仮想通貨(暗号資産)を安全に保管するハードウェアウォレット(HWW)であるレジャーナノS(ledgernanoS)は世界的に普及しているハードウェアウォレットです。
この記事ではレジャーナノ(レジャーナノSプラス、レジャーナノXなど)を購入した際(購入時)に、気をつけるべきこと、重要な留意事項についてまとめています。
レジャーナノを購入した人は、海外の取引所を使っていて普通の取引所に置いておくのが不安、メタマスクなどで簡単に盗まれたなどの情報があったなどの理由で購入する人が多いと思います。
しかしながら、レジャーナノに仮想通貨を入れておけば安全かというと、重要な秘密鍵(シードフレーズ、リカバリーフレーズ)の管理などとても大切な事項があるので、そのへんについてこちらでご紹介していきます。
【最重要】秘密鍵(シードフレーズ)を厳重に管理する
レジャーナノの一番重要な項目である秘密鍵(シードフレーズ、リカバリーフレーズ)の管理
秘密鍵は24単語(英単語)のフレーズで、これがあればレジャーナノウォレットを紛失したときにでも簡単に復元することができます。
しかしながら、これを紛失するとウォレットを復元することができなくなるためとても注意が必要です。
◯シードフレーズは、必ず紙で管理する。(オンラインに置かない)
◯シードフレーズのバックアップを必ず用意する。(紛失した際の対策)
◯非常に大きな資産を入れる場合については、シードフレーズについては紙だけでなく鋼製のものを準備する。
以上が重要な点といます。
秘密鍵の管理には必見の関連記事です👇
メールで秘密鍵を聞いてくることはありえない。
メールなどでレジャーナノの秘密鍵を聞いてくるメールをたまに見かけますが、レジャー社やそれ以外の人が個人のウォレットの秘密鍵を聞いてくることは絶対にありえません。
そのようなメールは無視する必要があります。
通貨ごとにアドレスが違う。
仮想通貨をレジャーナノに移す場合、取引所などから通貨をレジャーナノに送金します。
その際に送金ミスをしてしますと仮想通貨を紛失することになるため同じく注意が必要となります。
◯レジャーナノで通貨のアプリをダウンロード→通貨ごとのアドレスを取得
という流れになります。
※送金にタグやメモをアドレスと別に入力する通貨がありますが、レジャーナノウォレットは単一のウォレットのため基本入力する必要がありません。ウォレットから取引所に送金するときには必要となります。
違うチェーンの通貨も取引できる?
例えば、イーサリアムの通貨ETHでも、イーサリアムのチェーンのETH,その他にオプティミズムの通貨のETH,arbitrumの通貨のETHなど違うチェーンでそれぞれ通貨があります。
これについては、例えばarbitrumでレジャーナノにETHを送金した際に、資産には反映されないようですが、レジャーナノとメタマスク(ブラウザのウォレット)を接続することで違うチェーンの通貨も残高を表示されることができます。
まとめ
以上レジャーナノについて最初に確認したい注意事項についてまとめました。
自分でウォレットを管理するといっても、しっかりとした管理方法を知っておかないと秘密鍵を紛失したりして、ウォレットにある仮想通貨自体を復元できなくなるといったことがありますので注意が必要です。
しかしながら、普段海外の取引所に資産を置いていたり、メタマスクなどオンライン上のウォレットでまとまった金額の仮想通貨を保管することはかなりリスクが高いため、ある程度の資産は国内で管理するかもしくはレジャーナノなどのオフライン(ネットから遮断された環境)で管理することが重要です。
各ウォレットについては以下の記事でまとています。
※2023年1月時点で国内での代理店でもレジャーナノSプラスの販売が開始されています。(しかしながら公式サイトでも国内と同じように簡単にレジャーナノSプラスを購入することが可能です。)