仮想通貨(ビットコイン等)の取引きについて、アメリカのブロックストリーム(blockstream)社はブロックストリームサテライトを使い世界でインターネットが届かない国々にも「衛星信号(Satellite)」を使って仮想通貨を低コストで自由に取引をする利用計画を発表した。
この計画が実現すれば世界中の半分以上の人々がインターネットにアクセスできない現状を改善しビットコインをはじめとしてイーサリアム、リップルなどの仮想通貨取引のシェアが大きく広がる可能性があります。
壮大で夢のような計画ですが、現在進行中であり、すでに一部の国で試験的に行なわれているとのことです。
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「衛星信号」を使いネットを使わずにビットコインを使用する。
San Francisco, CA, August 15, 2017 /PRNewswire/ – Blockstream the leader in blockchain and financial cryptography, today announced the availability of Blockstream Satellite, a new service that broadcasts real-time Bitcoin blockchain data from a group of communication satellites in space to almost everyone on the planet. Blockstream Satellite enables further participation in Bitcoin, including the billions of people in the world without internet access and people in places where bandwidth prices make participating cost prohibitive-blockchainstream
翻訳→2017年8月15日、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコのブロックチェーンストリーム社は現在ブロックチェーンと仮想通貨のリーダーであり、ブロックストリームサテライト(衛星)を使って、世界中の人々のブロックチェーンを使った取引のためのサービスを提供していくことを発表した。インターネットにアクセスが難しい何十億人の人に利用しやすい価格で通貨取引のサービスを提供する。
現在の世界の総人口は約70億人と言われていますが、その半数の人々はインターネットがないか、もしくは高額でアクセスができない状況にあると言われています。
. “Today’s launch of Blockstream Satellite gives even more people on the planet the choice to participate in Bitcoin. With more users accessing the Bitcoin blockchain with the free broadcast from Blockstream Satellite, we expect the global reach to drive more adoption and use cases for Bitcoin, while strengthening the overall robustness of the network.”
翻訳→ブロックストリーム社CEO アダムバック氏は、「本日発表したブロックストリームサテライトは、インターネットが使えない人々に、より多くビットコインを自由に使える機会を提供する。私たちはもっと世界中に仮想通貨であるビットコインが適用し、役に立つことを期待しています。」
このブロックストリーム社は、すでに衛星を有しており、仮想通貨のインターネットが使えない人々にも普及することを発表しました。現在はベータ版として試験的に衛星信号を発信し計画を進めています。
上の図は現在計画中のエリアであり、北アメリカ、南アメリカ、ヨーロッパ、アフリカで試験的に行なわれている模様です。そして現段階で北極は適用外とのことです。
インターネットが普及していない国こそ仮想通貨が必要とされる現実
インターネットが普及出来ていない国は発展途上国が多く、貧困の影響もありネットにアクセスできない人々が多い状況です。またそういった国々の政情が不安定な場合は、自国の通貨の価値が下がり国民の生活を脅かしているのも現状となっています。
こういった国こそ、自国の国が紙切れのように価値が下がっていくのをただ見ているだけでなく、仮想通貨のように世界で使え価値を持つ通貨が必要とされるのです。
また衛星信号を使った仮想通貨取引には100ドル以下のコストでアンテナをはじめとしたインフラ設備を整えることが可能と言われています。
仮想通貨が世界の貧困の現状を少しでも救うことに貢献できるのが非常に興味深く、今度世界中で認知され普及される大きな可能性を秘めていると言えます。
ビットコインはより実用的に、そしてそれが価格に影響する
ビットコインは仮想通貨の中で時価評価額1位となっており、世界中で最も取引されている通貨になります。 これまでビットコインは2014年から2017年の間で最大9倍もの値上がりをしています。
多くの人はビットコインの値上がりに魅力を感じていますが、その背後にあるのは、ブロックチェーンという画期的な技術を使った通貨としての実用性が挙げられます。
この新しい通貨が価値を持ち、そして世界でより実用的になることが、将来的にビットコインの価格に影響していくのは言うまでもありません。
ビットコインは投機としてのお金も入り込み大きく上がったり下がったりを繰り返していますが、今回のニュースを通じて長期的な目線で将来性を見ていくことが投資においても成功する上で非常に重要だと感じています。
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