Aries(アリーズ)というDeFiを使うことで、暗号資産(仮想通貨)を預けて高金利の報酬が受けられるという問い合わせがこのサイトに複数ありました。
AriesのDeFiではAFIという仮想通貨があります。
サイトの質問では「AriesのDeFi(ディファイ)で年利100%を超える高配当がもらえるとLineグループの情報で知りましたが、大丈夫でしょうか?危険性(もしくは詐欺)はないのでしょうか?」
などといった内容です。
この情報をくれた複数の方の中には仮想通貨投資自体があまり慣れていなかたもいらっしゃるみたいでした。
結論としてはAriesというところについては、金利が高いからいいというわけではなく、まだ新しく取引高も少ないため取引が安定しているところに比べてリスクが高くなると思っています。
この記事の目次
AriesのDeFiについて
Ariesについては、仮想通貨を預けることで金利が受け取れる仕組みとなっています。
その機能では
・ステーキング・・・仮想通貨を預けることで金利が受け取れる。
・ファーミング・・Ariesの仮想通貨AFIを購入(LPトークンの入手)し、他の仮想通貨とペアで預けることで報酬が受け取れる力
という2つの機能があります。
Ariesのステーキングの画面を見ると金利が400%(年利)を超えるものあります。なので、金利が高いからAriesを使った方がいいという内容だそうです。
Defiの特徴は以下の記事も参考にしてね。
Ariesについての疑問点
ここで私なりにAriesについての疑問点について解説します。
・Ariesのプロジェクトの情報が少なすぎる。
・金利が高くても流動性が無い場合はリスクが伴う。
・プロジェクトがハッキングを受けた場合ロックした通貨が取り出せなくなる可能性
・AFIという仮想通貨は出来高がかなり低く、LPトークンのためにAFIを購入した場合、暴落すると売れなくなる可能性がある。
Ariesのプロジェクトの情報が少なすぎる。
Ariesについての情報がネット上に非常に少なく、実際に多くの日本人が参加しているという情報が見当たりません。
日本人についてはLINEのグループでその情報が流れているようです。
また海外の情報もないため、日本人のみに勧誘をしている可能性も否定できません。(そのようなプロジェクトはリスクが高い場合が多い)
金利が高くても流動性が無い場合はリスクが伴う。
金利が高いということは、まだ預けてる通貨の量が少ないという意味になります。
また別の表現でいうと流動性が少なく、預けている通貨について流動性が提供できるか不透明ではないでしょうか。
プロジェクトがハッキングを受けた場合ロックした通貨が取り出せなくなる可能性
プロジェクトについては、通常プログラムについて第三者機関が監査を行いセキュリティを含めて内容がしっかりしているかの精査が行われます。
Ariesについては監査が行われいるという情報は、サイトないで私が見た中では見当たりませんでした。
実際にプロジェクト(DeFiのシステム)にバグやハッキングを受けた場合、最悪の場合資金が流出したり、仮想通貨が取り出せなくなる可能性があります。
AFIという仮想通貨は出来高がかなり低く、LPトークンのためにAFIを購入した場合、暴落すると売れなくなる可能性がある。
Ariesでファーミングをする場合、AFIという独自通貨のユニスワップで交換する必要がありますがAFIは1日の取引が700万円程度しかなく、売りが続いた場合一気に価格が暴落する可能性があります。
つまり、高金利のためにAFIをユニスワップで購入してもAFI自体の価値がなくなった場合大きな損失を受ける場合があります。
AFIの通貨情報はこちら
ちなみにユニスワップでのUNIトークンの取引高は1日で700億円以上となります。これだけの取引高があればAriesよりは全然安定していると言えます。
ユニスワップは今や日本人も含めて世界的に取引されており、信頼性はDeFiの中でも高いと言えます。
しかもユニスワップのUNIトークンはバイナンスやコインベースなど大手の取引所にも上場しています。
まとめ
以上サイトに質問を頂いたAriesについて簡単ですが解説しました。
金利が高いからという理由だけで参加するのは非常にリスクが高いと感じています。
DeFiで運用したい場合ついては、現状では取引高が多いユニスワップで資金を少額からプールするなどして運用してみるといいかもしれません。
ユニスワップでは、上の図のように通貨をプールすることで報酬受け取れる仕組みとなっていますが。*画像の右側の数字(緑色)
Ariesよりは金利が低いですが、世界中で取引されています。