仮想通貨(暗号資産)のビットコインの半減期とは、ビットコインの発行される枚数が半減する(半分になる)ことを言います。
よくビットコインの半減期までにその期待感から価格に影響し上昇することがこれまでにありましたが、それはビットコインの発行が半分になるため、インフレを抑制する、つまり希少性高まることから事前に買われるということが大きな要因と考えられます。
仮想通貨投資をしていると、ビットコインにかぎらず半減期という言葉では必ずといって価格が上昇した、買われたなどと価格の影響がセットでついてきます。
また半減期が経過後にすぐに価格が上がるわけでもないので、投資についてのタイミングとしては、時期を分散させる、つまり積立投資などを併用して行うことが効果的だと感じています。
ビットコインの2020年の半減期は5月12日の予定
この記事の目次
ビットコインの半減期について
ビットコインについての特徴は、上のコインチェックの動画でわかりやすく説明されていますので、よくわらない方はさっと目を通すと頭に入りやすいと思います。
半減期の特徴として
●4年に一回の間隔で半減期が起きる
●通貨発行(マイニング報酬)が半減する。
●インフレ(通貨の下落)を抑制する働きがある。
という特徴があります。
ビットコインの新規発行はマイニングから行われている。
ビットコインを送金する際に、送金の承認作業をする第3者を「マイナー」といい、承認作業を「マイニング(採掘)」と言います。
マイニングをすることで仮想通貨取引ができるし、マイナーはその手数料としてビットコインをもらうことができます。
その時に新しくビットコインが発行されることになります。
【半減期】ビットコインの発行は4年に一度半減する
一回目 | 二回目 | 三回目 | 四回目 | |
---|---|---|---|---|
時期 | 2012月11月29日 | 2016年7月10日 | 2020年5月中旬 | 2024年 |
ブロック | 210000 | 420000 | 630000 | 840000 |
マイニング報酬
(BTC) |
25 | 12.5 | 6.25 | 3.125 |
上のグラフはビットコインの発行量(マイニング報酬)については示したグラフです。
マイニング報酬が4年に一回に半分、つまり半減しているのがわかります。
つまりマイニングする人の報酬が少なくなっているということにもなっています。
また半減期に到達するのは21万ブロックごととなっているので、ブロックの数字を見ると次の半減期のブロックは21万ブロックを足したものになっています。
半減期はビットコインのインフレ抑制となっている
通常インフレは通貨の価値の下落という意味で表現されてますが、ビットコインは4年に一回の半減期で発行枚数を減らすことで将来的な価格の下落を抑制する働きとなっているのです。
通貨を無制限に発行すると価値が下がるということは、下のように世界的ベストセラーである「金持ち父さん、貧乏父さん」の著者であるロバートキヨサキ さんが語っています。
Lesson 5. SAVE MONEY: RU NUTS? Why save money when QE FED counterfeiting is printing trillions of fake dollars-$82 billion a month to $125 billion a day? Why save when ZIRP, zero interest policy pays losers zero? Save gold-god’s money or Bitcoin-people’s money.
— therealkiyosaki (@theRealKiyosaki) April 1, 2020
「正気か? 中央銀行が毎日のように“偽物のドル”を数兆も印刷して金融緩和しているのになぜ貯金するのか? “敗者”には何ももたらさないゼロ金利政策の最中、なぜ貯金するのか? 貯めるなら、神のお金である金(ゴールド)か、人々のお金であるビットコインだ」──。
世界中で売れているベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』で知られるロバート・キヨサキ氏が4月、ツイッターでこうつぶやき、ビットコインの価値を説いた。
たくさん通貨を発行するとインフレにより価値が下がるから、将来的に価値が下がらないものを持った方がいいとロバートキヨサキさんは言っているの。
ビットコインの半減期の価格への影響について
2020年の半減期前のビットコインの価格
ビットコインの2020年3月から4月末までの価格チャートになります。
3月に入ってからコロナウイルス の影響で金融市場は株式市場も含めて大きく暴落をしました。
ビットコインも同じく暴落をしましたが、その後半減期に向けて大きく価格上昇をしています。
ビットコインは晴れて年初来対ドル変化率第一位へ!! https://t.co/UGuBCpi7mg pic.twitter.com/EfesVYmroZ
— CoinCollege∛-暗号資産メディア (@CoinCollegeTK) April 29, 2020
価格の上昇率は他の金融市場にくらべて一番高くなっています。
ビットコインの半減期前の安値(3月中旬)が50万円を切っており、4月末では一時的に100万円に到達したビットコインの価格は他の金融資産に比べて大きな上昇率とりました。
2016年のビットコインの半減期の価格について
2016年のビットコインの半減期は7月10日に行われました。
2016年5月23日 | 2016年7月9日 | |
ビットコイン価格 | 4.8万円 | 6.1万円 |
ビットコインの価格は7月10日に向けて5月から上昇しています。
価格のピークは6月下旬であり、そこから徐々に価格を下げてきています。
もちろん参考程度だけど。
また2016年の半減期後は、2017年末に36倍もの高騰となる歴代最高値の220万円に到達しています。
また2019年1月のビットコインの近年の安値である36万円から比較しても、6.2倍の上昇となっています。
ビットコインの買うタイミングは積立を併用しつつ
ビットコインの半減期では半減期前に買われて、半減期に向けて微減となるということがこれまででした。
しかしながら価格の影響は参考程度とし、その価格変動の想定については簡単に把握はできないのが現状だと感じています。
そう言ったことから、ビットコイン投資では「積立投資」を併用しながら投資をしていくとがオススメです。
タイミングが難しくても、中長期で伸びていく相場では定期的(毎月など)に通貨を積み立てていくことで、しっかりと収益を伸ばすことができるからです。