仮想通貨イーサリアム(Ethereum 購入単位:ETH)は現在ビットコイン(bitcoin)に次ぐ時価総額第2位の仮想通貨になります。
この記事ではイーサリアム(イーサという通貨)の特徴及びこれまでの価格の推移、そして取引所での買い方等をご紹介します。
イーサリアムは仮想通貨のプラットフォームとして、「スマートコントラスト」を言われるシステムを持っています。
これは今後、企業なので契約などのプログラムとして大きな注目を集めており、実用性という観点ではビットコインを上回る技術がある仮想通貨になります。
イーサリアム(Ethereum)の特徴について
イーサリアムは仮想通貨のシステムを利用した基盤システムだとご紹介しました。ではどのような基盤施設でしょうか。
通貨名 | イーサリアム |
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通貨単位 | ETH |
発行上限 | 100,479,943 ETH |
開発者 | ヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin) |
ウォレット | マイイーサウォレット |
スマートコントラクトと言われる契約システム
イーサリアムはビットコインと同じで仮想通貨と思われがちですが、実際は基盤システムで契約する場合などに適用されるものです。
そのシステムは仮想通貨を応用したもので、イーサリアムの通貨は『イーサ』と言われます。
スマートコントラクトとは、別名『契約の自動化』とも言われ、管理者がいない状況での取引履歴であるブロックチェーン上で、契約を行うことを言います。
現在は契約をする場合、例えばアパートを借りる場合には、不動産業者を通じて、署名して印鑑を押印して・・手数料を払って・・・等様々なことを行う必要があります。
実はスマートコントラクトとは、このようなこと自動化できるシステムであるため、不動産業者のような仲介業者の仕事の大部分を無くすことができる革新的なシステムなのです。
これは消費者にとっては嬉しいことですよね。
煩わしい契約を省略できる上に、手数料も格安、契約をブロックチェーン上に書き込めば、みんながそれを確認することができ、改ざんすることもできない優れたシステムなのです。
アルトコインとしてのイーサリアム
イーサリアムはアルトコインと呼ばれます。これはビットコインが仮想通貨に対して、イーサリアムは仮想通貨の技術を使った基盤システムであるからです。
仮想通貨は仮想通貨だけの話ではなく、その技術は仮想通貨のみならずこれから幅広く応用されることになります。
それによってこのシステムのように仲介業者を不要にするシステムでコストを抑え、利用者間の直接取引が可能になり、大幅な効率化を図れると言われています。
イーサリアムのアップデートについて
1.フロンティア
2.ホームステッド
3.メトロポリス(2018年夏)
4.セレニティ(未定)
イーサリアムは、今後アップデートを通じて、上のようにプラットフォームの改良を行って行く予定としています。
具体的には
「取引時に匿名性を持たせる技術の導入」
「プルーフオブワーク(POW)からプルーフオブステーキ(POS)への移行」
が主なアップデートになります。
こうったアップデートも実用性を高める上で、必要なことになっており、このアップデートが価格上昇に繋がるのではないかとも期待されています。
イーサリアムはビットコインと同じで現在「POW」となっていて、今後より効率性の良い「POS」に移行することになっています。
現状のPOWというシステムでは、電力量の消費と、マイニングする側のかたよりが大きくなる特徴があるため、より公平的なシステムにすることとして「POS」が考えられています。
イーサリアムのアップデート、イーサリアム2.0に期待
既に説明をしたイーサリアムのアップデートをイーサリアム2.0と言ってます。
イーサリアム2.0では開発が遅れ遅れになっていますが、実際にイーサリアムの注目度は高まるばかりで、特に2020年からは大型アップデートも含めて注目度が増す可能性があります。
イーサリアム2.0では現在のところ2020年内にはイーサリアム2.0がリリースする予定となっています。
