VR、NFTアーティストのせきぐちあいみさんの作品「Ever Changing Phoenix」がNFTマーケットプレイスのオープンシー(Open sea)で6月8日リリースされ、6月11日に約290万円(11.57ETH)で落札されました。
落札した人は大冨智弘さんという方で、起業家、投資家、馬主など様々な顔を持つ人です。
今回の作品である、「Ever Changing Phoenix(変わり続ける鳳凰)」は2千年間保存でき、そのタイトルの通り色が変わり続けるVR鳳凰像アートです。
せきぐちあいみさん自身が動画で鳳凰を直接描いている動画を公開など、とても斬新で非常に魅力的な作品ではないでしょうか。
この記事の目次
せきぐちあいみさんの「Ever Changing Phoenix」が約290万円で落札
VRアーティストのせきぐちあいみさんの作品、「Ever Changing Phoenix」が大手NFTマーケットのオープンシーで6月11日に販売されました。
*上の画像はオープンシーでの作品画像
リリース日 | 6月8日 |
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落札日 | 6月11日 |
落札額 | 約290万円(11.57ETH) |
今回落札されたEver Changing Phoenixは以下のような説明があります。
1/1VR空間での3Dペインティングにて制作しています。このNFTアートは独自コントラクトで発行し、IPFS上で管理されています。ネットワーク上に宿り、存在し続けます。全ては変化し続ける。人間は生き残るために現状維持バイアスというのが備わっているのですが、今を生きるには逆に積極的に変わり続ける事が重要になりました。そんなメッセージを、押しつけるでもなくそこに佇み感じさせてくれる存在を描きました。こちらは日本初のNFTアート展示会「CryptArtFes」に特別展示していた作品です。(2021/4/10-18)限定数1/1
*IPFS・・・P2Pネットワーク上で動作する分散型のハイパーメディアプロトコル
このように今回鳳凰の色が変わり続ける作品については、人間として生きていくうえで変化に対応するという重要なメッセージが込められているようです。
オープンシーでは誰もがこのオークションに参加する事が可能で、メタマスクウォレットとオープンシーを接続し、入札することができます。
実際にせきぐちあいみさんが直接鳳凰のアートを描いているところは非常に芸術性があって個人的に好きな動画です。
また実際のフェニックスの作品は以下のページから詳細に購入することができます。
→「Ever Changing Phoenix」*作品の拡大や縮小が可能
またオープンシーの作品ページでは実際に作品が誰に落札されたのかもみることが可能です。
実際に落札額やその時間など詳細は情報が誰でも見ることができるのは、やはりブロックチェーンをつかったNFTの特徴の一つです。
落札者は大冨智弘さん
今回せきぐちあいみさんの作品を落札したのは、大冨智弘さん。
世界的VRアーティストのせきぐち あいみさんNFTアート「Ever Changing Phoenix」を落札しました
2千年間保存、色が変わり続けるVR鳳凰像アートです。昨日参加させてもらった#NFTtokyoで一目惚して買いました!
NFTtokyoは、先日開催された日本最大級のNFTのカンファレンスになります。
NFTtokyo では非公式アフターパーティwをスポンサードさせてもらったのですが、若い人がどんどん参入してて昔のソシャゲのような勢いを感じました!さらに盛り上がれば良いなぁ
また大冨智弘さんは現在株式会社ティルス代表取締役社長を務めており、投資家、起業家、馬主などの多方面での顔も持たれている方です。
モバイル業界には定期的に大きなブームが起こります。
そのブームに乗り他企業との競争に勝ち残れたならば、会社は大きく育ちます。ティルスはブームに乗り競争を勝ち残ることに挑戦する企業です。
現在のティルスは助走期間。インブルー時代の経験を活かして効率良く成長し、ブームに乗る力を着々と蓄えています。
走り始めたティルスには、あなたの情熱と力が必要です。ーtyrus公式サイト
こちらは大冨智弘さんのツイッターページですが、ほとんどが馬の投稿となっています。
馬主としてかなり力を入れているのが感じられます。
大冨智弘さんは他にどんなものを買っているのか。
今回落札した大冨智弘さんは他にどんなNFTを買っているのか非常に気になっていました。
その情報もオープンシーで落札者である大冨智弘さんのアカウントを確認するとわかります。
彼が購入したものについて確認すると「イーサエモン」「god Unchained」を確認することができます。
なんと分散型取引所(ユニスワップV3)でのLPを発見
ここでウォレットを確認したところ、分散型取引所ユニスワップでのLPを発見しました。
LPは、通貨ペアを分散型取引所に預けることで金利をもらえる仕組みとなっています。
USDC/WETHという通貨ペアについて流動性を追加しているようです。
このことから、NFTの購入だけではく、仮想通貨の運用についてある程度知識があるのがわかります。
大冨さんも行っているユニスワップでのLPについての詳細はこちら
今回の「Ever Changing Phoenix」について思うこと
今回せきぐちあいみさんの作品「Ever Changing Phoenix」を落札した大冨さん。
投資家である大冨智弘さんが落札したものだけに、その価値の将来性を感じているのはたしかです。
今回のこの作品についての価値について思うことは
○VRアートの分野は今後更に加速する。その中でも初期からのアーティストとしてのせきぐちあいみさんの今後が期待される。
○有名なアーティストの初期作品は注目されることが多い
○「Ever Changing Phoenix」が将来的に価値がついて値上がりした場合、大冨智弘さんは他の人に売却も可能。
以上のように今回の作品価値については、作品自体という以上に、今後VRの普及によるせきぐちあいみさんの活躍による影響が大きいのではないでしょうか。
おそらく大冨さんはこの辺のことを総合的に判断して購入を行ったのではと個人的に考えています。(*私のただの推測)
もし今年3月に今回の作品が販売されていたとすると、もっと価値がついていた可能性が
また、今回11.57ETH(約290万円)という金額で落札されましたが、今年3月にはNFTが1300万円(当時の価値)で落札されるということがありました。
世界的VRアーティストであるせきぐちあいみさんのVRアート作品「Alternate dimension 幻想絢爛」が3月25日、NFT(代替不可能なトークン)オークションサービスのOpenSeaで約1300万円の値を付け、落札された-ITMEDIA
この時期は仮想通貨市場全体が値上がりを続けていた時期となっており、もし今回の作品が今年3月に出品されたとした場合、更に高値で落札された可能性があります。
とはいっても、もしその可能性があるのであれば、今回落札した大冨智弘さんは今後さらにNFTブームが加速した場合、その作品を更に高値で売ることもできるときがやってくるのではないでしょうか。(彼がその時に売るかは不明)