リップル(Ripple 通貨単位:XRP)とは、今後将来的にも価格(値段)を含めて大きな注目を集めている仮想通貨(暗号資産)の一つです。
リップルの目的はXRPというリップルのネットワーク上の仮想通貨を使って、銀行間の国際送金でコストや送金スピードを大きく改善するために開発されたシステムです。
そういったことから単純な通貨としての機能以上の機能を持つアルトコインと言われる仮想通貨です。
またリップルはあの世界的大手IT企業であるグーグル(Google)が出資したとして有名な通貨となっています。
リップルは以前から1000種類以上を超える仮想通貨の中でも第3位の時価評価額に位置しており、特に影響力が大きい仮想通貨と言えます。
リップルが大きく注目されるきっかけとなったのは、あのメガバンク東京三菱UFJ銀行がリップルを使ったネットワーク利用を表明した2017年3月から価格が高騰し約6倍近くの値上がりを見せ大きな注目を集めました。
この記事の目次
- 1 仮想通貨リップル(Ripple)は支払いシステム
- 2 リップルは銀行間の送金のネットワークで用いられる。
- 3 現行の銀行送金の課題をリップルは改善する。
- 4 仮想通貨の中でも送金についてリップルは優れている
- 5 リップルは時価総額ランキングは上位に
- 6 リップル(Ripple)の銀行間取引の関連記事
- 7 リップル(通貨名:XRP)の発行上限について
- 8 リップルのこれまでの価格推移
- 9 リップルの今後の価格予想と要因について
- 10 有名人が注目している仮想通貨リップル
- 11 リップルと他の仮想通貨の違い
- 12 リップルの値上がりは多くの「億り人(おくりびと)」を生み出した。
- 13 SBIホールディングスの北尾会長がリップルを応援している。
- 14 リップルの購入方法について
- 15 リップルの保管できるウォレットについて
仮想通貨リップル(Ripple)は支払いシステム
*上は動画ではなく画像になります。動画はこちらからご覧になれます。
リップルは2004年にカナダの Ryan Fuggerというウェブ開発者より作られました。
上の図のようにリップル内の仮想通貨XRPという通貨を使って、いろいろな通貨と直接取引ができます。
メリットは
- 銀行間取引で従来より迅速かつ安い手数料での送金が可能。
- 決済のシステムがビットコインより早く数秒で完結する。(ビットコインは30分程度)
以上が主な特徴になります。
リップルはビットコインの欠点を補うために開発されたと言われています。
リップルは銀行間取引をリップルネットワークを使い、これまでの時間のかかる送金時間、割高な手数料を改善するために世界的にネットワークを拡大することを行っています。
そして世界的に大手の銀行を始め多くの銀行がリップルのネットワークに参画しています。
リップルは銀行間の送金のネットワークで用いられる。
上の図の中央にあるのがリップルの通貨『XRP』そしてその周りに、実際のドルや円の通貨、そしてビットコインなどの仮想通貨も含まれています。
この図で表すように、リップルは通貨間のやり取りをするときに、ブリッジ通貨として通貨間の中継となる役割となります。
銀行間でドルを送金して相手が円で受け取る場合など、一度ドルからXRPに交換して送金を行い、XRPから日本円に再度交換して受け取り者に送金するというシステムです。
ドル︎👉XRP︎👉円
BTC👉XRP👉ドル
XRP以上のような役割になります。
実はすでに一部の銀行間でこのシステムが取り入れられています。
そして日本国内でもみずほフィナンシャルグループとSBIホールディングスが共同でリップルのシステムを使った送金の実験を行っていることは有名な話です。
2016年当初はずっと通貨が下がり気味だったのですが、後半から上昇したのはこうした銀行間でのシステムの採用などが主な要因ではないかと考えられています。
ですが2017年3月からの価格の上昇は凄まじく、日本のメガバンク東京三菱UFJ銀行がリップルネットワークに加わったことが世界的に有名になりました。
現行の銀行送金の課題をリップルは改善する。
上の画像は現行の銀行送金の課題を示した画像になります。
Ripple(リップル) | GPII(現行の銀行送金) | |
---|---|---|
スピード | 数秒 | 数時間〜数日 |
料金 | 最安 | 銀行で開示されている |
為替レート | 有利なレート | 銀行が決定 |
データ | 全て送金 | 全て送金 |
追跡 | 必要なし | 必要 |
技術 | リップルネットワーク | SWIFT |
何度 | 現行の送金と同等 | ー |
上の表はリップルを使った送金(Ripple)と現行の銀行送金(GPII)を比較した図になります。
銀行送金や為替レート(国際送金の場合)については銀行が決定するため、顧客にとって不利な送金になる可能性もあります。
その点リップルの場合は、「スピード」「コスト(送金・為替レート)」現行のものより大幅に改善されています。リップルを使った銀行送金の中ではコストを10分1に削減できると言われています。
