仮想通貨市場でも時価総額が第2位のイーサリアム(Ethereum 通貨単位ETH)。
イーサリアムは2020年に大型アップデートのイーサリアム2.0が控えており、ネットワークの参加企業の増加、そして処理能力の向上と非常に大きな期待を集めている状況です。
イーサリアムはただの通貨ではなくプログラムとしてのインフラの機能があり、イーサリアムを使ったシステム開発やネットワークに参加するなど需要があります。
またアップデートにはステーキング(Staking)に対応予定となっており、イーサリアムを取引所に預けるだけで金利が受け取れる仕組みは、調査段階でも7割近いの人が預けたいと言った回答をしている状況です。
この記事の目次
イーサリアムのネットワークに参加する企業
ブロックチェーンノードの運用サービスを提供する企業Bison Trailsがイーサリアム2.0への参加サポートを行う一連の製品を提供すると発表。
イーサリアムがプルーフ・オブ・ステーク(PoS)アルゴリズムを採用した2.0に移行した暁には、この製品は第一段階の「ビーコンチェーン」と相互作用し、ネットワーク参加者がバリデータを追加して各自のインフラを自動的にスケーリングできるようにするという。ーコインポスト
イーサリアムのネットワーク参加することについて少し解説をしていきます。
イーサリアムのステーキングについて
ステーキングとは、POS(プルーフオブステーク)の略となっており、POSの仕組みがある仮想通貨は取引所にコインを置いておくだけで金利が受け取れる仕組みとなっています。
これはPOSが通貨を保有している人がネットワークに貢献しているからこそ報酬を与えるという考えになります。
このステーキングで金利を得るにはネットワークに参加する必要がありますが、取引所に預けている人に代行して金利を受け取る仕組みとなっているのがネットワークに参加する企業となっています。
ステーキングで金利を得た企業は手数料を受け取った上で、金利報酬を通貨保有者に配布をしています。
イーサリアムのステーキングの金利はどれくらいになるのか?
上の画像はイーサリアムをステーキングした場合に受け取れる金を示した表となってます。*画像参照→コインポスト
一番左が年になっています。
1年から5年イーサリアムを運用した場合にどうなるかが記載されています。
・0年→イーサリアムを32ETH(約72万円)預ける
・1年→イーサリアムが36.5ETH(約94万円)に増加
・5年→イーサリアムが63ETH(約140万円)に増加
このようにイーサリアムを試算上では5年間運用すると約2倍(100%)の利益になることが調査上わかっています。
イーサリアム保有者287人を対象に行われた今回のオンライン調査では、全体の内、65.9%が「ステーキングを予定している」と回答。14.6%は「まだ分からない」とし、2.8%が「ステーキングは行わない」とした。
またイーサリアムのステーキングに関する調査ではステーキングを考えている人は7割近いことがわかっています。
イーサリアムのステーキングが売り圧力を減らす
イーサリアムをステーキングする人が増えるということは
イーサリアムを保有して預ける→イーサリアムの価格が下がりにくくなる
ということがあります。
イーサリアム自体がプログラムとして多くの人に利用され、そしてステーキングされることはこれまでにない期待感が持たれているのではないでしょうか。
そしてステーキングをされればされるほど価格の上昇に伴い、価格の安定もしやすいことになります。
イーサリアム2.0に集まる大きな期待
イーサリアムはすでに述べましたが、時価総額2位で、ビットコインの次に取引されている仮想通貨です。
イーサリアムがステーキング対応し、そして保有している人が今以上にメリットを受けられる仕組みになることは、大きなファンダメンタルの一つと言えます。
イーサリアム2.0のリリースは2020年内と言われていますが、公式的な発表が注目されます。