ネム(Nem)やモナコイン(Monacoin)などの注目の仮想通貨を取扱う国内仮想通貨取引所である「ザイフ(Zaif)」での取引手数料について賢く取引をするための見方について解説してきます。
ザイフの売買には「取引所」と「簡単売買」というものがあります。この3つの売買の特徴を知ることにより手数料がどれくらいなのかを知ることができ今後の取引に役立てることができます。
ザイフはネムやモナコイン、コムサなど魅力的な通貨を取り揃えているため、他の取引所と分散してぜひ主要な取引所として入れておきたい取引所の一つと言えます。
この記事の目次
売買手数料の特徴について
ザイフの売買手数料ついてはすでにお伝えしたように以下の特徴があります。
売買方法 | 手数料 |
取引所(個人間売買) | −0.01(*変動の可能性あり) |
簡単売買 | 2−3% |
クレジットカード購入 | 5−7% |
この中で一番安いのが「取引所」になります。 それでは各手数料の見方を見てきます。
▶(関連記事)ザイフ取引所での仮想通貨購入方法について
取引所での売買について
取引所とは個人間の通貨の売買を言い、一番安く通貨を買うことが可能です。
以下代表的な通貨の手数料になります。
通貨 | maker手数料(%) | taker手数料(%0 |
ビットコイン | −0.05 | −0.01 |
ネム | 0 | 0.1 |
モナコイン | 0 | 0.1 |
ビットコインキャッシュ | 0 | 0.3 |
イーサリアム | 0 | 0.1 |
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Zaif exchengeでは、maker手数料は板に注文を並べる際の手数料、taker手数料は並んだ注文を消費する際の手数料を指します。
通常通貨を購入するときは取引板に並んだ売り注文から買っていくため「taker」手数料となります。この辺の手数料は取引所によってまちまちですが、ほとんどが変わりません。
ビットコインのーの手数料は逆にビットコインがもらえるということです。しかしながら仮想通貨は日々の値幅が大きいため、通常の現物取引ではこの辺の手数料が売買に大きく影響することはあまりありません。
ザイフの取引板を見ると緑で「929630円」と「売り注文」が並びこの注文から安い価格を選んで買うことが可能です。
また価格が安いだけでなく、売り注文の売りられている量についても確認をし、売られている量の範囲内で購入することが必要になります。
簡単売買について
現在簡単売買についてはザイフでは「ビットコイン」と「モナコイン」の売買が可能です。
簡単売買は、簡単に言うとザイフが持っている仮想通貨(ビットコイン、モナコイン)を売買するということで、あらかじめ通貨の「買いの価格」「売りの価格」が決められているのが特徴です。
今回はビットコインを買うときの価格を見てみます。
簡単売買でザイフからビットコインを買うときの「買い価格」は「950077円」です。
先ほどの「取引所」の価格と比較すると
以上のように「取引所」と「簡単売買」では約2万円の価格差となっており、これは約2%の手数料と言えます。
ですので、簡単売買で簡単に買えるというメリットがありますが、買う時の価格が違っていくるので、その部分を頭に入れて取引することをが必要になります。
他の取引所と比較してみる。
今回はビットフライヤー取引所を価格を比較してみます。
ザイフでは「935800円」に対してビットフライヤーは「936370円」と500円くらいビットフライヤーが高くなっています。 ですがこの辺の価格はあまり気にするほどの価格差ではないと言えます。
次にアルトコインである「イーサリアム」の価格を比較します。
イーサリアムの価格差ですが、ザイフは「91885円」に対して、ビットフライヤーは「97835円」となっています。
この理由としてはザイフが「取引所」でイーサリアムが買えるのに対して、ビットフライヤーは「販売所」でイーサリアムが買えるからです。
通常個人間取引である「取引所」が価格が安いため、イーサリアムについてはこのように価格差が発生しています。
クレジットカード購入について
仮想通貨取引所ではクレジットカードでも仮想通貨が購入可能です。 手数料は取引所によって変わりますが、国内では6−10%での範囲が一般的となっています。
しかしながらクレジットカードで仮想通貨売買をして借金をするケースが米国で発生したため、クレジットカードでの購入は2018年2月現在一時停止となっています。
銀行入金出金手数料
銀行から取引所へ日本円を入金する「日本円入金」 取引所から銀行へ日本円を出金する場合の手数料が上の画像です。 銀行振込はお手持ちの銀行から手数料がかかります。
また別に「コンビニ入金」「ペイジー入金」は即座に反映される入金方法になります。
仮想通貨積み立ての手数料の場合
ザイフでは毎月登録した銀行からザイフへ一定額を仮想通貨として積み立てるサービスを行っています。 その時の手数料が上の通りとなります。
積み立てサービスのメリットはやはりドルコスト平均法と言って上昇する相場でメリットを発揮します。毎月積み立てることで、通貨の高騰時に資金をすべて投入して値下がりで大きな損失を受けるとったこともリスクヘッジとして避けることが可能となります。
手数料を知って取引所を使い分ける。
これまでご紹介してきたように手数料については、「取引所(個人間取引)」と「販売所(簡単売買)」で通貨の金額が変わってくるというのがわかったと思います。
これを知っているだけでも手数料は売買のたびに数%節約することが可能となります。
この記事ではビットフライヤーとザイフの価格差についてご紹介しましたが、セキュリティに定評があるビットフライヤーでは「ビットコイン」の購入。
そしてアルトコイン(ネム、イーサリアム、モナコインなど)については安く買える「ザイフ」、など複数の取引所を使い分けておくことが、手数料の面でも、そしてリスク管理の面でも重要と言えます。