注目されるリップルを使った送金システム「xRapid」
リップル社が提供する送金システム中でも「xRapid」は実際にXRPを送金の中に取り入れたもので、xRapidの取引量が増えるとXRPの価格に影響することから、大きな注目を集めています。
xRapidでは大幅は送金コストの削減とスピードを提供ができるため実用性についてももちろん大きな注目を集めています。
仮想通貨の中でも送金についてリップルは優れている
XRP goes beyond what Bitcoin does well — a store of value — and delivers transaction speed and throughput that is orders of magnitude faster than BTC or ETH. While other digital assets continue to bump against their transaction limits, XRP remains the fastest, most efficient and most scalable digital asset in the world – making it the best digital asset for payments. I
翻訳→XRPはビットコインが行っていることを超える可能性があります。
市場の価値そして取引スピード処理。これらは既存のビットコインやイーサリアムを大きく上回っています。
他の仮想通貨も含めて現在取引量の上限を増やそうとしていますが、XRPはこれらの中で未だ一番取引処理が早くなっています。
つまり最も高価的で最も取引処理が大きいのがXRPであり、優れた支払いシステムとしてふさわしいと言えます。
上の図はリップルが支払いシステムとして、「スピード」、「コスト」、「取引量」を他の仮想通貨と比較した時を示したもので、リップルが他の仮想通貨と比べて第一位となっています。
- 「SPEED(速度)」→3.3秒
- 「コスト」→0.0004ドル(0.04円)
- 「取引量」→1500IPS
リップルは時価総額ランキングは上位に
上の画像はリップルの時価総額ランキングです。*時価評価額が高ものほど多く取引されていることになります。(画像は2019年時点)
これらの通貨の中(この画像で言えば、5位以上)で共通しているのは、そのシステムが現代のシステムを変える可能性を持っているということ。
つまり私たちにユーザーとってメリットがある技術革新の可能性を持つ通貨は買われるということが大きな特徴となっています。
リップル(Ripple)の銀行間取引の関連記事
リップルは銀行間取引において世界的にネットワークの構築を計画しており、世界的に有名な銀行もリップルネットワークと提携し、従来の送金をより改善する取り組みを行っています。
三菱UFJ銀行がリップルネットワークを使い国際送金を表明!!
日本最大手の金融機関である三菱UFJ銀行がリップルのネットワークに参画することを2017年3月に発表し大きな話題になりました。
リップル(Ripple)が高騰!SBIコンソーシアムに東京三菱UFJと56銀行が参加
リップルはリップルを使った送金ネットワークの普及を進めており、提携している銀行をどんどん増やしているのが現状です。
リップル(通貨名:XRP)の発行上限について
リップルの発行上限は999億XRPに決められており、ビットコインよりも多いです。
上の仮想通貨の時価総額ランキング画像の「Available Supply 」という項目が残りの発行上限となっています。
図中では2017年5月現在、「38,305,873,865XRP」が現在流通している通貨量です。そして全体の999億XRPのうちリップル社(リップルを開発した会社)が所有するXRPは約600XRPと大部分を占めます。
上のグラフは2017年5月時点の、リップル社とそれ以外の方が持つXRPの比率です。このグラフを見ればわかるようにリップル社が持つXRPの比率は大きく市場に流通すれば大きな影響を与えるとされています。
リップル社のXRPのロックアップ(預託)について
リップル社は2017年5月にリップル社が持つ約600億XRPのうち約9割ものXRPを2017年にロックアップ(預託)すると発表しました。
これでXRPの大きな暴落について一部不安が解消したこともあり、XRPの価格はさらに上昇1ヶ月という短期間で約13倍もの大きな価格上昇を見せています。
リップルのこれまでの価格推移
リップルのこれまでの価格推移の表は以下のようになっています。
リップルの価格表 | 1月時点 |
---|---|
2014年 | 6円 |
2015年 | 2.7円 |
2106年 | 0.6円 |
2017年 | 0.6円 |
2018年 | 300円 |
2019年 | 42円 |
2020年 | 24円 |
この表を見ると2017年末から2018年末に一気に高騰したことがわかります。
