国内で大きな詐欺の仮想通貨サイトと言われていたビットリージョンは、資金集めに限界がきてすでに飛んだということになっており、サイトが閉鎖されています。
「ビットリージョンは大丈夫ですか?(詐欺じゃないですか?)」「 ビットリージョンで知り合いが儲かった(収益が出た)と聞きました。私もお金が稼げるでしょうか?」
などたくさんのビットリージョンに関する質問をサイトをいただいてきました。
2018年の現状としてビットリージョンのサイトはすでに閉鎖されており、多くの被害者が発生したと言われています。
私は「ビットリージョン」を使っていませんでしたが、サイトで紹介しているブロックチェーンウォレットを使いたい人の問い合わせでビットリージョンを利用する予定の方が多くいるみたいです。
被害者に共通することは、あまり仮想通貨のことを知らないのに、人から儲かると勧められてビットリージョンをやりたいという方が多いように感じます。
こういった傾向が強い場合は、私の経験として詐欺の可能性が高い感じもします。なぜなら詐欺を行う場合はよくわかっていない人(初心者)を誘うのがてっとり早いからです。稼げるという名目で。
この記事の目次
ビットリージョンとは?
ビットリージョンはサイトを見ると以下のような説明があります。
1%の1日の配当
あなたがヘルプ(PH)を提供するために待っていても、コミュニティは1日1%の報酬を返します。 bitcoinコミュニティの成長を助けるために、あなたの誠実さを示すだけで、毎月15%の配当となります。
0.15 BTC で30K BTCを獲得する
Bitregionの世界初のBitcoin寄付システムにより、BTC30,000までの支援を受けることができます。以前のコミュニティメンバーにAssistance BTC 0.15を提供するだけで済みます。後で大きな助けを得るために他の人を助けてください!
要するに登録すれば、あとは何もしなくて、1日1%の報酬があるということです。
登録は0.05BTC必要ということで、現在1BTC=90000円として、約5000円の登録手数料が必要になります。要するにこの金額で運用を回していると思われます。
そして最初のステップとして0.15BTCを支援としてメンバーに預けるとされています。(約9000円)
そしてユーザーはランクがレベル8まであり、紹介するメンバーが多いほど報酬が得られる仕組みになっています。
運営サイトでサイトの情報が不明。
サイトでは、「contact」という連絡が取れるシステムがありますが、運営者の名前や会社の住所の情報がありません。通常サービスを行う場合は、運営元の情報を明らかにした上でサービスを行うのが一般的です。
以前私が作成した記事のワンコインという仮想通貨もサイトでは同じ状況が見られます↓↓↓
➡︎OneCoin(ワンコイン)とは?〜仮想通貨で詐欺と各国から疑われているもの
1日1%もの金利を提供には新たな紹介者を増やし続ける必要がある。
1日1%金利をサービスに登録しているだけで受け取るということで、このような条件の良いほとんど聞いたことがありません。しかし、1年前にMMMというサイトが月利30%を報酬として与えるサイトがありましたが、そのサイトは破綻して今はありません。
MMMが詐欺サイトであるいう記事について(海外サイト) Scamとは「詐欺」の意味です。
➡︎http://siliconangle.com/blog/2016/02/29/everything-you-need-to-know-about-the-mmm-bitcoin-scam/
以下サイトからです。
ネズミ講と言われているMMMグローバルはビットコインから手を引くようだ。ビットコインは実験的な試みであり、毎月100%のリターンが不可能だと判明したとブログで語っている。
中国、南アフリカはMMMに関して注意喚起を行っているにもかかわらずナイジェリアで繁栄している。消費者保護のために、MMMを利用者の銀行口座が凍結されるというケースも見られるようだ。
要するに紹介者がいなくなったら、飽和したら破綻する可能性もあるということになります。なぜなら毎日1%もの金利をどこから出すのかというと、新しい紹介者やグレードアップに必要な資金からになると思います。
いずれ構造上ビットリージョンのサイトが飛ぶという周りの意見も合わせて、新しい顧客を呼ぶのに限界が近づくのは目に見えているわ。
ビットリージョンはいわゆるねずみ講なのか??
紹介者を増やし続ける、そしてより数多く紹介者を増やし続ける人が儲かる仕組みがねずみ講になります。
サイトで「bitregion」で検索するとビットリージョンが儲かる記事が記載してあります。確かに実際大きく儲けている人もいるようですが、このようなシステムはいわゆるピラミッド型の収益構造になっていて、ごく一部の人が儲かって多くの人が損をする可能性もあります。
ビットリージョンで検索した場合に、多くの人は「ビットリージョンは稼げる」という情報を発信しています。ですがその場合、その人が多くの人をネットでたくさんの人をビットリージョンに紹介できているからこそ稼げている可能性もあります。
なのでその紹介された人がその人ように稼げるかはわからないのです。
アクセスは大部分から日本〜なぜ?
このサイトは基本英語表記になっており、日本語での表示にはできないようです。
下記の画像はビットリージョンがどこからアクセスを集めているかを表しています。
日本から多くのアクセスを集めているみたいです。 ですが、みなさん思いませんか
「なぜ日本からのアクセスが一番多いのに、日本語のサイトがないの???」
日本の会社が運営するのは、問題があるため、海外のサイトを作り紹介者を集めているのでしょうか。。。
2018年のビットリージョンの現状について〜サイト閉鎖
ビットリージョンは2018年すでに、サイトが閉鎖されており、多くの被害者が発生していると言われています。
そして、現段階ではビットリージョンに対する集団訴訟も発生しています。
今は、50名が参加する集団訴訟のサイトがあり、被害多額が約1億1千万円となっています。ーサイトページはこちら
初めから計画的なポンジスキームだったらしく、
日本中にかなりの被害者がいます。
何故社会問題にならないのか不思議です。
ビットフライヤーの社員の方か勧められた方もおられて、
インドネシアなどに逃げてる方まで突き止めました。
日本に持って来たのが中国人女性らしいです。
ビットコインが2〜10万円くらいまでの間の案件ですから
かなり有ると思います。アジアビットもそうです。
30名のメンバーがいて、集会してたようです。
ハイプとわかって、かなりのお金を集めてます。
どのような仕組みにしろ、基本的に投資は自己責任です。「知り合いが儲かった」だけではなく、どのような仕組みかときちんと理解する必要がまずあると思います。
適切な仮想通貨の選び方とは
まず仮想通貨投資をする場合について重要な点は今回の事例を踏まえると「人から仮想通貨の購入を積極的に勧められた場合には裏がある可能性がある。」ということです。
そしてこのような詐欺が多いのは、セミナーなど「必ず儲かるなどのオーバーな表現を用いて、営業している場合が多くある。」傾向にあります。
では特に初心者から見た適切な仮想通貨の選び方については重要な点は
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- 時価評価額の高い通貨を基準にする。(世界での取引が多いため)
- 仮想通貨の実用性はあるのか?ビットコインが金融危機で使われたり、イーサリアムの技術が企業で応用されているなど。
- 国内の取引所で取引可能か?(金融庁が仮想通貨の取り扱いの可否を判断しているため)
ということが言えます。
自分の資産を増やすための努力をすることは素晴らしいことです。ですが、甘い話が来る場合には注意をし、しっかりと自分なりに調べて判断した投資が求められます。