2016年はビットコイン(bitcoin)だけではなく、多くの仮想通貨の価格が上昇しました。
ここでは代表的な仮想通貨で価格が上がったものをチャート(相場)を交えてご紹介します。
実際仮想通貨で投資された方は、価格が上昇(高騰)した際の通貨に投資をして結果的にマイナスになった人もいるとは思います。しかし、2016年の初めと終わりで言えば多くの通貨の価格が上昇しているのです。
しかしながら年末が一番価格が高いわけではなく、その間で価格が高騰する場合が少なくなく、年末の価格ではそれに比べと落ち着いた仮想通貨が多かった印象を受けます。
価格は1ドル=119円として算出(千円以下は丸めています。)
チャートの緑の線→対ドルの価格
チャートの青の線→取引額
2017年の仮想通貨の値上がりはこちら↓
この記事の目次
ビットコイン(Bitcoin)
仮想通貨で一番歴史がある代表格とも言えるコイン。ビットコイン。
2016年は年末に急激な価格の高騰を見せるなど多くの人の注目を集めました。本サイトでも年末に問い合わせが多かった通貨になります。個人的には2016年一番注目を集めた通貨といえます。
時価評価額(年始): $6,161,215,794(7300億)
時価評価額(年末) $14,590,356,108(1兆6000億)
価格(年始): $411.99(49000円)
価格(年末): $908.17(108000円)
価格(2106最高): $909.94(108000円)
イーサリアム(Ethereum)
仮想通貨時価評価額第2位のイーサリアム。 スマートコントラクトというシステムの活用が期待されている通貨ですが、2016年の中間でダオがハッキングを受けイーサリアムが流出、その後ハッカーからの攻撃を受け続け、トータルで4回のハードフォークを実施しています。2017年は、セキュリティの面でどのような対策を行っていくのか注目です。
2016年の7月に価格が高騰、その際に大きな注目を集めています。およそ7倍もの上昇を見せています。その後上記のセキュリティ問題で、価格は減少。しかしながら年末の価格では年始を上回っています。
時価評価額(年始): $80,339,474(95億)
時価評価額(年末): $638,041,577(760億)
価格(年始): $2.83(336円)
価格(年末): $7.31(869円)
価格(2016最高): $19.59(2330円)
👉(参考)イーサリアムのハードフォークについて
リップル(Ripple)
リップルについてはチャート上で乱高下がやや大きいイメージがありますが、価格帯で言えばそんなに価格の上昇は大きくはない印象です。大手銀行をはじめとして、送金実験など世界でその利用価値として高まっている印象を受けます。
現在の価格は低いため、将来的に価格が上昇するのであれば、狙い目とも言えると思います。
時価評価額(年始): $206,189,522(245億)
時価評価額(年末): $231,713,026(274億)
価格(年始): $0.006168(0.73円)
価格(年末): $0.006310(0.75円)
価格(2106年最高): $0.009358(1.11円)
ライトコイン(LiteCoin)
ビットコインと同じく歴史がある仮想通貨の一つになります。ビットコインの送金スピードを改良するためにリリースされたライトコイン。 ビットコインと同じで年末に価格が上昇しています。
また6月のイギリスの国民投票(Brexitブレクジット)後に価格が急騰。「安全資産」の位置付けが強いのでしょうか。価格はドル対して安定している印象を受けます。
時価評価額(年始): $149,142,004(177億円)
時価評価額(年末): $212,469,870(252億)
価格(年始): $3.41(405円)
価格(年末): $4.34(516円)
価格(2016年最高): $5.55(660円)
モネロ(Monero)
2016年の相場で目立って価格が上昇した通貨の一つです。 なんと最大の価格の上昇は30倍にもなります。 チャートを見てみればわかるように米大統領選挙後に価格が上場しています。このチャートの上昇の形ドル円と似ている印象を受けます。