2018年は1年を通じて下落相場(リップルだけでなく他の通貨も)だったけど2017年から保有している人は2019年現在でもプラスになっていると思うわ。
リップルが大きく上昇し出した2017年
上の画像はリップルのチャートになります。(2013年8月〜2017年4月)
チャートに図示している通り、2014年1月、2015年1月に大きく高値をつけています。(赤丸の部分)その後2015年1月からは約2年以上にわたり安値で推移していました。
その後2017年3月に約0.6円で推移していましたが、東京三菱UFJ銀行のリップル参加のニュースから価格が大きく高騰、3月に4.2円の高値をつけ、5月にはなんと50円もの歴代最高値を更新しています。(約80倍)
2016年の安値に私も含めリップルを買っておいた人は、その後2017年3月大きな利益を得ることができました。
これまでにリップルの最も大きな情報2017年にリップルが400倍を超える値上がりを見せる
リップルが2017年12月に大高騰となり、2017年の値上がりは400倍を超える驚きの上昇となりました。
銀行間取引やアメリカンエキスプラスなど大手クレジットカード会社との提携でますます盛り上がりを見せています。
2018年のリップルの価格
2018年のリップルの価格は以上のようになってます。
2017年末から2018年当初は仮想通貨バブルと言われ、価格が大きく高騰し、そこから大きな下落となり2018年全体として下げ相場でした。
2019年のリップルの価格
2019年の相場は42円を平均的な価格として、6月には最大50円まで上昇しています。
リップルの価格を振り返って〜長期投資の視点
2017年から始まったリップルの高騰
リップルがどの段階で大きく急騰するのかは事前の情報は豊富ではなく、リップルを買っている多くの人がいつ価格が高騰するのかを注目していました。なぜならリップルは最後の高値(2015年)から2年もの間安値で推移していたからです。
この間に大きな利益を得ることができたのは、リップルの将来性について価格が上がると早くから「安値」で投資をしていたことが要因です。
投資するのであれば、底値と思われる安値のところから少額で購入するのがおすすめですが、すでに上昇しているリップルについては、「今後どう言ったことが将来的に実用性の面から行われていくのか。」というのが重要な視点となります。
リップルはその後も、銀行間取引の提携を行っており、価格が大きく上昇を続けている状況です。
リップルの今後の価格予想と要因について
専門家からのリップルの価格予想は7ドルから10ドル(770円〜1100)とこれまでの価格を上回る予想を出しています。
実際に2018年は2018年1月の400円の価格からビットコインに連動する形で下落を続けていました。
しかしながらリップルについては実用性のあるプロジェクトを積極的に進めており、むしろさらに注目を集めているのが現状です。
2019年リップルの経済情報
リップルの価格予想については、2019年多くの専門家が価格上昇を予想しています。
リップルの2019年の価格上昇の理由が以下の通りです。
・金融機関のxRapid採用。
・取引所で基軸通貨として採用。
・Nasdaq、bakktなど大手金融機関の参入により仮想通貨市場全体の価格上昇。
リップルの基軸通貨が取引量を増大させる。
基軸通貨とは、法定通貨でいうドルのように主に取引がされる通貨を言います。
現状ではビットコインが基軸通貨としてあらゆる仮想通貨として交換できることになっていますが、ビットコインのみが基軸通貨になるとビットコインの値動きに相場の影響を大きく受けるため懸念されていました。
しかしながら、世界的大手の取引所であるバイナンスを始めリップルを基軸通貨とする取引所で増えてきています。
・リップルが基軸通貨となることで取引量が増え価格の上昇の要因になる。
・大手取引所がリップルを基軸通貨とすると他の取引所でも基軸通貨として取引される可能性が高まる。
・実際に取引量が増大したときにはビットコインの送金スピードが著しく落ちていた時期があったが、リップルの場合はビットコインより送金スピードが早く便利である。
リップルの価格は上がりにくい? 2019年の相場から読み解く
2019年の相場ではビットコインが40万円から140万円まで高騰するなど大きな注目を集めています。
ビットコイン、イーサリアムが短期で2倍以上の上昇をしている中で、リップルの価格は40%程度と今ひとつ上がりきれない状況となっています。
しかしながらリップルの価格のポテンシャルについて以下のように考えています。
○今後基軸通貨として取引所に採用されていく。
○リップルネットワークに参加する金融機関は年々増えてきている。
○リップルを使った送金ネットワークであるxRapidは、採用される金融機関が増えるとリップルの流通量が増し価格に影響する。
○リップルは50%以上がロックアップされており、資金が入った時に価格上昇のポテンシャルは大きい。
有名人が注目している仮想通貨リップル
あの与沢翼氏がリップルに1億円投資!
