韓国大手の仮想通貨取引所ビッサム(bithumb)で、33億円分の仮想通貨が6月16日未明からハッカーからハッキング被害にあい、盗難にあったとされています。
盗まれた仮想通貨は「イーサリアム」「リップル」が含まれていると言われており、現在ビッサムは仮想通貨の受け入れを停止している状況とのことです。
取引所から仮想通貨が流出している事件が絶えませんが、個人でどう仮想通貨の資産を守るのかセキュリティーも含めて解説して行きます。
この記事の目次
韓国の大手取引所で仮想通貨が33億円ハッキング被害
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・韓国大手取引所ビッサム、ハッキングで33億分の仮想通貨盗難被害 https://t.co/uS3WQrUiMy— コインテレグラフ ジャパン (@JpCointelegraph) June 20, 2018
韓国の大手仮想通貨取引所ビッサムがハッキング被害を受け、3000万ドル(約33億円)が盗まれた。同社がツイッターなどで明らかにしている。インターネット上では16日ごろから、大量のイーサリアムが引き出されていると噂されていたという。
同社は「3000万ドルに相当する、いくつかの仮想通貨が盗まれた」とし、すべての出入金を一時中断しているとしている。盗まれた仮想通貨についてはビッサムが補償するとしており、すべての資産は現在、コールドウォレットに移行中だ。-コインテレグラフ
33億円の流出規模について
今回の韓国の仮想通貨取引所の33億円の規模について、最近の取引所の流出額は以下の通りです。
コインチェック(日本)👉580億円
BitGrail(イタリア)👉220億円
コインレール(韓国)👉40億円
ビッサム(韓国)👉33億円
これを見ると、コインチェックがかなりの額流出したことになります。
コインチェックが今世紀最大の流出額
仮想通貨、盗難や消失被害が後絶たず
→取引所はセキュリティー対策を強化しているが、すきを突かれてハッキング被害にあっているのが現状
→業界関係者「仮想通貨のシステムはまだ堅牢とはいえず、ハッキング集団に標的にされている面もある」https://t.co/ajZqFPiaMO #コインチェック pic.twitter.com/8MQoIgInUE— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年1月26日
2018年1月末に仮想通貨取引所「コインチェック」から仮想通貨ネムが580億円分流出しました。
コインチェックは、当時仮想通貨ネムを「コールドウォレット」で保管しておらず「ホットウォレット」から仮想通貨が盗まれたことになります。
その後コインチェックから580億円分の被害については「全額日本円にて返金されました。」
ホットウォレットから流出
盗まれた仮想通貨についてはビッサムが補償するとしており、すべての資産は現在、コールドウォレットに移行中だ。
「コールドウォレット」は仮想通貨をオフラインで保管するウォレットのことで、通常は仮想通貨をコールドウォレットで保管する必要があります。
今回もコインチェックと同じように、ホットウォレットから仮想通貨が盗まれたことになります。
仮想通貨取引所は常にハッカーから狙われている。
ビッサムは盗まれた仮想通貨を顧客に補償する。
盗まれた仮想通貨についてはビッサムが補償する
ビッサムは仮想通貨取引所で言えば、世界6位の規模と言われており、補償が行われることになっています。
仮想通貨は「価値があるから盗まれる。」
このような仮想通貨流出の事件があると
「仮想通貨は盗まれるから危ない」
という風に考える方も多いですが、
仮想通貨は価値があるからこそ、リスクを犯してハッカーは仮想通貨を盗もうとするのです。
2017年にも北朝鮮のハッカーは、韓国の取引所から数億円の仮想通貨を盗んだと言われてます。
日本の取引所のセキュリティーの現状について
日本の仮想通貨取引所については、2018年1月のコインチェックからの流出後に、各取引所から「セキュリティ対策における発表」がありました。
当社は、金融庁の審査を経て、2017 年 9 月に仮想通貨交換業者としての登録を終えており ます。仮想通貨業界のリーディングカンパニーとして、以下のチームを中心に各種法令・内 部規則を遵守しております。
・金融機関、中でも特にリスクに精通した分野出身の経営陣
・CISO(Chief Information Security Officer)を中心としたサイバーセキュリティチーム・金融機関でのコンプライアンス業務経験者によるコンプライアンスチーム ・国内大手弁護士事務所出身の弁護士、米国及び欧州の弁護士チーム
上の表明は「ビットフライヤー 」のものですが、それ以外にも国内の取引所のセキュリティ対策の現状については、「仮想通貨取引所のセキュリティ対策状況について〜比較検証」で詳細をまとめています。
国内で仮想通貨を預けるにはどこがいいのか。
国内でセキュリティ対策がしっかりしていると言われているのは、
と言われています。*取引所名をクリックすると取引所のページへ移動できます。
このうち「ビットフライヤー」は世界でセキュリティー第1位の評価を受けています。
個人のウォレットで保管をする。
ハードウォレット「レジャーナノS」
仮想通貨の保管でまとまった仮想通貨を保管するものとして、「レジャーナノS 」が世界的に有名なウォレットとして知られています。
👉レジャーナノSではオフライン状況で保管できるため、ハッキングされる可能性が低い
👉日本では公式代理店があるため、公式代理店を通じて購入可能。
レジャーナノSの詳細については「公式レジャーナノSの購入方法と使い方について〜評判でおすすめのコールドウォレット」の記事を参考にしてください。
モバイルウォレット「Ginco(ギンコ)」
スマホアプリのウォレット「Ginco」は、持ち運びタイプのウォレットになります。
今の所大きな金額の仮想通貨を持ち運びはオススメできませんが、仮想通貨の支払いなど実用性を持つウォレットになります。
スマートフォンが盗難にあったり紛失したときのためのセキュリティ対策も設定することができます。
アプリのダウンロードはこちら▼(スマホからアクセスできます。)
まとめ
仮想通貨については、「保管を分散させる」ということが一つのセキュリティ対策として言われています。
👉セキュリティが高い仮想通貨取引所に預ける。
👉レジャーナノSなど個人用ウォレットに預ける
現状としておすすめの保管方法とは以上になります。
仮想通貨は「大切な資産」なので、しっかりと日頃からセキュリティに対しては知識を持つ必要があると感じています。