米国の人気JDの3LAUがアーティストとユーザーをつなぐためのプラットフォームである「Royal(ロイヤル)」を立ち上げ1600万ドル(17.6億円)の資金調達を大手VC(ベンチャーキャピタル)から行っています。
この「Royal(ロイヤル)」ユーザーがアーティストの曲の使用料をNFTトークン(LDA)として購入し、権利を持つことができるのが大きな特徴となっています。
アーティストを支援するために購入したトークン(LDA)について、曲がヒットし価値がでた場合、トークン保有者にロイヤリティとしての報酬や、そのトークン自体を売却できるという仕組みがRoyalで取られる予定です。
3LAU自身が2021年2月に自身の音楽をNFTとして販売し、1100万ドルもの資金調達を行ったのは有名な話であり、彼自身の音楽投資プラットフォームが今後アーティストとユーザーをどのようにつなげていくのか注目と言えます。
この記事の目次
Royal〜音楽使用料をトークン化(仮想通貨)するプラットフォーム
米国の人気DJアーティストとであるJustin“ 3LAU” Blau は、曲によって生み出された富の一部をリスナーに提供することを目的とした音楽投資プラットフォーム「Royal(ロイヤル)」を立ち上げています。
Justin David Blau(1991年1月9日生まれ)、彼の芸名3LAU(「Blau」と発音)でよく知られているは、アメリカのDJおよびエレクトロニックダンスミュージックのプロデューサーです。ニューヨークとラスベガスで育った3LAUは、セントルイスのワシントン大学を卒業し、そこで金融と、音楽を作るという彼の夢を追求するためのビジネスでのキャリアの約束を学びました。
彼は、「How You Love Me」、「Is It Love」、「Fire」、「On My Mind」、「Hot Water」などのオリジナルトラックのほか、リアーナ、ケイティペリー、ショーンメンデスのリミックスを制作しています。、アリアナグランデとゲーマーとのコラボレーション忍者とHYOの少女時代。3LAUは、Electric Zoo、EDC Vegas、Lollapalooza、Life Is Beautifulなどのフェスティバルにも出演しており、世界中をツアーしています。ーwikipedia
このRoyalと呼ばれる音楽トークン化(NFT→LDAトークン)プラットフォームは、アーティストが作った曲の使用料の権利を誰でも購入および取引できる暗号トークン(NFT)に分割します。*ここでいう分割はファン(複数)の達が曲の使用料を購入し、それが個々に分割するということ。
つまりアーティストの曲を応援したいファンが彼らの曲の使用料を購入し、アーティストが人気がでてその曲の価値が上がった場合にそのトークン(LDA)を売るということもできる仕組みです。
RoyalはVCより1600万ドル(17.6億円)の資金調達
大手VC(ベンチャーキャピタル)のParadigm(パラジウム) と ピーター・ティールのFounders Fundが、それぞれ700万ドルをRoyalに投資し、共同創設者のJDロスはベンチャーキャピタルファンドのアトミックを通じて100万ドルを売り込み、少数のエンジェル投資家が最後の100万ドルを寄付し、合計で1600万ドルの資金調達を成功しました。
またRoyalについてJD3LAUは
「私たちはそれらを限られたデジタル資産と呼んでいます」
「彼らにはNFTコンポーネントがありますが、基本的にオフチェーンの世界からオンチェーンの世界へのロイヤルティ(曲を仮想通貨として保有することで得る報酬)の分散収集を可能にする他のスマートコントラクトインフラストラクチャ(例えばイーサリアムを使ったブロックチェーン技術)がたくさんあります。」
RoyaのトークンであるLDAについて
アーティストは、LDA(NFTトークン)を保持しているファンのために予約するロイヤルティのシェアと、特定の曲にミント(生み出す)する「公式エディション」の数を決定します。
その後、RoyalはそれらのLDAトークンの販売を促進し、アーティストに現金を生み出し、曲の所有者から将来の収入を得る可能性を生み出します。
「公式版」が100曲ある曲は、各所有者に、それが生み出すロイヤルティの0.5%を与える可能性があるとBlau氏は述べています。どのインカムレールをタップするかを決めるのはアーティスト次第です。
「収入はストリームに限定される可能性があり、すべてオンチェーン契約に依存します」とBlauはCoinDeskにテキストで語った。「私たちはアーティストにケースバイケースのビジネスを決定する柔軟性を与えたいと思っています。」
音楽NFTの可能性とRoyalの先行ユーザー登録
DJ3LAUは2021年月にNFTアルバム(音楽)の販売で1170万ドルの収益を上げています。
通常音楽をユーザーが購入して聞くということから、ユーザー自身が音楽の権利を購入し、報酬(ロイヤリティ)を得ることができる。
また音楽に人気がでて曲の価値が上がればその使用料を他の人に売ることができるなど、これまでのあり方とは違いユーザーはよりアーティストとともに音楽を支援していくいう流れになりそうです。
現在音楽投資プラットフォームである「Rayal」で先行してユーザー登録を実施しており、ユーザー登録をしていくことで、今後のプラットフォームの動向や先行的に音楽に投資ができるチャンスが生まれていくのではないでしょうか。
現在クリプトパンクなどの世界最古のNFTの価格が急騰し、世界的クレジットカード会社のVISAが1800万円でクリプトパンクを購入するなど特に初期のNFTについて価値が上昇する傾向にあります。
この「Royal」でも音楽NFTに関して今後先行投資が将来的にどのような価値を生んでいくか非常に興味深いところです。
以下のボタンからRoyalのユーザー登録(メールアドレス)ができ最新の情報を見ることができます。