価格が8月に上昇した理由としては、ダークネットという未使用のIPアドレスでのやり取りができるシステムからモネロが注目を集めたものとされています。(ブラックマーケット?)つまり秘密裏に取引ができるものとしての位置付けとしてでしょうか。 私にとって謎が多い通貨の一つです。
価格が急騰したのは投資としての位置付けだけでなく、もしかしたら資金移動等で利用価値があるためではないかと思われています。
時価評価額(年始):$4,707,521(5.5億)
時価評価額(年末):$133,545,372(158億)
価格(年始):$0.448294(52.3円)
価格(年末): $10.38(1235円)
価格(2016年最高): $13.50(1606円)
イーサリアムクラシック(Ehereum Classic)
イーサリアムクラシックは、DAOが6月にハッキングを受けた際に、イーサリアムから分離した通貨になります。それがイーサリアムクラシックです。
公開当初急激な上昇をしましたが、その後は年末にかけて価格が下落、価格が下がった通貨では代表的なものの一つになっています。しかし流れ年末に中国からの買い戻し(との声)が入り、価格は37%程度上昇を行いました。 価格が低かったこともあって底値で買っていた人にとっては嬉しい収益になっていると思います。
時価評価額(年始):$47,874,732(55億)
時価評価額(年末):$90,639,072(107億)
価格(公開当初): $0.58(69円)
価格(年末):$1.05(123円)
価格(2016年最大): $3.30(392円)
ダッシュ(Dash)
ダッシュはシャードビジネス・ダークネットから分離する形で、名前をダッシュと変えました。
2016年は、チャートの通り、右肩あがりで価格が上昇しました。その上がり方は仮想通貨通貨では珍しい上がり方です。多くの通貨は価格が急騰する時には一気に急騰する特徴がありますが、こちらは急騰も急落も少ない割と安定した価格の推移となっています。
しかしながらこの通貨もMoneroと同じ謎が多い通貨で。 ダッシュを使った資金の取引は、匿名性がありその取引を追跡ができないと言われています。
時価評価額(年始):$16,081.586(19億円)
時価評価額(年末):$70,675,107(83億円)
価格(年始):$2.64(314円)
価格(年末): $9.67(1150円)
価格(2016年最大):$14.42(1715円)
ジーキャッシュ(Z-cash)*番外編
今年リリースされた通貨でこれほど価格の下落が激しかった通貨があったでしょうか。公開当初に最高高値を記録後に価格は急落。最初に通貨を持っている人のみ利益が得られたという状況の通貨です。100倍以上の値下がりです。
この通貨は、取引にモネロと同じで匿名性があり、例えば企業と顧客とのやり取りで匿名性が必要な場合の時に必要とされるとのことから作成された通貨です。表面上は匿名性があり、個人情報が保護されますが、実際の情報の追跡は可能である通貨になっています。(取引の情報が調べればわかるということ)
2ヶ月にわたり最低価格をキ−プしています。 しかしもし今後この通貨が上昇するとすれば・・・・・底値で買っていた人はかなりの儲けを出すことになります。果たして2017年は。。。
時価評価額(年始):$1,699,257(2億)
時価評価額(年末):$16,907,165(2億)
価格(公開当初): $4293(51万)
価格(年末): $50.75(6000円)
価格(2016年最大): $4293(51万)
2017年の仮想通貨相場に注目が集まる。
2016年末にビットコインが10万円を突破するなど、ますます注目を集めている仮想通貨。
これまでご紹介したように2016年の仮想通貨市場では、時価評価額が高い(より多く取引がされている)ものについては、結果的にほとんどが2016年当初から2016年末で上昇しているという結果になりました。
最近では全米での大手カフェチェーン店スターバックスでビットコイン支払いが可能になるなど2017年も新たな仮想通貨の可能性、進歩を含めてまずます目が離せない状況と言えます。
👉(参考)ビットコインが長期的に値上がりする理由について考察
仮想通貨取引所について
仮想通貨の取引については、本サイトで私が選ぶ仮想通貨取引所ランキングまとめていますので、参考にしてもらえれば幸いです。