2022年はバブルが弾け、仮想通貨(暗号資産・クリプト)相場が大きく下落するなど激動の年とも言えました。
多くのブリッジサイトのハッキングやレンディング企業の破綻、そして中央集権的な仮想通貨取引所FTXの衝撃の破綻など。
仮想通貨相場が上下する中で多くの人はどのように投資をし、資産を守ったのか。または失敗した経験からどのようなことを学んだのか。
コインゲッコーのアンケートからその内容をご紹介していきます。
(一部コインゲッコーのアンケート以外からもツイッターからご紹介しています。)
2022年の仮想通貨相場で一番学んだこととは?
国内のコメント
大晦日、今年最後のステップン。
2022年は、人生で1番歩いた1年になりました
投資的には失敗でしたが、健康的には大成功
相場が大きく下がると短期的に値上がりする通貨に飛び乗り安いという傾向があるような気がします。
今年学んだこと
1.大きすぎても死ぬ(助けることは無理)
2.金利のソースが明らかになってない場合あなたが養分
3財務やばいっていう噂は信じて自らを守れ
4カルト的な人気者は詐欺師&Forbesとかで権威付け注意
5.クロスチェーンブリッジは危険
6.仮想通貨はまだマクロ経済配下
今年学んだこと機会編
1.仮想通貨は見えないところで広がる。Redditの人めちゃクリプト嫌いだけど、NFT持ってる笑
2.イーサネットL2が着実に広がってる(Arb(アービトラム)/Opt(オプティミズム)はTVLTop10)
3.サイクル理論(価格の上下のサイクル)は今回も適用されてるように見える
4.人々(レンディング企業の倒産やFTXの破綻)は失敗したけどDeFi(分散型金融)は失敗してない。
5.FTXもLunaも歴史を繰り返しただけ笑
2022年の仮想通貨市場の失敗の全体像を説明しています。
・DeFiではなく、人が失敗している
・イーサリアムL2が着実に成長している
・外部要素での権威付けに注意etc…
– Veトークンなどのロックによる価値はない。ロックしたトークンは利回りによる収益を上回る損失となります。
– (企業規模が)大きすぎて失敗するということはない。3AC、FTX、Lunaで大きな会社が救済に来てくれるだろうという期待は破られ倒産することになったー
ー仮想通貨を預けているトレジャリーに疑問を持つ。プロトコルにとってトレジャリーは生命線ですが、お金がない=プロトコルではない。3ACはいくつかの秘密裏に管理していたトレジャリーがあり、悪いトレジャリー管理によってプロジェクトは台無しになる
– プロトコルはベアマーケットを想定して構築されているか
– 権力は腐敗する傾向があるし、絶対的な権力こそ絶対に腐敗する
– クロスチェーンブリッジは危険。Vitalikはクロスチェーンブリッジのセキュリティ問題について警告しており、そのリスクを追加で負うことに留意が必要
– 利回りの情報源を知らないのなら、あなたがその原資です。ポンジスキームは新規参入者からの資金によって成り立っている
– 歴史は繰り返さないが、しばしば同じ轍を踏む。Mt. Gox → FTX • Bitconnect → Terra Luna 人間の性質を変えるのは難しい。次の世代に警告していきたい。
– 今年の最大のFTXの失敗は、人間の失敗でありDeFiの失敗ではない。CeFi企業が支払不能になったとき、DeFiローンは彼らが最初に返済したものでした。人間の代わりにコードを信頼する。
– ハードウェアウォレットに保管してオフラインすること以外、あなたのトークンではない。
「クリプト界隈は、Web3のユートピア的な理想である分散化に真っ向から反対しているにもかかわらず、創業者を偽りの偶像に仕立て上げる方法が用いられる」
海外のコメント(コインゲッコーのアンケートより)
FTX破綻でも「ブロックチェーンが失敗したわけではない」=パンテラCEO
今年仮想通貨で学んだ最大の教訓は、質問することを恐れてはならないということです。暗号の世界では、常に何か新しいことを学ぶ必要があります。それは決して止まることはありません。それは良いことです。質問をしていないのに、どうして成長を期待できるでしょうか?
私もコミュニティーの方にもよく質問をしていました。信頼ができる人を見つけるというのも重要だと感じています。
今年私が仮想通貨で学んだ最大の教訓は、辛抱強く、興奮しすぎないことが重要だということです。
その瞬間の誇大宣伝と興奮に巻き込まれるのは簡単ですが、私たちがここにいる目的を思い出すことは重要です.私たちはより良い世界を作ろうとしていますが、それには時間がかかります。
今年私が仮想通貨で学んだ最大の教訓は、市場は変動する可能性があるが、予測不可能ではないということです。
2022年の下落相場でどのように資産を守るか、ステーブルコインに退避させる人たちが多くみられました。
仮想通貨コミュニティは信じられないほど協力的で、喧噪の中で迷子になりやすいことを学びました。あなたができる最善のことは、あなたが人生で行きたい場所にいる人々のグループを見つけて、彼らに従うことです。
ともに良い情報交換ができるコミュニティーを見つけるのは大切だと感じています。
ポンピング暗号(値上がり通貨)を見つけることが困難だったので、今年は利益を得るために堅実なステーブルコインUSDTを保管していたのは正しかった。
価格に一喜一憂しない、下落相場ではステーブルコインに退避させるといった傾向が2022年に見られています。
いわゆる暗号インフルエンサーや専門家を信用しないでください。特に規制された取引所(FTXのように)の背後にあるもの
ツイッター上などので影響力がある人たちの発言は常に正しいわけでは有りません。
資産を取引所のウォレットから遠ざけてください。「あなたの鍵ではなく、あなたの暗号ではありません」
FTXの破綻から多くの投資家が被害を受けました。彼が自分の資産を個人のウォレットで保管していたらそれは防げたと思います。個人用のウォレットの秘密鍵の保管にしてもリスクがあり、それを学びしっかり資産を守ることが重要だと思います。
私たちは弱気相場にあり、すぐに解決することはできません。
失う余裕のあるものに投資し、誇大宣伝の列車に飛び乗らないでください
暗号通貨を貸さない(レンディング)
今年私が仮想通貨で学んだ最大の教訓は、長期的に目を光らせなければならないということです。
目の前の価格ではなく、プロジェクトの進行や時代の流れを把握することはとても重要ですね。
まとめ
以上2022年に学んだことをご紹介しました。
上昇相場で大きく市場が盛り上がった昨年と比べて2022年は下落相場となり多くの人が同じように利益を出そうとあせったところも多かったのではないでしょうか。それが個人投資家を大きく巻き込んだハッキング被害やレンディング企業の倒産などで更に被害が拡大したのかもしれません。
またFTXなどの中央集権的な仮想通貨取引所の顧客資産を使用した無理をした取引など、昨年の相場と環境が変わったところから、無理に利益を継続してを出すようなところもあったのではと感じています。
2022年のでき事のまとめは以下の記事でもご紹介しています。