暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(通貨単位ETH)が2月5日に17万円という歴代最高価格を記録し、1週間の値上がりは17%を記録しました。
イーサリアムの価格上昇に影響し、イーサリアムからつくられているユニスワップ などの多くのDeFi(ディファイ)銘柄も同じように上昇し相場に資金が集まっている状況です。
また世界的企業家のイーロンマスクのツイートでドージコインの上昇、そしてカルダノエイダ(ADA)は2月7日から大きく上昇し、リップルの時価総額を抜き時価総額ランキングで4位となりました。
昨年末から続く上昇トレンドはまだ終わりがなく、非常に力強い印象を受けます。
この記事の目次
イーサリアムが最高価格17万円を記録
イーサリアムは2月5日に17万円の最高価格を記録し、1週間の値上がりは17%を記録しました。
イーサリアムの値上がりについて
1週間・・・17%
1ヶ月・・・33%
1年・・・・625%
と非常に高いパフォーマンスを見せています。
イーサリアムについてはイーサリアム2.0という大型アップグレードの最中ですが、イーサリアム2.0のネットワークに参加するためにイーサリアムをステーキングすることで金利が得られる仕組みとなっています。
現在金利は10%程度と言われています。
イーサリアムのステーキングの増加が売り圧を減らしているのは確かですが、それ以外にもイーサリアムベースで作られてDeFi(ディディファイ)時価総額が上がっているのも、イーサリアムの上昇の要因になっているのではないかと考えています。
DeFi市場の時価総額は6兆円を記録
こちらはDeFi銘柄の1ヶ月の時価総額を表したものです。
時価総額が3兆円だったものが、1ヶ月で6兆円と2倍近くまでに膨れ上がっています。
このDeFi市場の高騰がイーサリアムの価格をも牽引している可能性があるのではないでしょうか。
現在のDeFi銘柄ではトップ3の、チェーンリンク、ユニスワップ 、アーべが特に顕著です。
このサイトの仮想通貨ランキングでもチェーンリンクとユニスワップ は紹介しています。
DeFiは分散型金融という、プログラム上でユーザーが仮想通貨の交換や貸し借り、金利収入などのサービスを受けられる仕組みです。
主体となる運営がないため利益が広く行き渡る設計となっています。
ドージコインの高騰で時価総額は12位へ
世界的企業家のイーロンマスクが連日ツイートしている仮想通貨のドージコイン。
上の画像はイーロンマスクがツイッターで「地球での将来の通貨は?」という質問に「Dogecoin to the moon(ドージコインの価値が上がっていく)」という回答を多く集めている状況です。
ドージコインはこの1週間でイーロンマスクがツイートした関係もあり、2倍の高騰、そして1年では10倍上の高騰を記録しています。
ドージコイン自体はイーロンマスクで高騰した要因が非常に大きいですが、彼自身はドージコインのことを「ドージはエンターテイメントだ」と発言しています。
彼自身は現在の政府が発行する法定通貨について懐疑的になっているのは事実で、今後ドージコインがどのような注目を集めていくのか気になるところです。
カルダノエイダの高騰で、時価総額がリップルを抜き4位に浮上
上の画像は2月7日時点の24時間の値上がりを示したADAの価格チャートになります。
24時間という短期間で55円の価格が一気に70円を記録しています。
ADAについては直近で何かファンダメンタル(経済ニュース)があったわけではないですが、この上昇については非常に注目を集めているのは間違いありません。
ADAについては、米大手仮想通貨取引所のコインベースでの上場が控えていますが、2020年末の予定が伸びている状況です。