よつばホールディングスの仮想通貨(クローバーコインというもの)を買ってしまったけど、返金に応じてくれないと相談される人の話を2016年に聞きていました。
金融庁の業務停止命令を受けたクローバーコインは「詐欺」「怪しい」「危ない(危険)」という声が当時から増えていたのです。
クローバーコインは2018年現在以降どうなったのか?
【2018年12月追記】クローバーコインが業務停止となりました。そしてその後購入者に対して無期限で、解約・返金を行なっている状況です。
ですが事業はまだ進めている状況で、今後の上場後のクローバーコインの価格がどうなるかも気になるところです。
この記事の目次
クローバーコインのマルチ商法
クローバーコインの特徴は以下の通りです。
- 紹介した人がクローバーコインをもらえ、紹介された人が他の人を紹介するとまたその何割かがもらえるという「ネズミ講」のようなシステム。具体的には紹介者の投資金額の60%が配布されると言う高金利のシステム
- クローバーコインを購入するとその2割のリップルがもらえる。
- 日本にビットコインを普及させた中田義弘氏がプロデュース
紹介した人が報酬をもらえるリファーラル制度は、実際に現在では一般的になっています。ですが、クローバーコインの場合は、紹介した知り合いと買い合わせた額の60%ものコインを提供するという、ありえない比率の紹介制度になっています。
そして購入したコインの2割の額のリップルがもらえるということで、実際にそのやりくりをすると会員は集めれますが、いざ上場した場合にクローバーコインに価格がつかないと運営が立ち行かなくなって行く可能性があります。
以上を含めて、最初から無理があった集客方法であり、それが影響して業務停止になったものと思われます。
過剰な勧誘に問題
クローバーコインについては、運営側のよつばホールディングスが積極的にセミナー活動を行なっていました。
1口35,640円でクローバーコインを販売し、その20%のリップルが付与されることと、紹介性で紹介した人の投資金額の60%という報酬の説明があっていました。
①高額な紹介報酬により、代理店が過剰に「絶対儲かる」と言う法に抵触する恐れのある表現で勧誘を実施した。
このことで、あまり内容の知らない人がクローバーコインを購入することになり、金融庁の業務停止命令を受けることになりました。
業務停止をしたクローバーコイン
クローバーコイン業務停止 - 「仮想通貨」のマルチ商法https://t.co/Q5ssXfkkYY
— 共同通信公式 (@kyodo_official) 2017年10月27日
消費者庁は27日、連鎖販売取引(マルチ商法)を展開していた「48ホールディングス」(札幌市)に対し、「仮想通貨『クローバーコイン』を購入すれば値上がりし、もうかる」などと会員がうたって勧誘したのは特定商取引法違反に当たるとして、3カ月間の新規勧誘など一部業務の停止を命令した。
コインは流通しておらず、消費者庁は「仮想通貨に当たるとは現時点で考えていない」と説明している。
消費者庁によると、同社は2015年12月ごろ、コイン販売を開始。勧誘された人がコインを購入すると、その売上金が会員に分配され、知人らを誘って会員を増やせば、報酬や地位が上がる仕組み
クローバーコインが解約・返金手続きを実施。
クローバーコインは業務停止命令を受けたから以上のように購入者に対して解約・返金の手続きを行なっています。
①紹介制での販売のためのセミナー・説明会を実施しない。
②購入者に対して「無期限」で解約・返金を実施。
となっています。
よつばホールディングスから
こんな手紙きた!
新クローバーコイン上場できないから
解約しろ!
みたいな内容。 pic.twitter.com/Blsx2VkHY0— 白桃の香り (@aozoralarala) 2018年6月3日
クローバーコイン🍀ダメかな😱
解約を遠回しに進める書面きたし…— たいろー (@tairaser) 2018年6月4日
クローバーコイン業務停止 https://t.co/epO53mZKKd
— ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2017年10月27日
クローバーコインは現状として、集めた資金を解約ということで返金する方針ではないでしょうか。
クローバーコインは本当に上場するのか?
