楽天ウォレットは、楽天市場や楽天トラベルを運営しているあの楽天が2019年に設立したビットコインなどの仮想通貨を取り扱う仮想通貨取引所になります。
資本金13億円という資金で「旧みんなのビットコイン」を買収して設立した取引所になります。
楽天ウォレットは、楽天スーパーポイントとは別に法定通貨に近い機能を持つ、独自の仮想通貨「楽天コイン」を取り扱うことにしています。
今後ビットコインやイーサリアムなどの他の仮想通貨と同じで将来的には取引所で取引され、あらゆる楽天のサービスの決済手段になると言われています。
また取引手数料が無料で、銀行への出金手数料も割安になっている点は利用しやすい取引所と言えます。
この記事の目次
楽天ウォレット取引所について
会社名 | 楽天ウォレット株式会社 |
---|---|
住所 | 〒158-0094 東京都世田谷区玉川一丁目14番1号 |
設立年月日 | 2016年12月15日 |
資本金 | 13億8千万円 |
代表取締役 | 山田 達也 |
取り扱い仮想通貨 | ビットコイン(BTC)イーサリアム(ETH)ビットコインキャッシュBCH |
楽天ウォレットの設立は2016年12月となっていますが、楽天が「旧みんなのビットコイン」を買収して「楽天ウォレット」になりました。
正式に仮想通貨交換業として金融庁から免許を受けたのは2019年3月になっています。
【New】楽天グループの連結子会社である楽天ウォレット株式会社は、2019年3月29日に仮想通貨交換所「楽天ウォレット」を6月に開始する予定であること発表した。4月15日 … #coindeskjapan #楽天 #楽天ウォレット https://t.co/RalyB6VGvE
— CoinDesk Japan (@CoinDeskjapan) March 29, 2019
楽天がどうして仮想通貨取引所を設立したのかというと、将来的には独自の仮想通貨「楽天コイン」を流通させて、楽天市場や楽天トラベルなどあらゆる楽天のサービスに楽天コインを使い、独自の経済圏を構築していくことになります。
楽天コイン(仮想通貨)と楽天スーパーポイントとの違いとは
楽天コイン | 楽天ポイント | |
---|---|---|
発行主体 | 楽天 | 楽天 |
プラットフォーム | ブロックチェーン | 電子マネー |
物の購入 | 可能 | 可能 |
日本円との交換 | 可能 | 不可能 |
ビットコインとの交換 | 可能 | 不可能? |
通貨の送金(他人にあげたり) | 可能 | 不可能 |
価格の変動 | 固定(予想) | 固定 |
以上楽天コインと楽天スーパーポイントについてまとめました。
楽天コインは法定通貨と交換可能になる予定で将来的にはより、法定通貨に近いデジタル通貨の一つとして取り扱いをしていく予定としています。
*法定通貨・・日本円などの国が管理している通貨
楽天ウォレットの取り扱い通貨
以下楽天ウォレットで取り扱いをしている仮想通貨です。
仮想通貨 | 単位 |
---|---|
ビットコイン | BTC |
イーサリアム | ETH |
ビットコインキャッシュ | BCH |
*2019年12月8日現在。取り扱い通貨は変更になる可能性があります。
楽天ウォレットの手数料について
楽天ウォレットの手数料は以下のとおりです。
口座開設 | 無料 |
---|---|
口座維持管理手数料 | 無料 |
取引手数料 | 無料 |
日本円出金 | 300円 |
楽天ウォレットの手数料の特徴は、取引手数料が無料ということと、日本円出金が300円と安いということです。
他の取引所では出金手数料は550円だったり割高の場合もあり、気軽に引き出しするのは楽天ウォレットがしやすいと言えます。
*日本円出金とは、楽天ウォレットから登録している銀行口座に日本円を送金すること。
楽天ウォレットは販売所形式
販売所形式とは、楽天ウォレットが所有している仮想通貨を購入することになっています。
購入するコインによっては取引所が独自に価格を決めているのであらかじめ購入する通貨の価格が他のくらべてどうなのかということを知っておいた方がいいでしょう。
注目の楽天ウォレットアプリ
楽天ウォレット、iOSアプリを今日から開始 仮想通貨ビットコインの取引をiOSで#楽天ウォレット https://t.co/C9yXNlSqb4
— コインテレグラフ日本版(Cointelegraph Japan) (@JpCointelegraph) August 22, 2019
天ウォレットは22日、iOSアプリの配信開始を発表した。「楽天ウォレット」のiOS版スマートフォンアプリを、ダウンロードすることで、仮想通貨の購入・売却や仮想通貨取引口座への日本円の入出金などができる。
これまでは9月上旬を目処としていたが、予定よりも早く準備が整ったことを理由としている。
取引所のサポートではAIのチャットを導入
楽天ウォレットでは、画面の右下にAIチャットという機能を備えており、簡単に疑問点が調べられるようになっています。
楽天ウォレットのオススメ度について
楽天ウォレットについては、現在3通貨を取り扱っており、今後も取り扱い通貨が増えてくると予想されます。
現状ではコインチェックや他の取引所の方が取り扱い通貨が多く分散投資もしやすいため取引所を検討する際には、その辺も考えてみるといいと思います。
楽天スーパーポイントで仮想通貨が買える
なんと楽天スーパーポイントで楽天の仮想通貨が買えるサービスを楽天が打ち出しました。
すでに楽天証券などでも、楽天スーパーポイントで投資信託を買えるサービスを行っているため、仮想通貨にもいち早く対応したことは大きなニュースと言えます。
このたびのサービス拡充により、「楽天ウォレット」の口座を保有し、「楽天ポイント」を貯めているお客様は、「楽天ポイント」を「楽天ウォレット」で取り扱う暗号資産のビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)へ交換ができるようになりました。
「楽天ポイント」は100ポイント以上(注2)から交換可能です。
ご利用方法は、「楽天ウォレット」のアプリにログインした後、「ポイント交換」を選び、交換対象通貨を選択し、交換数量を入力します。1ポイント1円相当として暗号資産への交換が完了し、お客様のスマートフォンアプリ上に取引履歴が反映されますープレスリリース
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大手の取引所の今後の運営に期待
楽天が設立した楽天ウォレットは2018年に参入しましたが、参入時期としては他の大手の取引所とくらべると早いというわけではありません。
しかしながら今後キャッシュレスや仮想通貨などのデジタルの資産は将来性が期待されており、楽天もその辺を判断して取引所をリリースしたと考えています。
楽天は、楽天市場や楽天トラベル、楽天証券などあらゆるサービスを備えている国内トップクラスの大企業なので今後の取引所のサービスの展開に期待していきたいです。