国内仮想通貨取引所のコインチェック(Coincheck)は、仮想通貨リスク(LSK)のステーキングを発表し大きな注目を集めました。
ステーキングは仮想通貨保有者が仮想通貨を対象口座に預けておくだけで、銀行でいう利子(仮想通貨の場合は報酬)がもらえるサービスになります。
コインチェックでのリスクの報酬はいくらになるかまだ具体的な利率の発表はありませんが、今後発表があると思っています。
ステーキングは現在世界最大の取引所であるバイナンスをはじめ、多くの取引所が実施をしようとしています。
なので、今回国内ではじめてコインチェックがリスクのステーキングを始めたことは、リスク以外のスーキングも今後増えると予想されます。
コインチェックのステーキング報酬として、最初の報酬は総額2251.9LSK(1LSK=79.7円換算で18万円相当)と発表されました。*ステーキングはコインチェックにリスクを預けておくだけで報酬がもらえるシステムです。
この記事の目次
コインチェックがリスクのステーキングを発表
コインチェック株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:蓮尾 聡 以下、当社)は、本日より、世界初の試み(※)として、Lisk(以下、LSK)を対象としたステーキングサービス(β版)(以下、本サービス)の提供を開始いたします。本サービスは、実証実験の一貫として行い、Coincheckの「取引アカウント」等でLSKを保有するお客様にステーキングにより当社が受領した報酬を付与いたします。
つまりコインチェックの口座でリスクを保有していることで、報酬が受け取れるということになります。
仮想通貨を預けて受け取れる報酬→ステーキングとは
ステーキングとは、対象となる仮想通貨を保有しながらブロックチェーンのオペレーションをサポートすることにより、報酬を受領する仕組みです。キャピタルゲインが中心であった仮想通貨投資において、インカムゲインが期待できるとして注目を集めており、2019年には海外の大手仮想通貨取引所が次々とステーキングサービスの提供を開始しています。
当社では、本サービスの提供を通じて、お客様に仮想通貨投資における新たな価値を提供するとともに、ブロックチェーンネットワークの更なる発展と、セキュリティの向上に貢献してまいります。
本サービスは、CoincheckでLSKを保有しているお客様に対し、当社がデリゲート(※1)へ行う投票(Voting)の報酬を保有量に応じて付与するものです。DPoS(※2)というコンセンサスアルゴリズムの仕組みをもつLiskネットワークを対象とし、当社の預かり資産の一部を利用してLiskネットワークのデリゲートへの投票を実施いたします。当社が投票したデリゲートが上位101位までに選出された場合、デリゲートが受け取るForging報酬の一部を投票の報酬として当社が受領し、CoincheckでLSKを保有しているお客様に対して、保有量に応じて付与いたします。
上の説明は読むと難しい感じですが、要するにコインチェック口座にリスクを預けるとコインチェックが保有者の代わりに運用してその報酬の一部をあげますということです。
リスクの価格が高騰
今回のコインチェックのニュースでリスクが大きく高騰しました。
コインチェックでリスクの報酬を受け取る方法
以下の1および2の条件に当てはまるお客様が対象となります。
- 対象期間(※3)にCoincheckの「取引アカウント」にて1日あたり平均10LSK以上保有しているもしくは「貸仮想通貨アカウント」にて貸出中でないLSKを1日あたり平均10LSK以上保有している
- 付与実施時点で当該アカウントが通常通りご利用いただける状態となっている
リスクの報酬を受け取るには10LSKとなっています。
LSKの価格は70円(2020年1月現在)なので、10LSK=700円となる計算になります。
リスクでの報酬はいくらになるのか? COSMOSは5%から7%
リスクでの報酬がいくらになるのか2020年1月12日現在ではっきりしません。
コインチェックが運用して得た報酬からコインチェックが手数料の一部を引いた上で保有者に付与することになります。
このステーキングについては、仮想通貨COSMOSが有名で、私も実際にCOSMOSでステーキングを行い報酬を得ています。
COSMOSの報酬は今のところ年利5〜8%となっています。
(追記)最初の報酬は総額2251.9LSK
コインチェックでは毎週水曜日にステーキングの報酬を配分されますが、最初の報酬では総額2251.9LSK(1LSK=79.7円換算で18万円相当)となりました。
コインチェックにリスクを10LSK以上預けている人のはこの報酬が配分されることになります。
しかしながらコインチェックが実際に配分対象の口座金額がわからないため、年利に換算してどのくらいかどうかというのは現段階ではわからない状況です。
あとは、対象の口座の口座残高がわかれば年利がわかるけど。
リスクのステーキング報酬の年利は
コインチェックのLISKステーキングは1200LSKで0.5LSKくらいの受け取りだったっぽいです。
この方のステーキング報酬から換算すると
*上の方の利率を参考にして判断して計算していますが、実際の根拠は不明です。
・1200LSK=96000円
・1週間の報酬=0.5LSK=40円
・1年間の報酬=52週*40=2080円
*1LSK=80円として計算
以上から判断すると約2.2%の年利計算となっています。
今後利率も、リスクを預ける額の増加により変更する可能性があるため、期待して待ちたいと思います。
仮想通貨リスクについて
Liskは分散型アプリケーションプラットフォームです。プラットフォーム内で利用出来る通貨名を「LISK(LSK)」といいます。総発行枚数は無限(インフレ通貨)。
Liskには3つの特徴があり、一つ目はスマートコントラクト(契約情報)の記述言語に、web技術でメジャーな「Javascript」を採用していること。二つ目はアプリケーションの基盤にサイドチェーンを使用していること。三つ目は、DAppsで立ち上げたブロックチェーンの承認システムを開発者が自由にカスタマイズできることです。
リスクはコインチェックが国内で初めて取り扱いを開始したため、日本人でも保有が多い仮想通貨となっています。
コインチェックの今後に注目
コインチェックが今回仮想通貨リスクを国内で初めてステーキングサービスを提供したことで、コインチェックの注目が上がったのは間違いありません。
コインチェックはIEOなどのサービスも打ち出しており、今後目が離せない仮想通貨取引所と言えます。