仮想通貨カイバーネットワーク(またはケイバーネットワーク 取引単位KNC)は、分散型取引所(DEX)と言われるセキュリティが高い取引所を運営しています。
システムで成り立っている取引所なので、セキュリティが高く、また取引手数料が安い傾向にあるのが大きなメリットです。
2020年4月にはケイバーネットワークは過去最高記録の取引量を記録するなど、今後に大きな期待と注目を集めています
この記事ではケイバーネットワークの最新ニュースと特徴、最新チャート(価格)についてご紹介していきます。
この記事の目次
カイバーネットワークとは?
通貨名 | カイバーネットワーク |
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通貨単位 | KNC |
発行上限 | 210,660,965 KNC |
カイバーネットワークは、ERC20トークンとして仮想通貨のイーサリアム上で作られた通貨になります。
カイバーネットワークは分散型取引所
カイバーネットワークは、DEXという分散型取引所として、取引所自体がブロックチェーンのプログラムとして動く取引所となっています。
また仮想通貨同士をダイレクトに取引するために作られたもので、異なるブロックチェーン(システム)同士を直接交換するために設計されています。
分散型取引所としての特徴としては
●取引所に通貨を置くことなく、自分のウォレットから直接やりとりができることからセキュリティが高い。
●通貨の交換に関わる手数料が安い
以上のような特徴があります。
イーサリアムの開発者ビタリク氏がアドバイザーとして参加
世界第2位の仮想通貨として有名なイーサリアム。
イーサリアムの開発者として影響力が高い知られているビタリク氏がカイバーネットワークのアドバイザーとなっており、カイバーネットワークはイーサリアムのシステムを利用しているのが現状です。
イーサリアムのアップデート2.0によりカイバーネットワークの需要も期待される。
イーサリアムの時期アップデートとして知られるイーサリアム2.0
・スケーラビリティ(取引量)の拡大
・POWからPOSとステーキング対応
・プライバシー保護強化
など大きな機能の改善となっています。
イーサリアムより作られたカイバーネットワークも、イーサリアムの需要により取引が増えていうことが予想されます。
カイバーネットワークの取引できる取引所は大手
カイバーネットワークは2020年の時点では海外の取引所でしか取引ができませんが、海外では上場の審査が厳しい大手の取引所に上場しています。
特に
・バイナンス
・コインベースプロ(日本人取引不可)
このあたりで採用されている通貨は大きな注目を集めている傾向にあります。
カイバーネットワークの最新価格とチャートについて
カイバーネットワークの最新の価格は上の通りです。
(RANK→時価総額のランキング順位 MARKETCAP→時価総額(取引高)VOLUME→1日の取引高)
カイバーネットワークの最新のチャートはこちら
カイバーネットワークのこれまでの価格
2017年7月 | 2.1ドル |
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2018年1月 | 3.1ドル |
2019年1月 | 0.16ドル |
2020年1月 | 0.2ドル |
歴代最高価格(2018年1月) | 4.9ドル |
カイバーネットワークのこれまでの価格を表にまとめてみました。
2018年1月のバブルまでは大きな値上がりを記録していたカイバーネットワークですが、その後2019年には大きく下落、その後徐々に価格を戻している状況です。
2020年に再び価格が上がりだす
2020年1月 | 0.2ドル |
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2020年6月 | 1.16ドル |
上昇率 | 5.8倍 |
カイバーネットワークは2020年に入り突如として価格が大きく上がっています。
当初1月の0.2ドルが6月には1.16ドルと5倍を超える上昇となっています。
カイバーネットワークの注目のニュース
分散型取引所Kyber Networkの利用が増加 (4月29日)
メジャーアップグレードの Katalyst を行います。ステークホルダーのインセンティブとエコシステムへの流動性提供を改善することで、
– Kyberアダプション拡大
– KNCの価値創造
– DeFiへの流動性向上を目指します!https://t.co/7NM4Wn0oPA
— Kyber Network_JP (@kybernetwork_JP) December 17, 2019
仮想通貨(暗号資産)の分散型取引所(DEX)「Kyber Network」の利用が増加している。
その人気を証明する指標の1つとして、本DEXで活用される仮想通貨KNCを残高に持つアドレスの数が、27日時点で6万1980に達し、過去最高値を記録した
KNCのプロトコルは今年Q2(4月から6月)に「Katalyst」という大きなアップグレードを控えている。本アップグレードではステークホルダーのインセンティブとエコシステムへの流動性提供を改善し、Kyber Networkの普及拡大やKNCの価値創造、分散型金融(DeFi)への流動性向上を目指す。Kyber Networkの利用増加やKNCの価格の上昇は、Katalystへの期待も要因のひとつとみられている。ーコインポスト
カイバーネットワークがコインベースプロに上場(2月20日)
Inbound transfers for KNC are now available in the regions where trading is supported. Traders cannot place orders and no orders will be filled. Order books will be in transfer-only mode for a minimum of 12 hours. https://t.co/J026rDnr4k
— Coinbase Pro (@CoinbasePro) February 24, 2020
コインベースPROは日本時間20日、新たにカイバーネットワークのKNCトークンを新規に取り扱うことを発表した。
上場日時は来週を予定、24日にも入金を開始する。流動性が確保できれば、次の日にも取引が開始される可能性があるという。
取引は、イギリスと米NY州を除くCoinbaseがサービスを提供している地域向けに提供される。取引ペアはUSDとビットコインに対応する予定だ。ーコインポスト
*その後イギリスのコインベースプロにも上場しました。
コインベースに上場する通貨は価格を上げやすい特徴があります。
CEOインタビュー〜カイバーネットワークの特徴(2018年5月)
我々の重要視しているところは以下の2点です。
1つ目はセキュリティに関してです。
現在は全てon-chainスマートコントラクト上で実装されています。
ですのでハッキングはほとんど不可能となっております。
2つ目はユーザビリティーです。
ユーザーがより使いやすくより簡単にサービスを使えるようにサービスの展開をすることにとても重点を置いています。
今まではテックに詳しい人しか使えないよ、と言われていましたが、そこを我々が変えていきたいと考えています。ーコインポスト
メリット
・セキュリティー
・透明性
・トラストレス
デメリット
・まだ新しいプラットフォームであること
・中央集権取引所に比べてUIがまだまだ乏しい
・スピードが遅い
・取引量が低いこと
カイバーネットワークは、2020年4月に過去最高の取引量を記録するなど、取引は増えてきてる状況です。
イーサリアム投資も注目〜カイバーネットワークはイーサリアムと密接に結びつく
カイバーネットワークは、イーサリアム上で作られた通貨で、その関係は密接につながっています。
つまりイーサリアムが今後注目を集めればカイバーネットワーク自体も注目されていく可能性が高いと言えます。