アメリカの電気自動車テスラのCEOである「イーロンマスク(Elon Musk)」が仮想通貨(暗号資産)の今後の将来性について「仮想通貨(ビットコイン)は紙幣の地位を奪う」とポッドキャストで発言をしました。
イーロンマスク氏は世界的なインフルエンサーとして発言に影響力があり、これまでビットコインやイーサリアムについて発言も一部ありますが、より具体的な仮想通貨の発言をしたことで大きな注目を集めています。
実は「金持ち父さん貧乏父さん」の著者である「ローバートキヨサキ氏」も以前、イーロンマスク氏と同じように「仮想通貨はドルにとって変わる。仮想通貨は人々の通貨となる」と発言をしています。
この記事の目次
イーロンマスク氏とは
イーロン・リーヴ・マスク(Elon Reeve Musk, 1971年6月28日 – )は、南アフリカ共和国・プレトリア出身のアメリカの実業家、投資家、エンジニアである。スペースX社の共同設立者およびCEO、テスラの共同設立者およびCEO、テスラの子会社であるソーラーシティの会長を務める。
2016年12月、フォーブスの世界で最も影響力のある人物ランキング21位に選出された。PayPal社の前身であるX.com社を1999年に設立した人物でもある。ーウィキペディア
イーロンマスクの大きな業績と言われいるのが
- 世界的な決済システム会社のPaypalの前身の会社で創業
- 世界初で民間のスペースシャトルの打ち上げに成功したスペースX社の社長
- 世界的電気自動車のテスラの社長
となります。
これらの業績から今後歴史に残る名前となるのは間違いないと思います。
イーロンマスク氏が仮想通貨の将来性について言及
テスラのイーロン・マスク「仮想通貨は紙幣の地位奪う」|ビットコインの課題も語るhttps://t.co/uCVAZPVdZ9
— コインテレグラフ⚡仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年2月19日
「ビットコインの構造は極めて素晴らしいと思うよ。テスラがリソースを使って仮想通貨で何かすることはないと思うが(中略)資本統制を迂回できるからね。仮想通貨は紙幣より価値移転手段として優れている。それは間違いないよ」
イーロンマスクが今回のように仮想通貨の将来性を発言したことは始めてとなっています。
彼の発言の中で「資本統制を迂回できる」と発言した理由については、ビットコインをはじめとした仮想通貨がブロックチェーンという仕組みで成り立っており、管理者がいない状況で個人間でのやり取りができるシステムになっているからです。
通常他の人にお金を送金しようとした場合に銀行を通じた銀行送金を行います。1000円の海外送金でも実際にかかる手数料は数千円。
ビットコインは直接個人に国内送金並みの手数料で送金が可能。しかも24時間365日で30分以内に相手に送金完了する。
イーロンマスク「ビットコインを初期から持っていたものはノーベル賞に値する。」
イーロンマスクが、大手仮想通貨サイトのコインデスクとのやり取りで「ビットコインを初期から持っていたもの(ビットコインの将来性把握して)はノーベル賞に値する。」という発言をしました。
これはコインデスクが、イーロンマスクが公式の場で仮想通貨の将来性について肯定的な発言をしたとツイートしたものに回答した場面です。
コインデスク「テスラのCEOであるイーロンマスクは従来のお金に変わる選択肢として仮想通貨が提供することを信じていると公式の場で発言をしました。」
イーロンマスク「確かに私が発言した。そして私はまだ0.25BTCしか持っていない。これは以前友達が私に送ってくれたものだ。特に他の仮想通貨も保有はしていない。」
トム「そしてあなたはサトシBTCアドレスを所有している。(イーロンマスクがナカモトサトシではないかという発言ではないかと思われる。)」
Whoever owns the early BTC deserves a Nobel prize in delayed gratification
— Elon Musk (@elonmusk) 2019年2月21日
イーロンマスク「誰でもビットコインを初期に持っていたものはノーベル賞に値すると思う。」
このようにビットコインというシステムが素晴らしいということを具体的に示している発言をしています。
そして、今それが実際に取引されて価値がついているね。
以前イーロンマスク氏の偽物がツイッターでイーサリアム について発言をしていた。
イーロンマスク氏の仮想通貨についての話題の一つに、以前ツイッターでイーロンマスク氏の偽アカウント(誰かがイーロンマスクになりすましている)が「40億円分の仮想通貨をプレゼントする」とウェブサイトに誘導し、イーサリアム を盗んでいたことが判明した。
イーロンマスク氏のイーサリアムについての最初発言が偽アカウントの発言だった頃から、イーサリアム の開発者も落胆していたといます。
しかしながら、本物のイーロンマスク氏はこの騒動を受けて以下のようにコメントしました。
At this point, I want ETH even if it is a scam
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年8月28日
イーロンマスク:「この事件について、もし詐欺だったとしてもETH(イーサリアム)が欲しい」
と発言をしています。
当時イーロンマスク氏がどの程度までイーサリアム について知っていたのかは定かではありませんが、影響力がある人として情報としてイーサリアム のことは知っていることは推測ができます。
(参考)ロバートキヨサキ氏も同様に仮想通貨の将来性について発言
僕はこの本を読んで全て変わった。
高校生でこの本に出会えたのも親のおかげだと思う。
金持ち父さんになれるよう努力したい😂#投資#金持ち父さん貧乏父さん pic.twitter.com/7SxU24x9kg— アッツー (@atutoushi) 2019年2月15日
実は今回のイーロンマスク氏の発言と同じ意味の発言を、以前ロバートキヨサキ氏も行なっていました。
ローバートキヨサキ氏は世界的ベストセラーである「金持ち父さん貧乏父さん」の著者です。
キヨサキGJ。「米ドルはスキャム」←本質を言い過ぎていて草w
ビットコイン支持者「金持ち父さん」キヨサキ氏、米ドルはスキャムと発言 https://t.co/9Ip4CznYiM via @JpCointelegraph
— Edy (@edy_ngo) 2018年8月15日
世界的なベストセラー「金持ち父さん貧乏父さん」の著者ロバート・キヨサキ氏は、米ドルはスキャムであると述べ、ビットコインやその他の仮想通貨は「人々の通貨」であるとし、米ドルより長生きすると宣言した。CCNが13日伝えた。
まとめ
イーロンマスク氏がこのように発言した背景の一つとして、金融危機に陥っているベネズエラやアルゼンチンの国民が自国の通貨を手放し、ビットコインを購入しているという現状があります。
ビットコインのようにどこの国にも属さない「世界的な通貨」というものはこれまでのありませんでした。(資産としての金はあります。)
世界がグローバルになり、自分の資産として持つものとして、管理されていない仮想通貨(暗号資産)が今後ますます影響力を持ってくるものと思われます。