クローバーコインについては、現在事業を進めていく方針ではあるものの、購入者に対して解約を進めるかの通知を出しているところがあります。
今後可能性の問題ですが、
『解約金額が増えた場合にクローバーコインの事業中止を発表する。(可能性)』
もしくは
『上昇した後の価格の高騰の際に売り抜ける場合こともある。(可能性)』
と言うことが考えられます。
解約を遠回しに進めることで、事業中止の方向で持っていくのではないかと考えることができますが、このまま海外の取引所で上場した場合(国内の取引所ではおそらく不可能)に上場直後の価格の上昇を売り抜ける可能性があるとも考えられます。
類似例としての仮想通貨ミンドルの場合。
松居一代さんがMINDOLでミラクルだそうです!😍
今、NYに飛んでらっしゃいます♡♡松居一代さんブログはこちらからhttps://t.co/U60lJObpLp#MINDOL #ミンドル #仮想通貨 #暗号通貨 #松居一代 pic.twitter.com/vAVl1Nbxdg
— 渡辺ゆうき (@yuuki0611w) 2018年10月1日
仮想通貨ミンドルといえば、芸能人の松居一代さんが自身のアメブロでミンドルに投資をしたことを発表したことで話題となりました。
こちらは2019年1月時点のミンドルの価格ですが、上場後に価格が上昇し、ICO時の価格50円よりも約3倍の143円となっていました。
しかしながら2018年11月はICOで買った価格よりも下落しています。
ICOでは詐欺的な仮想通貨の傾向が強い場合は、上場後の価格の高騰後に価格が下落し、ICOの価格を下回りその後戻ってこない場合が多くあります。
なので、可能性の一つとして、クローバーコインが上場した後も上場直後に売り抜けされる(利益確定)場合があり、価格が下落する可能性も考えられます。
世の中の仮想通貨の90%以上は詐欺という話
現在仮想通貨は90%以上が詐欺だと言われています。 しかし本当に90%以上か誰もリサーチしたわけではないので、はっきりした数値ではないと思います。
ですが、仮想通貨を購入して詐欺の被害にあった人の声が多数上がっているのも事実です。
たくさんの仮想通貨で儲かる仮想通貨がそんなにないから、要するにほとんどが儲からない➡︎90%以上が詐欺ということになっているのではないでしょうか。
仮想通貨の時価総額を基準に堅実投資をするのがオススメ
こちらは仮想通貨の時価総額ランキングです。
みなさんご存知のビットコイン。桁が違うほどの時価総額です。
時価評価額とはつまり、多く取引されている通貨ということです。
世界の基軸通貨であるドルを例にとると、世界で一番取引されている通貨だからこそ、値動きは他の通貨より安定しています。
逆にトルコリラなどは、取引量が少ないので値動きが激しく通貨としては不安定と言えます。
実はリップルの付与の方がおいしい話だった!
知り合いに勧められ、クローバーコインを2016年に購入したものの昨年消費者庁から連鎖販売取引で業務停止命令が。中途解約を申請したら無事返金されました。リップルが値上がりして運営元の48ホールディングスは相当儲かってそう#クローバーコイン #仮想通貨 #XRP #ripple #リップル #ICO #BTC
— 牧野谷 輝(まきのや あきら) (@a_makinoya) 2018年1月9日
よつばホールディングスは、クローバーコインの販売と合わせて、当時価格の安かった仮想通貨のリップルを20%付与すると言うインセンティブをつけていました。
しかしながら上の画像のように、当初のリップルの価格から『2018年1月時点でリップルの価格は660倍もの高騰をしています。』
クローバーコインを買うとリップルがその20%付与されると言うことですが、『よつばホールディングスとリップルは何の関係もありません。』そして残念ながら金融庁との問題があったことからリップルも付与されていないと言う情報がネットに上がっています。
つまり
『買うべきは、クローバーコインではなくてリップルだったのです。』と言うのが私の見解です。
ホリエモンも注目をしていた仮想通貨リップル
そんなことしてる間にリップルとかが普及してくと思う
銀行の他行向け振り込み、午後6時まで延長へ2018年の新システムで – http://t.co/wADPMqvSKb— 堀江貴文(Takafumi Horie) (@takapon_jp) 2014年12月2日
あの堀江貴文氏こと『ホリエモンはなんと2014年からリップルの将来性について発言をしていました。』
この時からリップルに投資をしていれば、わずか20万円の金額でも2018年1月には1億円近く計算になります。
ですが、2018年はリップルはより実用性として銀行間と送金システムの提携を結びその影響力を強めています。