10月16日午後9時台に、2020年9月にトークンセールがコインリストで行われたFLOWの50%ロック解除が行われました。
セールでは10万円で投資をしたFLOWは2000万円近くで評価額が膨れ上がっており、今回50%のロック解除(アンロック)では、一人あたり直前で約1000万円近くの評価額となっていました。
まさに大型のロック解除イベントとして多くの投資家が注目していた案件と言えます。
結果的には17ドルから大きく下落したものの13ドルまで回復するなど、予想以上の価格維持となったのは個人的に驚いています。
この記事ではFLOWロック解除に伴う、解除日時や価格変動、投資家の動向をまとめています。
FLOWのトークンセールの内容は以下の記事をごらんください
この記事の目次
FLOWのロック解除について
FLOWのロック解除についてはトークンが行われた2020年のアナウンスは以下のとおりです。
○CoinList以外の以前の販売に参加した購入者を含むすべての購入者に対して、権利確定とロックアップの期間が本日(2020年)10月16日に始まります。
○CoinList Community SaleのFLOWトークンには2年間のロックアップ期間があり、トークンの50%が1年後にロック解除されます。ロックされたトークンは転送できませんが、ロックアップ期間中はステーキングと委任の対象となりますー2020年のアナウンス
つまり2020年10月16日からセールで購入したFLOWがロックされ、1年後の2021年の10月16日に購入したFLOWの50%がロック解除されることになっていました。
ロック解除の日時は以下のとおりです。
ロック解除の時刻(ディスコードより) | 10月17日午前0時 |
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実際のロック解除の時刻 | 10月16日午後9時台 |
公式のメールでは16日の午前(アメリカ時間)というアナウンスがあっており、具体的な時刻の案内はありませんでした。
しかしながら、ディスコードのコミュニティーなどでは午前0時にロック解除されるという情報が出回っており多くの投資家はその時刻を参考にしていました。
ですが、実際はそれより前の午後9時台のロック解除となりました。
また10月16日時点のFLOWの価格は以下のとおりです。
ロック解除枚数 | 5000FLOW |
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価格(ロック解除直前) | 1FLOW=17ドル=2000円 |
ロック解除の際の評価額 | 約1000万円(50%分のFLOW) |
ロック解除直前のFLOWの価格や枚数を以上のようにまとめています。
つまり投資家一人あたり1000万円のロック解除のFLOWをもっており、これがロック解除でどうなるかといった状況でした。
ロック解除は17ドルから8ドルまで一気に急落
具体的な時間を0時と思っていたのですが、実際は午後9時台となっており、私自身スマホのコインリストアプリを見た際にロックが解除されていたのを午後9時台に確認しました。
またロック解除後のFLOWの売買については
●コインリストでの簡単売買では不可
●コインリストPROに送金し、そこからFLOWを売ることは可能
●コインリストの価格が8ドルのときにバイナンスは17ドル程度。コインリストからバイナンスにFLOWを送金処理をするも送金がうまく行かない。
といった状況でした。
私自身はチャート上の赤丸のところで段階的にロック解除されたFLOWの一部を段階的に売却を行っております。
しかしながら、売却するときの価格をしっかりと確認しもっと慎重になれば高いところで売ることができたのではないでしょうか。
バイナンスとコインリストの価格の差について
上の画像はバイナンスの価格チャート
今回のロック解除後の価格下落については、
●コインリスト8ドル(一時的)
●バイナンス17ドル
※最大での価格比較
と価格が大きく広がっています。なのでコインリストからバイナンスにFLOWを送金する人が増えていたのです。
16日から17日にかけての取引でのベストとは?
今回の一晩の値動きでは17ドルから一気に8ドルに下落し、そこから徐々に価格を上げていき最終的には14ドルまで一時的に上昇しました。
なので、一晩でFLOWを売却する考えていた場合、14ドルあたりがベストの価格と言えます。
急落後に一部売っていた私はやはり慎重さが足りないと言えます。段階的に売却であっても枚数をもっと少なめに様子を見ていくということが必要であったと言えます。
税率は今回の売却に影響したのか?
上の画像は仮想通貨の利益が年間4000万円をこえた場合の税率を示しています。
つまりその場合55%の税金がかかるわけです。
FLOWを売却する場合、すでに年間の仮想通貨の利益が4000万円を超えた場合、FLOWを売却するたびに55%もの税金がかかることになり、税率が低い人と比べて売るという行為自体をためらって様子を見ていた投資家もいるかも知れません。
2021年の相場は最高価格を更新している通貨が多く、FLOWを保有している投資家の中にはすでに4000万円以上の利益を出している人が多くいたのではないでしょうか。
この辺の税金の判断も売るときの要素として重要な要素だったのかもしれません。
今後のFLOWについて
通常セールのときに10万円を投資した人は基本的に10000FLOWを保有しており、今回ロック解除で5000FLOWが解除されました。
残りの5000FLOWは17日時点で900万円程度の評価額になります。
そして残りの5000FLOWについては、今後毎月段階的に放出されることになります。
個人的に今回FLOWのロック解除の売り圧で価格が17ドルから8ドルまでコインリストで下落したものの、最終的には13ドル付近まで回復するのは驚きました。
FLOWのロック解除で価格が下がったときにFLOWの買いを待ち構えていて、短期的に上がったところで売っていたトレーダーもいたと思いますし、またもしかしたら、運営が下がったときに買い支えていたのかもしれません。
いずれにしても予期していた以上の価格を保っていた今回のロック解除は個人的にも非常に良い経験になりました。