仮想通貨モネロ(Monero 通貨名:XMR)はプライバシーを強化する匿名性の機能を持った有名な通貨です。
この記事ではモネロの今後の将来性とこれまでの価格推移と専門家の予想を踏まえた今後の価格予想をご紹介して行きます。
モネロは2016年からの1年間で約20倍もの価格上昇を記録してして、以前は国内の取引所である「コインチェック」で取扱がされていましたが、2018年に取扱が停止されています。
現在では海外の取引所だる「Binance(バイナンス)」や「HitBTC」「Bithumb(ビッサム)」と世界的に有名である取引所で取引することができます。
モネロは今後どう言った使い方をされていくのかその「将来性」も含めてまとめました。
この記事の目次
仮想通貨「モネロ(Monero)」について
項目 | 内容 |
---|---|
通貨名 | モネロ |
通貨単位 | XMR |
発行上限 | 16,380,235 XMR |
主要開発者 | Riccardo Spagni |
主な取引所 | バイナンス |
ウォレット | レジャーナノS、デスクトップウォレット |
Monero(モネロ)は、エスペラント語で、「コイン」「硬貨」という意味を持つ仮想通貨(アルトコイン)の一種です。
Bitcoinのソースコードを元にしておらず、CryptoNoteプロトコルに基づくオープンソースのProof of Work(送金の認証方法)を使用しています。
CryptoNightは匿名性に特化しており、Bitcoinよりも匿名性が強いことが特徴です。
Moneroは、CryptoNightを採用している「Bytecoin」というコインのソースコードを元にしています。Moneroのアドレスは「閲覧用」と「送金用」の二つの秘密鍵から生成されており、非常に長いという特徴があります。
アドレスはマスターキーのような役割を果たし、送金を行うたびにマスターキーがランダムなワンタイムアドレスを生成します。
送金の際はワンタイムアドレス宛にコインを送信するため、第三者がマスターキーとなるアドレスを見ても、取引履歴を確認することができません。「閲覧用」の秘密鍵を公開することで取引履歴のみを外部に公開することができます。-coincheck
・仮想通貨バイトコインを元に作られた
・ステルス署名(ワンタイムパスワード)
・リング署名
このようにモネロの取引履歴は一般的に暗号されており、「閲覧用の秘密鍵」を持つ人しかその取引履歴を見ることができません。
ステルス署名
ステルス署名は、「ワンタイムパスワード」を使い、1回限りのパスワードを使用します。モネロのアドレスは通常
- 閲覧用アドレス
- 送金用アドレス
となっており、通常閲覧用アドレスは「非公開」となっており取引者しか見ることができません。
そしてワンタイムパスワードを使った送金のため外部から取引履歴がわからないようにセキュリティを強化しています。
リング署名
参考サイト
モネロの送金の特徴の一つに「リング署名」というものがあります。
上の画像用に「送信者」がモネロを送金した場合、上のグループのように複数の「公開鍵」を作り、どれが送信者の「公開鍵」かを分からなくしたものになります。
その他の代表的な匿名性通貨
同じ種類の通貨に有名なもので、「ジーキャッシュ(Z-cash)」「ダッシュ」があります。
匿名通貨 | 匿名技術 | 承認時間 | 発行上限 |
---|---|---|---|
ジーキャッシュ | ゼロ知識証明 | 2分 | 2100万 |
モネロ | リング署名 | 2分30秒 | 上限なし |
ダッシュ | インスタントセンド | 2分30秒 | 2200万 |
以上が匿名性のある3通貨を比較しました。
このうちジーキャッシュを私は結構持っていますが、ジーキャッシュは取引履歴内容のすべてを暗号化できると言われています。
関連記事▼▼(仮想通貨ジーキャッシュについて)
モネロ(Monero)のこれまでの値動きについて
モネロのこれまでのチャートになります。
パッと見ただけでかなりの値上がりをしているのが分かります。
期間 | 価格 |
---|---|
2016年1月 | 55円 |
2017年1月 | 1400円 |
2018年1月 | 40000円 |
2018年9月 | 13000円 |
モネロの現在価格のチャートは🔗こちら
モネロの現在の価格
モネロの現在の価格はこちら▼▼
匿名性の持つ機能がハッカーに使われる?
