大手ソーシャルメディアのインスタグラム(instagram)は、「Collectibles(収集品)」という機能を導入し、そこでNFTを販売することができることを計画しているとモバイル開発者の「AlessandroPaluzzi」氏がツイッターでツイートしました。
また本日インスタグラムがNBA TOP SHOTのDapperLabとも提携しARによるコンテンツを配信するということで、これについても今後NFTとして販売されるのではないでしょうか。
インスタグラムでの収益化については、以前から開発側から検討しているということが言われてきていますが、具体的にNFTとして販売する機能を開発中としています。
またインスタグラムではストーリーズという1日で消える投稿機能(動画・写真)がありますが、「Exclusive Stories」という限定メンバーが閲覧できる機能も開発中とのことで、クリエイターがインスタグラムで収益化できる機能が今後さまざまな形で出てきそうです。
この記事の目次
インスタグラムの新機能「Collectibles」でNFTが購入できようになるのか?
上の画像は、「AlessandroPaluzzi」氏がツイッターでツイートしたもので、インスタグラムで現在開発中の「Collectibles」の画像となっています。
この画像では、猫の画像(NFT?)について、オークション形式で価格を入力(bit)して、落札する紹介がされています。
*画像の$1024topbidとは最高入札額のこと。
インスタグラムがdapperLabと提携
インスタグラムがNBA TOP SHOTのパートナーであるDapperLabと提携したニュースが本日流れました。
Instagramは、NFTトレーディングカード「NBA Top Shot」を運営するDapper LabsとNBAと提携し、Top Shot MomentsをInstagramのARで実現しました。
おそらく、インスタグラムは現在開発中である「Collectibles」でNBA TOP SHOTのコンテンツを販売することになるのではないでしょうか。
NFTを購入するというのは基本的にブロックチェーンを使うことになるため、もしかしたらDapperLabが提携しているFLOWのブロックチェーンを使うことになるかもしれません。
FLOWの詳しい概要👇
ストーリーズの新しい機能「Exclusive Stories」
インスタグラムには現在、1日でコンテンツがきえるストーリーズという機能を持っていますが、これに限定メンバーのみ閲覧することができる「「Exclusive Stories」」を開発しているということです。
この限定メンバーについては、おそらくサブスクリプションなどの月額料金を払っている場合に閲覧することができるようなものではないかと想定されます。
「Collectibles」は「Only FANS」のようになるのか?
インスタグラムの開発中である新機能では「OnlyFans(オンリーファンズ)」のようになるのではないかと言われています。
OnlyFansは、イギリスのロンドンに拠点を置くコンテンツサブスクリプションサービスです。
コンテンツクリエーターは、自分のコンテンツを購読しているユーザー、つまり「ファン」からお金を稼ぐことができます。
これにより、コンテンツクリエーターは、ファンから毎月直接資金を受け取ることができます。また、1回限りのヒントやペイパービュー機能も利用できます。wikipedia
OnlyFansでの機能については
○月額制のサブスクリプションを採用
○メンバーとクリエイターのメッセージ機能
○メンバー限定投稿を閲覧できる
○アダルト系のコンテンツも多いらしい
という内容になっています。
このようにメンバーがクリエイターに月額料金を支払うことで、限定投稿の閲覧や直接メッセージをやり取りができるようになるサービスです。
インスタグラムでの「Collectibles」についても、オークション形式以外にもこのようなサブスクリプション形式でコンテンツを閲覧や購入ができるサービスになる可能性もあります。
インスタグラムでのNFTや収益化機能の予想
インスタグラムでの収益化機能について現段階で上がっている情報としては
○「Collectibles」でNFTを販売
○オークション形式、サブスクリプション(月額制)形式、チップ式
○ストーリーズの限定機能である「Exclusive Stories」
となっています。
インスタグラムでの現段階の収益化としては、「shop」という機能があり、そこにはさまざま商品が登録され、その商品を閲覧したときに、商品の価格、画像、公式サイトのリンクが公開されており、閲覧者はそこから商品の販売ページに飛ぶことができます。
これについてはインスタグラムが外部のサイトの導線となっていますが、今後はインスタグラム内で限定投稿やNFTを直接販売して収益を得ることができる形式になっていくと予想されます。
大手ソーシャルメディアのインスタグラムのNFT参入で、RaribleやOpenseaの競合にも
今回のインスタグラムの収益化機能としてNFTを販売できる機能は、現在NFTを販売しているRaribleやOpenseaとどのように競合していくのか気になっています。
インスタグラムでのクリエイターは素人も多く、仮想通貨を保有していない、より多くの人達がNFTにふれるきっかけになるのではないでしょうか。
NFTをどのブロックチェーンを使うか、支払い形式に仮想通貨を導入していくのかなど目が離せない状況と言えます。