ユニスワップはイーサリアムベースのプログラムでできた大手分散型取引所(DEX)になります。
2021年5月にユニスワップはV2からV3のアップデートを控えており、従来から問題視されていた高額な手数料(ガス代)をレイヤー2技術により大幅に削減するとしています。
レイヤー2について他のプロジェクトでも一部採用されていますが、ユニスワップほどの大きな取引量を占めるDEXが採用するのは今回が初めてといいます。
イーサリアムに関連した記事で有名な「DailyGwei」の著書アンソニーさんは、「ユニスワップは仮想通貨を変える可能性がある」と発言しています。
彼の記事からユニスワップV3についてどのように考えているのかを解説していきます。
*この記事の参考サイト「DailyGwei」
ユニスワップV3について
「レイヤー2でのユニスワップは全ての業界でのゲームチェンジャー(革命)となる。」
アンソニー氏は以上のようにユニスワップV3について大きな期待をしています。
ユニスワップV3の特徴については
・レイヤー2(L2)を採用し従来の手数料を圧倒的に削減
・流動性マイニングであるプールについて価格変動リスクに制限設定を設ける力
という2つの大きな特徴があります。
Uniswapは、ほとんどの人がレイヤー2で使用する最初のアプリになる可能性が高く、もちろん、第一印象が重要です。
アンソニー氏がここで強調しているのはレイヤー2という技術。
これはユニスワップが多くの取引量と投資家のニーズを集める取引所であるからこその大きな注目ポイントと言えます。
ユニスワップは最大手のDEX(分散型取引所)
Uniswapは依然としてイーサリアムのすべてのDEXボリュームの60%を占めており、大手であることを示しています。
上の画像はDEXの取引量を示したグラフになります。
トータルの取引量では2021年2月をピークに全体的には減少傾向となっています。
と入ってもピーク時の取引量は7兆円を超えているというとてつもない取引量となっています。
人が介在しないプログラムで動く取引所にこれだけの資金が入るというのはまさに驚きと言えます。
この取引量の中で主要な取引を占めるのがユニスワップです。(グラフの青色)
2021年にはいってからスシスワップの取引量が増えてきていますが、それでもユニスワップが多くのDEXでの取引量を持つと言えます。
期待されるレイヤー2(L2)について
セカンドレイヤー(L2)のメリットは、ビットコインのブロックチェーンといったメインのブロックチェーン上で処理を行わないために、ブロックチェーン本体のシステムの処理に負荷がかからず、高速な処理ができることでスケーラビリティ問題を解決できることにあります。-DMMビットコイン
レイヤー2はセカンドレイヤーとも言われていますが、上の説明のようにオフチェーン(メインではない)での取引を行うことによって送金のつまりや手数料を削減する技術です。
レイヤー2ではよく聞く、ライトニングネットワーク、Plasmaもそれに当たります。
アンソニー氏が強調するレイヤー2技術は、手数料が高額となり投資家の参入を阻んでいる問題についてダイレクトに解決できる解決策の一つだからです。
まとめ
ユニスワップがV3となり、レイヤー2技術で手数料問題を解決したときにDEXのさらなる投資家の参入、イーサリアムのエコシステムの成長、実際の金融システムへの革新と言った流れになることを個人的に期待しています。