ビットコイン(bitcoin)などの仮想通貨をFXトレードのように、運用ができるレバレッジという取引方法があります。
レバレッジの大きさは取引所によって違っており、株で言えば信用取引などと言っています。
レバレッジを取引では、小さな資金で大きな資金を運用できるメリットがあり、効率的な運用ができます。
しかし、逆に損失も大きくなる可能性があるので、レバレッジをかける時はそれを考慮したリスク管理をする必要があります。
現在国内仮想通貨取引所ではレバレッジは4倍、海外仮想通貨取引所では50〜500倍など大きなレバレッジをかけることができます。
国内では2020年7月時点でレバレッジ4倍となっており、年々レバレッジの倍率は縮小傾向にあります。
この記事の目次
仮想通貨取引におけるレバレッジとは?
レバレッジとは通常『てこの原理』と言われ、小さな力で大きなものを動かすことができる仕組みです。
少ない資金で、それよりも大きな資金で運用できるのが特徴ですが、通常の取引(レバレッジ1倍)の時とは、リスク管理がシビアになりますし、その点はしっかりと頭に入れた運用が必要になります。
レバレッジを使った取引では、リスク管理をしっかりする必要があります。逆に言うとリスク管理についてのスキルが効率よく身につけられることにもなりますし、そのスキルはどのような投資にも活かすことができます。
レバレッジの特徴
レバレッジ10倍であれば、資金の10倍の金額を動かすことができます。 またレバレッジに特徴なのが、証拠金というものを口座に預けるということになります。
この資金が減って証拠金を割り込むと通常、資金が減っている警告のような状態になり、例えばFXでは『追証(おいしょう)』と言って、証拠金が減った分充当しなくては、新しいポジションを持てないことになります。
例えば口座資金が100000円で証拠金が10000円だとした時に、もし口座資金が減って8000円になったら、追証で2000円追加入金をする必要があります。
追証が必要であるかないかは各取引所によって変わってきます。
それでは実際の資金を使ってレバレッジの考え方を学んでいきましょう
レバレッジを使った具体的な計算方法
まず、「口座資金:10万円」「レバレッジ5倍」「1BTC=6万円」とします。 *BTCはビットコインの1枚の単位です。
レバレッジ5倍なので、10万円*5=50万円分の通貨を買うことができます。
50万円のBTCは約8BTC買うことができます。(50万/6万円=8BTC)
証拠金は取引所によって変わりますが、国内の一部の取引所では、証拠金は約0.01BTCとなっています。
よって 証拠金=0.01*8BTC=4800円 となります。
レバレッジを使う場合はリスク管理をしっかり考えておく。
10万円の口座資金で50万円分のビットコイン8BTCを買いました。
8BTCというのは、ビットコインの値の大きさが通常の売買(1BTC)に比べて8倍になるということになります。
1BTC=6万円の時に、1ヶ月後に6万2000円になったとします。
そうすると利益は(6万2000円ー6万円)*8=16000円となります。 口座資金は11万6000円になりました。 レバレッジが8倍なので、このように損益が8倍になります。
また値動きが大きい通貨になると、レバレッジは大きくかけれません。一気に口座資金が変動するから、リスキーなトレードになるためです。
1回のトレードの損失を限定する。
6万円でビットコインを買った時に(1BTC=60000円)50000円まで値が下がったら損切り(決済)をする。
このような行為を『損切り』と言います。
どうしてこのようにあらかじめ金額を決めて損切りをするかというと、損切りを決めてお金と一度口座資金がマイナスになった場合に、「また上がるから持っておこう」という気持ちが働くからです。
そうするとどんどん損失が膨らんだ時に損切りすることができなくなり、どんどん口座資金が減っていきます。
なので、どこまで値が下がったら損切りするのかを頭に入れてトレードをする必要があります。
損切りの位置は基本的に代表的な下値の位置
こちらの画像は、ビットコインの値動きの画像です。この場合に『損切り』の目安となる部分が、赤のラインで示したところになります。
こちらで損切りするのは、以前の安値が意識されるからです。
以前通貨を買った人は、いずれ売ることになります。
そうすると値段はどんどん下がります。
そこでどこまで下がるのかというと、意識されるのが、『直近の安値』が意識されます。 このラインで上に上がるか、下に下がるか投資家が意識をします。
なので、このラインで損切りを考えておけば、可能性的にこのラインより上に価格が上昇することになります。
レバレッジで効率的に資金を増やすコツ
レバレッジで効率的に資金を増やすことについては、エントリー箇所が少しシビアになってくると思います。
通常買われた通貨は上昇しますが、買った人は利益確定のためいずれ売ります。
相場が過熱して上昇が大きければ大きいほど、価格が大きく上昇するので、そこで多くの人が通貨を一斉に売ると下がるスピードはとても早くあっという間に下落します。
そして、価格が下がっていきますが、いつまでも下がるわけではなく、そこで売っていた人が買い戻す動きがあり、また価格が上昇していきます。
その、『押し目』を狙うことが損失が少なくて済む方法なのです。
ある程度ゆったりトレードする人(レバレッジをかけない人)は、いずれ通貨は上がると感じて買うので、エントリータイミングは重要ではありますが、そんなにシビアにならなくて大丈夫だと思います。
しかレバレッジをかけてトレードする人は、リスク管理がシビアなるため、しっかりと『押し目』(下げ止まり)を確認してから買いを入れます。
そうすることで、下落する幅が少なくて上昇の利益になることができ、何倍もの利益を得ることができます。
ですが、全てが上手くいくわけではなく、回数的には損切りが多くなる場合もありますが、上手く利益に乗れば一回の利益が損失の何倍も大きくなるため、それまでの負けを十分に取り戻することができます。
このようにレバレッジをかけてトレードする場合は、トレードのスキルがある程度必要になってきます。
👉しっかりと価格の反転を待って「買い」や「売り」の注文を入れる。
👉下落相場は「売り」から入り効率的に利益を狙う。
👉損切りは「資金の◯%減ったら行う」などあらかじめルールを決めておく
レバレッジで運用ができる取引所について
レバレッジができるオススメの取引所については以下の記事をご覧ください。
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