世界的仮想通貨取引所のFTXは、29歳の若さで資産1兆円を築いたCEOサムが運営する取引所となっています。
今回日本の仮想通貨界で有名なミスビットコインの藤本マイさんとNakatsuさんの2人がFTXのCEOのサムに対して貴重なインタビューを行っているため、この記事でその概要をご紹介していきます。
FTXについては以前から、多種多様な仮想通貨を取り扱い、特に仮想通貨Solanaについては、分散型取引所Serumのブロックチェーンとして採用するなど、Solanaに対して積極的にバックアップしている状況です。
そのおかげか、2021年9月時点でsolanaの1年の値上がりは60倍を記録するなどかなりのインパクトを与えています。
今後FTXがソラナを使ったNFTのマーケットプレイスのリリースやその他のサービスでどのような展開を見せていくのか注目と言えます。
FTX、CEOのサムにsolanaやDeFiについての質問
FTXのCEOであるサムは若干29歳ながらに資産は1兆円を声、現代史の中でもいち早く富を獲得した人物をとして注目を集めています。
29歳にして、115億ドル(約1兆2500億円)の資産を保有する暗号通貨取引所FTX創業者のサム・バンクマン=フリードは、現代史の中で誰よりも早く富を蓄積した人物の一人に数えられる。
しかし、彼の貪欲さはほかの大金持ちとは異なっている。
バンクマン=フリードは、近年注目を集める「効果的な利他主義(Effective Altruism)」と呼ばれる哲学を信奉している。5月26日、フォーブスの「アンダー30サミット」で講演した彼は、人類の未来のためにできるだけ大きな寄付をする方法を考えた結果、暗号資産にたどり着き、世界最大級の取引所を設立したと説明した。-forbes
今回はミスビットコインの藤本マイさんとNakatsuさんが、今大注目のFTXCEOのサムに貴重なインタビューを行っています。
1/11 FTXのサムが、ミスビットコイン、Nakatsuさんのインタビュー答える
今回のインタビューの主要な内容は以下のとおりです。
○分散型ソーシャルネットワークを構築する大きなチャンス
○SolanaのエコシステムがTradFi(従来の金融機関やシステム)と競合するために必要なもの
○Aurory(Solana上のNFTプロジェクト)についての考え
○FTXUSの先物と株式上場
2 /分散型ソーシャルネットワーク
○分散型ソーシャルネットワークは誰も構築していないという例外的な機会
○ソーシャルネットワーキングをDeFiと統合する可能性も興味深いです
○仮想通貨ソラナに完全に分散型ソーシャルネットワークフィット
※サムはソーシャルネットワーキングをソラナを使ったDeFiで統合する考えがあるのではないでしょうか。
3 / SOLANA DEFI
○ Solanaエコシステムは、TradFiに存在するもの(CLOBなど)の提供に近いですが、もちろん分散型の方法で提供されます
TradFi — FinTechs(金融で運営されているテクノロジー企業)とともに、標準的な小売銀行、商業銀行、投資銀行。Paypal / SquareなどのFinTechとともに、ChaseやBank of Americaを考えてみてください。これらは一元化され、一連の政府規制当局によって規制されており、大規模なコンプライアンスプログラムのコンポーネントとして比較的厳格なKnow Your Customer(KYC)管理を行っています。-参考記事
○過去6か月の成長は本当に爆発的でした
○ TradFiを打ち負かすには、製品に美しいUI / UXの必要があり、規制当局と話し合う必要があります
4 / ソラナとイーサリアム SOLANA X ETH
○実際のアプリケーションには規模が必要であり、数百万のTPS(処理速度)が必要になる可能性があります
※ソラナは毎秒50000件のTPSを持つ(イーサリアムは17TPS)
○これに近づく唯一のブロックチェーンチェーンはソラナです
○Serum x Uniswap(分散型取引所)は、このコントラストを明確にします
※SERUMはFTXが運営する分散型取引所でソラナのブロックチェーンを採用しています。ここではイーサリアムチェーンでの大手分散型取引所ユニスワップと互換性を示唆しています。
○他のチェーン(ソラナ以外のチェーン)は…3の係数でスケーリングしようとしています
5 /AuroryとNFTS
※AuroryはSolanaブロックチェーン上のゲーミングNFTプロジェクト。
○彼はプロジェクトが好きですが、十分な情報がありません
○NFT市場は非常に急速に成長しています
○通常のユーザーにアクセスするには、プラットフォームは規制に準拠する必要があります
○FTX(NFTマーケットプレイス)に登場する新機能:独自のNFTを作成し、任意のチェーンから任意のNFTをインポートおよびエクスポートします
※FTXはFTXUSにNFTマーケットプレイスを展開→参考ページ
6 /クロスチェーンDeFiが難しすぎる
○これまでのところ、分散型でクロスチェーンを行うことに成功した人は誰もいません。
○一元化された仮想通貨取引所は現在、チェーン間(イーサリアム、ソラナ等)の架け橋です
※チェーン間の架け橋というは、FTXのような集中型の仮想通貨取引所がソラナやイーサリアムなど様々なチェーンに対応しているという意味
7 / FTXUSの先物取引のリリース
○LedgerXの買収の目標は明らかです:FTXUSで先物をローンチする
※LedgerXは、CFTCが規制する指定契約市場(DCM)、スワップ実行ファシリティ(SEF)、およびデリバティブ清算機関(DCO)であり、FTXUSが買収を行っている。
○米国には暗号通貨先物はありません(CME以外)
※CMEはChicago Mercantile Exchangeで、シカゴ・マーカンタイル取引所。米国シカゴにある世界最大の商品先物取引所・金融先物取引所
○彼らはまだCFTCを完全に説得する必要があります
※CFTC米国の政府機関のひとつで、米国内におけるオプションや先物の取引所およびその会員に対する監査権限を持つ商品先物取引委員会
○デリバティブはすでに世界のボリュームの大部分を占めています
8 / FTXUSの株式上場について
○次の目標は株式も発売することですが、それは別の規制当局です(CFTCではなくSEC)
○1つのWebサイトにすべての製品を配置することは、より優れたUXと言えます。
※この発言からもFTXUSは株式に上場することを目標としています。
9 /金融の革新
○暗号通貨では、TradFi(伝統的な金融システム)とは対照的に、すべての財務データは無料です(FTXのAPIを参照)
○米国株に意味のある需要をもたらすには、さらに多くのイノベーションが必要です
○業界をフルスタックすることはFTXの賭けです
フルスックとは、主にウェブ開発において、複数種類(ないしは「あらゆる」種類)の開発技術を習得しており、開発業務における一通りの需要に応えられるような技能・スキルのことであるー参考ページ
10 /サムのアフロヘアーはカットする意志はあるのか。(質問)次回は髪をカットしますか?
(サム)「うーん…考えているんだけど、わからない。長くなりすぎています。わかります、チャンスがあります。」
※どんな質問wwww
FTX仮想通貨取引所の今後に注目
これまでのインタビューにあったように若干29歳のCEOが運営する世界的な取引所がFTXとなっています。
8月にもスターアトラスのIEOが上場後150倍の値上がりを記録するなど非常に影響を増してきている取引所と言えます。
また各国の規制にも積極的に準拠する姿勢を見せており、逆に世界最大の取引所バイナンス以上に各国の信頼は高いのが現状です。
FTXでは様々な仮想通貨を取り扱っており、またソラナのブロックチェーンっを使った今後のサービス展開にも非常に期待したいところです。