大手国内取引所である「ビットフライヤー」の高機能チャートシステムである「ビットフライヤーライトニング(bitflyer Lightning)」の使い方(やり方)について売買方法・手数料も含めてご紹介します。
ビットフライヤーライトニングはビットフライヤーのチャートソフトであり、通常の売買のほか、ビットコインFX(BTC-FX)と言ってレバレッジをかけた取引を行うことができるのが特徴です。
ビットフライヤーの通常の取引においても、チャートをもう少し詳しく分析したい人もチャート見ること専用でビットフライヤーライトニングを使われる人も多いです。
この記事の目次
ビットフライヤーライトニングの特徴について
ビットフライヤーライトニングはビットフライヤーのチャートソフトになり、通常の現物取引に加えてビットコインFXもできるのが特徴です。
- 現物取引はビットコインとイーサリアムの取引が可能
- レバレッジを使ったビットコインFXトレードができる。
- チャートでインジケーターが使える。
以上が特徴となります。
ライトニングを使う人は通常、ビットコインFXをする人や詳しいビットコインチャートを見るという人が多いと思います。
ビットコインとイーサリアムの取引が可能
ビットフライヤーライトニングの画面です。 画面上に
- BTC/JPY・・・ビットコインと日本円の取引
- BTC-FX/JPY・・・ビットコインFX
- ETH/BTC・・・ビットコインとイーサリアムの取引
で各取引を選択することができます。
ビットコインとイーサリアムの取引については取引板での取引になるので、通常のアルトコイン販売所より価格は安くイーサリアムを買うことができるのも特徴です。
レバレッジを使ったビットコインFXができる
レバレッジを使ったビットコインFXは、トレードに必要な一部の資金を借りてきてトレードすることができます。
例えばレバレッジ10倍であれば、持っているお金10万円とすると100万円の取引をすることができるのが特徴です。 つまりこのようなレバレッジを使った取引において価格が上下した時は
- 収益・・・通常の掛け金*レバレッジ(2倍など)
- 損失・・・通常の掛け金*レバレッジ
という特徴があります。
つまり10万円の資金でレバレッジ10倍の取引をした時に、ビットコインが80万円から81万円でプラス1万円の利益が出れば、利益1万円*レバレッジ10倍=10万円が収益となります。(トータルで資産20万円に)
これがレバレッジを使った取引になります。
またビットコインFXを行う時はあらかじめ現物取引の口座から証拠金の口座へ資金を移す必要があります。(手続きはすぐ終わります。)
ビットフライヤーライトニングの画面の特徴について
ビットフライヤーのサイトのメニュー「bitFlyer Ligthtning」よりライトニングの画面へ進めます。*画像をクリックすると拡大します。
ビットフライヤーライトニングの画面になります。 画像に機能の名称を書いています。
ビットフライヤーライトニングのメニューについて
左上のタブをクリックすると上の画像のようにメニューが表示されます。
損益履歴
損益履歴はグラフ上で資金の推移がわかるようになっています。 期間は「日」「月」「年」になります。
取引レポートについて
取引レポートでは、「通貨ペア」を選択して、どの取引履歴かを選択してこれまでの取引履歴について見ることができます。
「filer(フィルター)」では
- open order(注文中の取引)
- executed order(取引が完了した取引)
- ALL(すべての取引)
を選択することが可能です。
入出金
メニューの「入出金」では、資産残高をを確認することができます。 また画面右側にはLightning FX つまりビットコインFXの取引状況を確認できます。
また入出金画面下には、ビットコインFXの証拠金状況を見ることができます。
ビットコインFXをする場合にはビットコインFX専用の口座である「証拠金口座」へ資金を移す必要があります。
資金移動自体はすぐ完了します。資金移動が完了した上でレバレッジを使ったビットコインFXで取引することができます。
ビットフライヤーライトニングの用語集
評価損益・・・建玉評価損益+未決済スワップ損益 ー手数料
預入証拠金・・・・お客様が当社の取引口座に預入れている証拠金です。※ ビットコインの預入証拠金は、Lightning 現物(BTC/JPY)の最終取引価格に 80% を乗じた金額に換算されます。
必要証拠金・・・建玉の維持と新規注文に対して必要となる証拠金です。*建玉必要証拠金+注文必要証拠金
評価証拠金・・・・預入証拠金+評価損益
証拠金維持率・・・・必要証拠金に対する評価証拠金の割合です。ロスカットなどの判定基準となる比率です。 *(評価証拠金 ➗必要証拠金)
引出可能金額・・・・引出可能な証拠金の金額です。評価証拠金 必要証拠金預入証拠金の小さい方。ただし他の条件により引出が制限される場合があります。
建玉評価損益・・・・建玉に発生している損益のことです。
未決済スワップ損益・・・建玉のスワップ損益の合計金額のことです。
手数料・・・・取引に係る手数料です。
新規注文・・・・新たに建玉を作成する方の注文です。
返済注文・・・・既存の建玉を返済する方の注文です。
証拠金率・・・・1 ÷ レバレッジ
建玉必要証拠金・・・・・建玉を維持するために必要となる証拠金です。建玉ごとの「約定価格*建玉数量 ×証拠金率」を合計した額です。小数点以下は切上げます。
注文必要証拠金・・・・新規注文に対して必要となる証拠金額注文ごとの「注文価格*注文数量 × 証拠金率」を合計した額です。 小数点以下は切上げます。
建玉保有上限・・・・ 建玉保有上限数量は、各板毎に1,000 BTC-FX, 1,000 BFT(含注文数量)です。
ビットコインを通常通り売買する時には
ビットフライヤーのサイトではビットコイン売買する時のチャートは小さく、普通に売買する場合はいいのですが、細かく値動きを分析をして、よりベストなタイミングで買いたいと考えている人についてはビットフライヤーライトニングの大画面チャートを参考にする人が多い傾向にあります。
ビットフライヤーライトニングでビットコインFXをする流れ
ビットフライヤーライトニングでビットコインFXを行う流れは上のようになります。
ビットコインFXを行うには資産を「証拠金口座」へ移す作業が必要であり、その後レバレッジ倍率を設定して、レバレッジの範囲内でトレードを行うことができます。
ビットコインFXのトレード方法について
ビットコインFXはレバレッジを使ったトレードとなるため、通常の値動きの収益にレバレッジの倍率をかけたものが実際の収益になります。
取引は大きな金額で行えますが、元金が増えたわけではないので、よりシビアなリスク管理が必要になってきます。
例えばビットコインが何かのニュースで大きく暴落をした際に、倍率が大きいと「ロスカット」で一気に強制決済となり資金がなくなるからです。そう言った上でトレードを行う場合には「損切り」をあらかじめ設定した、ここまで価格が下がったら「決済」するなどの処置があらかじめ必要になります。
ビットフライヤーライトニングで買うタイミングを見る
これまで紹介したように、ビットフライヤーライトニングでは通常の売買だけでなく、ビットコインFXも可能になっています。
通常の売買でもビットフライヤーのサイトではチャート画面が小さいので、今のタイミングで買っていけるかという判断を詳細に考えるためには少し見にくくなっています。
通常通りビットコインを買っておいて数年間寝かせるというのではいいかもしれませんが、高騰中に通貨を買ってしまった後に暴落して損失を抱えることも少なくないからです。
そう言った面も含めて「価格が著しく上がりすぎてリスキーな相場になっていないか。」という視点で相場を見るためにもより大きなチャートであるビットフライヤーライトニングを使用するのも一つの選択肢としてもオススメしたいものになります。