Statement confirms WannaCry attackers used ShapeShift.io to convert bitcoins to Monero. They are assisting police. https://t.co/NGDMUo7lCt pic.twitter.com/fP8UCcoS5H
— Patrick O’Neill (@HowellONeill) 2017年8月3日
翻訳→声明によると、ワナクライ(コンピュータウイルス)のハッカーはShapesift取引所を通じてビットコインからモネロに交換していた。Shapeshift(取引所)はその件について警察の捜査協力をしている。
このようにモネロだけでなく、ジーキャッシュを含めプライバシーを保護するのは、企業と顧客の取引だけでなく、犯罪に使われる可能性も一部ではあります。
しかしながらこのように取引所が警察に捜査協力をすることにより、この後コンピュータウイルス「ワナクライ」の犯人は逮捕されています。
匿名性を持つ通貨は注目され始めている。
プライバシーを保護する匿名性を持つ通貨は実は注目され始めているのです。
ジーキャッシュについては世界的に大手銀行であるJPモルガンと、ジーキャッシュの持つ匿名性の技術である「ゼロ知識証明」について提携を結び大きく価格が高騰しています。
またイーサリアムについても、2017年注目のアップデートでは、ジーキャッシュの技術を使い、通貨に匿名性を持たせる改良を行う予定となっています。
このように匿名性を持つ通貨の技術は日に日に注目を集めているの確かです。 今後モネロの技術がどこかの企業等で採用されたりすることがあればさらに価格に影響してくると思われます。
モネロが有名投資会社のポートフォリオに!
Bytes included in Kaiserex recommended portfolio https://t.co/LZ9KMVYFBn pic.twitter.com/hn6HuhxcN9
— Byteball (@ByteballOrg) 2017年8月26日
ロンドンの仮想通貨専門投資会社である「Kaiseirex」のオススメの投資通貨のポートフォリオに「ビットコイン」「ライトコイン」「モネロ」「バイトボール」が入っています。
通貨として、支払いや送金としての機能を持つ仮想通貨でプライバシー機能を持つ「モネロ」がポートフォリオに含まれています。
モネロの価格予想について
仮想通貨モネロとビットコインは急騰、リップルは97%急落=米リサーチ機関⚡️
◆5年後の価格(サティス予測)#BTC 9万6378ドル#ETH 686ドル#XRP 0.01ドル#BCH 268ドル#EOS 4.5ドル#XLM 0.02ドル#LTC 134ドル#ADA 0.001ドル#XMR 1万8498ドル#DASH 1896ドルhttps://t.co/pToaTpcGVd
— コインテレグラフ@仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) August 31, 2018
ICOのコンサル業などを手がけるサティス・グループは30日、今後の仮想通貨市場についてレポートを公表し、ビットコイン(BTC)とモネロ(XMR)が急上昇する一方、リップル(XRP)は急落すると予想した。
サティス・グループが今後1年~10年にかけて一番上昇すると予想したのは匿名性の高さで知られているモネロ (XMR) 。現在約98ドルで推移して時価総額で第11位だが、サティスは今後1年で1476ドル、5年で18498ドル、それぞれ1336%と17887%上昇すると予想した。
この機関によると、モネロは今後税金を逃れるために使用される可能性を予測して、5年後で最大200万円へ上昇すると予想をしています。
2018年9月で1300円なので、約150倍もの値上がりとなる計算です。
*一機関の予想なので参考程度にとどめておいてください。
モネロの保管:セキュリティが高い「レジャーナノS」
モネロは現在「レジャーナノS 」という世界的に有名なウォレットに対応しています。*2018年に新しく対応しました。
一般的なモネロのウォレットにレジャーナノSを連携させることでセキュリティを高めることができます。
モネロ(XMR)はまずモネロ・コマンド・ライン・ インターフェース(CLI)においてアカウントを作成し、そしてモネロ・グラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)を使用することによって、レジャーナノS(Ledger Nano S)を活用することができます。
モネロの保管方法の解説は「こちら」
👉レジャーナノSではオフライン状況で保管できるため、ハッキングされる可能性が低い
👉日本では公式代理店があるため、公式代理店を通じて購入可能。
レジャーナノSの詳細については「公式レジャーナノSの購入方法と使い方について〜評判でおすすめのコールドウォレット」の記事を参考にしてください。
モネロの取引ができる取引所
モネロが取引できる取引所として、おすすめなのが世界最大の取引所である「バイナンス」になります。
イギリスの取引所の「HitBTC」でも同様に取引が多いのですが、日本在住者の取引は禁止されているため、多くの人はバイナンス で取引を行っています。
バイナンスの詳細や登録方法については「Binance(バイナンス)仮想通貨取引所の登録(口座開設)方法と評判について」を参考にしてください。