ビットコインが円建(BTCJPY)で最高価格の710万円をに更新しました。
その大きな要因は米SECによるビットコインETF先物の承認。
本命のビットコインETFの現物ではないですが、今後の現物ETF承認における大きなステップとなったのは間違いありません。
この記事の目次
ビットコインが710万円を更新
ビットコインは10月16日に最高価格の710万円を記録しました。
以前の最高価格は2021年の4月ですが、およそ6ヶ月ぶりの最高価格更新となっています。
しかしながら、前回の最高価格から一気に上に抜いたわけでなく、そのあたりの価格帯で現在とどまっている状況です。
ビットコインETF承認
米SEC(証券取引委員会)は米時間15日、ProSharesの仮想通貨ビットコイン先物ETFの申請を承認したことがわかった。米国初のビットコインETFとなる。
ProShares社は今年の夏に「Bitcoin Strategy ETF」をSECへ申請。CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)が提供するビットコイン(BTC)の先物とカナダ上場のビットコインETFを運用する上場投資信託であったが、SECの委員たちと話し合った結果、カナダETFをポートフォリオから外すことにしたという。ーコインポスト
ビットコインETFは、上場投資信託と言われ、ビットコインの価格に連動した証券で、
●ビットコインを直接買わずに投資ができる
●証券会社口座を持っている人が直接購入できる、
●税率が株式投資と同じ
という特徴があります。
現在SECに申請されてるETFは
●ビットコインETF(本命)
●ビットコインETF先物(今回承認)
●イーサリアムETF
●イーサリアムETF先物
の4つと言われています。
今回ビットコインETFの先物が承認されましたが、やはり本命はビットコインETF。
そしてその後イーサリアムETFという流れになってくると言えます。
どちらも仮想通貨相場の特大ファンダと言われるイベントの一つです。
仮想通貨市場の時価総額も過去最高水準
仮想通貨の時価総額も4月の最高額と同水準の300兆円弱なり多くの資金が市場に流れてきています。
国内投資家の思惑は疑いだったが
木曜日からビットコインETFの先物が承認される可能性があるということでビットコインの価格が上がっており、海外では盛り上がっていたみたいです。
しかしながら、このようにイベントの前(承認)に価格が上がった場合、たいていそのイベントのときに価格が下がることが多いので、国内投資家の中では、承認されず価格を落とすのではという見方もありました。
しかしながら、実際に承認が発表されると価格が更に上昇、4月の最高価格を抜く結果となりました。
ある程度経験に基づき判断を行っていても、やはり相場はかんたんに読めない。
面白い結果ではありました。
ビットコインETFについて
先物については、以前からSECの委員長がポジティブな発言があったため、期待が持たれていました。
しかしながら現物についてまだそのような発言があっていません。
SECは、先週仮想通貨関連企業の株価に連動したETFを承認。そして今回の先物。このようにだんだんとETF現物承認のステップは整ってきていると言えます。
イーサリアムも最高価格に近づく
イーサリアムについては現在44万円ですが、最高価格の47.3万円が射程圏内となっています。
ビットコインETFと同じに、イーサリアムについてもイーサリアムETFについてはビットコインETFが承認されば、その承認の可能性もその後早めになってくるのではないでしょうか。
イーサリアムについては、NFTやL2、DeFiなど様々なユースケースが拡大しており、ETFだけでなく、その実需としての面でビットコイン以上に投資家が注目しているところではないでしょうか。