国内暗号資産(仮想通貨)取引所のコインチェックで上場しているIOSTが大きく高騰中です。
IOSTは購入すべきなの?投資として魅力的なのか?といった質問をいただきます。
1月14日にコインチェックから3年ぶりとなるCMがリリースされましたが、その勢いが要因なのか日本人の多くがIOSTを購入し価格が高騰していると言われています。
この日本ではコインチェックでのみ上場している暗号資産(仮想通貨)のIOSTは投資すべきなのか? それとも高騰中のリスクに警戒すべきなのか判断を考えている日本人投資家が増えているようです。
IOSTは逆にいうと日本人には人気が高くなっているということとも言えます。ですが、日本人にだけ人気の通貨が将来的に生き残ることができるのでしょうか?
この記事でIOSTについて検証していきます。
そうではないこともこの記事で触れていきます。
この記事の目次
IOSTが高騰中!年内の値上がりは約4.4倍へ
こちらはIOSTの4時間足チャートになります。
2021年に0.5円で推移をしていたIOSTは、1月9日に2倍の1円、そして15日から価格が高騰し2.2円を記録し4.4倍の上昇となりました。
日付 | 価格 | 上昇率 |
---|---|---|
1月1日 | 0.5円 | ー |
1月10日 | 1円 | 2倍 |
1月15日 | 4.4円 | 4.4倍 |
このようにIOSTについては短期的に大きな価格上昇となっています。
コインチェックで仮想通貨のCMが開始
2021年1月14日に全国の一部地域でコインチェックのCMが3年ぶりにリリースされました。
前回は芸人の出川哲郎さんを起用しましたが、今回はロケットを使ったCMでビットコインを推している内容となっています。
このCMの開始後にIOSTが上昇したため、CMの効果ではないかと言われています。
以下の記事はIOSTがコインチェックに上場下時のものね。
IOSTについて検証
それでは今回のIOSTの高騰を含めて検証していきたいと思います。
IOSTについてはコインチェックの公式サイトに
クレジットカードが利用されるのと同様のレベルで、ブロックチェーン技術が様々なサービスで活用されることを目指し、2019年2月25日にメインネットOlympus v1.0がローンチされました。
独自のコンセンサスアルゴリズム「PoB(Proof of Believability)」により、公平且つ高速なスケーラビリティ(処理能力)と非中央集権が実現されています。
既に国内においても、再生可能エネルギー電力の取引システムの実証実験や、精密医療や患者ケアのデータ管理ためのブロックチェーンテクノロジーの研究開発などが行われており、今後さらなる活用が期待ができます。 ーコインチェック
以上のように高速な取引ができるプラットフォームであるという説明がされています。]
イーサリアムに近い形のものではないでしょうか。
IOSTの高騰の評判について
この方は60万円で買ったIOSTが200万円になったとあります。 60万円から100万円の上昇なので230%の上昇と言えます。
この方はIOSTの値上がりについて「1円という価格が安いから値上がりした」という表現を使っています。*本当はそうではない。
またYouTubeの方では「IOSTで100万円もうけましたと」という動画がアップされています。
これを見るとIOSTを買うと儲かるという感覚を持つ人もいるかもしれません。
IOSTが価格が安いから高騰したのではなく、時価総額が低いから
IOSTの価格が安いから値上がりしやすいという情報が上がっていますが、そうではなく
・時価総額(取引高)がもともと低いため価格が上がりやすかった。
・日本人の買いが集中している。
というのが原因の一つです。
IOSTは逆にいうと日本人には人気が高くなっているということとも言えます。
と冒頭で述べましたが、日本人だけ買った上がっている仮想通貨が本当に今後も上がりつづけるのでしょうか?
時価総額が引く通貨は価格が上がりやすく、また暴落しやいといった特徴があります。
既に大きく高騰したIOSTが今後も上昇を続けるかもしれませんが、このような上昇は投機である可能性が高く(というか割合。投機性は少なからずどの部分もある。)、飛び乗るのが遅かった場合について痛い目に合う可能性があります。
以下の重要な記事です。
IOSTで100万円儲かったという情報
IOSTは、年末の0.5円から2.2円なので4.4倍の高騰となりました。
つまりもし25万円くらいIOSTを元(0.5円のとき)から買っていると100万円くらいになる計算です。
私の見解では日本人が買っただけで大きく値上がりするくらいの取引高では一気に価格が下落すると多くの人がIOSTを投げ売りして元の価格に戻る可能性もないとは言えないと感じています。
あと100万円儲かるのは、現在の暗号資産(仮想通貨)相場の状況から考えるとそんなに大したことはない気がします。
イーサリアムを超える能力がある。
IOSTはイーサリアムを超える処理能力があると言われていますが、これについては
・IOST以外にもイーサリアムの処理能力を超える通貨はふつうにある。
・イーサリアムのプラットフォームの利用者を考えるとIOSTは足ものにも及ばない。
・IOSTは、機関投資家の投資対象になっていない。(個人投資家のみ)
という現状があり、現状で判断をしてもはや能力うんぬんではない状況です。
IOSTがイーサリアムより時価総額が高くなるであれば、他の通貨でもそれは普通に可能ですが、どの通貨もそれをなし得ていません。 その理由は既に述べたとおりです。
まとめ
以上IOSTの高騰についてまとめてきました。
これからコインチェックでIOSTを買っても少しは利益ができるかもしれません。でもその後はどうなるの? といった視点も重要です。
個人的にはやはりコインチェックのCMであるようにビットコインが一番資産として希少性が高く安定性も高いと感じています。(なぜコインチェックがCMでIOSTではなくビットコインをあげているのかを考える必要があります。)
コインチェックはビットコインもイーサリアムも取り扱う国内では最多の仮想通貨取り扱い取引所です。
IOSTの高騰が本当に続くのかということを考えつつ余裕資金での分散投資が個人的におすすめと言えます。