イーサリアムから仮想通貨を作ることができる。
イーサリアムは仮想通貨とともに、プラットフォームとして「仮想通貨を作る」ことが可能です。
イーサリアムから作られた仮想通貨は100種類以上にもなり、それらの通貨は「マイイーサウォレット」というところに保管することが可能です。
イーサリアムから作られた通貨は
・オミセゴー
・ネオ
・エターニティ
などすでに有名な通貨となり世界中で取引されています。
分散型アプリケーション(Dapp)
イーサリアムでは他にも分散型アプリケーション「Dapp」というものを作ることができます。
このDappというものは、ブロックチェーンのアプリ(ゲームなど)として今後普及して行くと言われています。
イーサリアムを使ったDappの仮想通貨としては、「LoomNetwork(ルームネットワーク)」などが積極的に普及を行なっています。
イーサリアムから分離してできた『イーサリアムクラシック』
イーサリアムは、2016年にハッキングを受け、ハッキングを受けた部分を切り離す作業として「ハードフォーク」というものを行いました。
その「ハードフォーク」で切り離された部分は「イーサリアムクラシック」と言われ、現在も仮想通貨として存在しています。
イーサリアムエンタープライズアライアンス(EEA)について
イーサリアムのスマートコントラクト技術を使って実用化を図る団体として、イーサリアムエンタープライズアライアンス(EEA)という団体が2017年2月に発足しました。
この団体に所属している会社には
👉インテル
👉JPモルガン
👉マイクロソフト
など世界での超有名な企業が参加しています。
イーサリアムの実用化を図る会社が、このような有名企業であり、今後のイーサリアムについては、大きな期待が集まっているのです。
イーサリアムが国連のプロジェクトで始動
国連(国際連合)がイーサリアムを使ったプロジェクトを難民キャンプで始めたとして、話題になりました。上の画像の白い旗の右下に、「Ethereum(イーサリアム)」と記載があります。
このようにイーサリアムについて、2017年材料が目白押しと言えます。未だセキュリティー問題については完璧とは言えないものの(それは他の通貨も同じ)、今後非常に有望とされている仮想通貨となります。
イーサリアムの価格について
イーサリアムの現在の価格はこちら↓
こちらのチャートはイーサリアムのこれまでの価格になります。(〜2020年6月)
イーサリアムは2018年1月に仮想通貨バブルで大きく上昇し、16万円を付けました。その後2018年、2019年と価格を下げ、2020年では25000円から30000円で推移をしています。
イーサリアムは、実用性という面で大きな期待を集めており、将来的には大きな価格上昇も同時に期待されています。
イーサリアムの今後の価格予想について
イーサリアムの価格は、2017年末に最高価格15万円を記録しました。
しかしながらその時期の価格上昇は「投機での上昇」と言われ、その後価格は2018年7月時点で約5万円に落ちついています。
今後2018年以降イーサリアムはさらに実用性が増し、それが価格上昇につながると言われています。
2018年ではイーサリアムの開発者側が、「イーサリアムは今後2ー3倍の価格上昇をする。」などと異例の発言をするなど注目を集めています。(*通常は開発者側が通貨の価格予想などはあまりしません。)
イーサリアムの購入方法
イーサリアムについては現在ほとんどの取引所で取り扱いをしています。
以下の記事に仮想通貨取引所をお勧め順にご紹介しているので参考にしてください。
イーサリアムが保管できるマイイーサウォレット
イーサリアムの保管するウォレットとして有名なものはマイイーサウォレットがあります。
👉イーサリアムが保管できる。
👉イーサリアムベースで作られた仮想通貨が保管できる
👉マイイーサウォレットの偽サイトで仮想通貨の盗難が増えている。
👉レジャーナノSと連携することでセキュリティを高めることができる。
以上が特徴になります。
マイイーサウォレットはウェブ上で保管するウォレットのため、セキュリティ的にはハッキングに弱いという特徴があります。
しかしながらハードウェアウォレットと呼ばれるUSB型のウォレットと連携することでセキュリティを高めることが可能です。