただ国内取引所は金融庁の監視下にあるため、万が一の場合にもこれまでは全額顧客の資産は保全されています。
いずれにしてもイーサリアムを買って預けて金利が受け取れるといことは価格が安定することを意味します。
そのため少なくともイーサリアム2.0前にイーサリアムを仕込んでおいた方がいいと個人的に考えています。
イーサリアム2.0についてはこちら
このサイトの仮想通貨ランキングでも第一位としているわよ。ビットコインは資産価値、希少性という立場だけど、イーサリアムは実用性、社会基盤というフレーズがぴったりだわ。
【ビットコインのマイニングの難易度からみる買いのポイントとは?】
ビットコインのマイニングの難易度からビットコインの買うポイントを探す検証方法があります。
ビットコインの難易度の平均線をリボン状にした難易度リボンそのリボンのチャートが上の画像になります。
ビットコインの難易度とその平均線(リボン)がチャートに表示されています。
ビットコインの難易度リボンの公式サイト
https://charts.woobull.com/bitcoin-difficulty-ribbon/
ここからの検証の方法ですが、willyさんという方がそれについてこのように説明しています。
「ビットコイン難易度リボンのご紹介。リボンが圧縮されるか、ネガが反転するとき、これらはビットコインを買い入れてビットコインに触れる最高のタイミングです。リボンは、マイニングの難易度の単純な移動平均で構成されているため、難易度の変化率を簡単に確認できます。」
つまりリボンについて
·リボンの幅が狭くなる
·リボンが反転する
場合のその買いポイントとしてこれまで検証ができたということです。
仮想通貨市場は今後さらに飛躍する可能性〜バイナンスCEO、ロバートキヨサキ氏
Everyone I have met that got into #crypto, thinks they got in too late, no exceptions, myself included, until 5 years later.
I expect the same will be true in 2025. We are still early in the game.
Not financial advice. And don’t trade if you are not a trader. #hodl.
— CZ Binance 🔶🔶🔶 (@cz_binance) May 24, 2020
私はこれまで仮想通貨に魅了された人をたくさんみてきました。そして彼らは仮想通貨に参入したのはすでに遅かったとも言っており、それは私も感じていました。
しかしながら、私が2025年までにまた同じ市場の高まりが出てくるのではないかと期待しています。
仮想通貨市場はまだこれからなのです。
これは金融的なアドバイスではありません。そしてあなたがトレーダーではないであれば、トレードせずにしっかりと仮想通貨を保有してみてはどうでしょうか。
このように世界最大の仮想通貨取引所のCEOのCZが発言し、大きな注目を集めました。。
でも彼の発言をそうさせたのはコロナウイルス での相場からのビットコインの影響力に他ならないわ。
ロバートキヨサキ氏の最新のビットコインについての発言
Rich Dad is now talking about #bitcoin. https://t.co/EJmGI8b5s9
— CZ Binance 🔶🔶🔶 (@cz_binance) May 25, 2020
CZ「ロバートキヨサキ氏はビットコインの話している」
MALL of AMERICA in Minnesota announced it will miss 2nd payment on its $1.4 billion mortgage. An intelligent question is “Who is not getting paid?” Dominos starting to fall. IMF says debt will rise from $6 trillion to $66 trillion by end of 2020. Buy Gold Silver & Bitcoin.
— therealkiyosaki (@theRealKiyosaki) May 24, 2020
ミネソタ州のショッピングセンター(モールオブアメリカ)は、14億ドルの住宅ローンの2回目の支払いを逃すと発表しました。
知的な質問として、「誰が支払われないのか」です。
このことから経済のドミノが落ち始めています。
IMFは、負債は2020年末までに6兆ドルから66兆ドルに増加すると述べています。
ゴールドシルバーとビットコインに注目が集まっています。
このようにロバートキヨサキ氏は、実際のアメリカ経済のことを例に今後アメリカの負債が大きく増加し、ドルについての価値の下落について危惧するツイートをしています。
まとめ
以上現在のビットコインの状況についてまとめました。
コロナウイルス の影響から非常に大きく注目されたビットコイン。
ビットコインを考える上で重要なのは、法定通貨にはない、発行枚数が決まっている希少性と検疫耐性(政府の監視下にない)ということです。
次世代のデジタルゴールドと言われるビットコインに今後も目が離せない状況と言えます。