秒速で億を稼ぐと言われているあの「与沢翼氏」がリップルに1億円投資をしています。彼の仮想通貨の予算は3億円でそのうちに1億円をリップルに投資をしています。
これまで株と不動産で利益を上げてきた与沢翼氏が仮想通貨のリップルに投資をしたことで、大きな注目を集めています。
秒速で億を稼ぐ「与沢翼氏」がリップルに1億円を投資↓↓
ホリエモンが2014年からリップルの可能性を言及
ビットコインを2014年から情報配信をし、現在多くの仮想通貨投資家の注目を集めている堀江貴文氏こと「ホリエモン 」
彼はリップルについても既存の銀行間送金を変える可能性があることを発言しています。彼は果たしてリップルを保有しているのかどうか気になるところです。
リップルと他の仮想通貨の違い
リップルと他の仮想通貨の違いは、リップルが銀行間取引を中心としているのに対し、ビットコインなど他の仮想通貨は個人間の取引となっています。
つまりリップルは銀行間取引で使われる取り組みを行っていますが、ビットコインなどは銀行間を通さずに、つまり銀行口座を持たずに仮想通貨を個人間で送金することができます。
もちろんリップルは仮想通貨なので、リップルを使って個人間で取引することは可能です。
ですがメインとしてはこれまでの銀行間取引について世界を巻き込んで改善する役割を担っているのです。
関連記事▼▼(リップルの世界的な国際会議)
リップルの値上がりは多くの「億り人(おくりびと)」を生み出した。
すでにご紹介したリップルの大きな値上がりは、多くの「億り人」という億単位の資産を持つ人を生み出しました。
すでに解説したリップルの2017年の値上がりについて考えると、初期投資25万円のリップルの投資で2017年の1年で1億円となります。
投資資金のあまりない若者世代でも成功のチャンスがあるのが仮想通貨と証明する代表的なものがリップルと言えるのではないかと思います。
関連記事▼▼
SBIホールディングスの北尾会長がリップルを応援している。
以前からSBIの北尾会長はリップルについて大きな期待を持っており、応援する方向性を積極的に発言してきました。もちろん彼の発言は大きな影響力がありましたが、当時はそこまでのリップルの値上りはなく、実際はすでにご説明したように今回のロックアップのニュースからの大きな高騰となっています。
そして北尾会長はツイッターで、「XRPは最高価格を更新中!ビットコインは忘れて!私たちはXRPとともにいる!」と発言をしています。
リップルの購入方法について
リップルが買える取引所は以下の通りです。
・コインチェック
・ビットフライヤー
・ディーカレット
その他
現在リップルが買える取引所は国内ではほとんどの取引所で購入が可能と言えます。
以下の仮想通貨取引所一覧ではオススメの取引所をメインに解説していますので、参考にしてください。
国内取引所ではほとんどの取引所がリップルを取り扱う
リップルの保管できるウォレットについて
現在リップルが保管できる個人用のウォレットとして有名なのは『レジャーナノS🔗』になります。
レジャーナノSはハードウェアウォレットと言われ、PCと接続をしてリップルを保管し、その後オフライン(ネットに繋がっていない)状態で保管が可能なのでハッカーからのハッキングを受ける可能性が低くなります。
関連記事▼▼(レジャーナノSでのリップルの保管方法)
またレジャーナノSは日本では公式代理店で正式に扱っており購入可能です。
しかしながらオークションやアマゾンなど正式ではないところでレジャーナノSを購入すると、ウォレットに細工がしてあり通貨が盗まれる可能性もあるため注意が必要です。