2018年1月仮想通貨相場が規制関係の問題も含め下落(暴落)し、2017年12月末の大きな高騰で出ていた利益がどんどん減ることになりました。
ほとんどの通貨がピーク時の50%以上値下りしており、この暴落相場で借金や税金が払えないなど色々と問題も出てきそうです。 しかしながらこの下落相場でも利益を上げている人が少なからずいます。
果たしてここまでの暴落相場について、これらの理由と対処についてまとめました。 こういったときこそ初心に返って相場を見つめるときかもしれません。
この記事の目次
2018年の大きな仮想通貨の暴落
上の画像は2017年末から2018年3月までのチャートになります。
ビットコインは200万円から90万円まで下落し、ピーク時と比べて50%以上値下りをしています。しかしながらビットコインはまだいい方で多くの仮想通貨がそれ以上の下落となっています。
各仮想通貨ごとの価格について
通貨 | 2017年12月末 | 2018年3月 | 下落率 |
---|---|---|---|
ビットコイン | 2000000円 | 900000円 | 55% |
イーサリアム | 170000円 | 70000円 | 58% |
リップル | 400円 | 70円 | 82% |
ネム | 250円 | 33円 | 86% |
ビットコインキャッシュ | 500000円 | 100000円 | 80% |
モナコイン | 1700円 | 390円 | 77% |
XP | 0.57円 | 0.02円 | 96% |
TR X | 27.5円 | 3円 | 89% |
以上が主な通貨について価格の下落率についてまとめました。
👉草コインなどの時価評価額通貨の投資では高騰中の投資でよりリスクが高くなる傾向にある。
やはり取引高が少ない通貨の方が下落率が大きいため、大きく値下がりをした草コインの高騰中に資金を入れた人はかなり資金が減っている傾向にあります。
2018年の仮想通貨の下落の要因
2018年の仮想通貨の下落の要因について以前から専門家からも発言が出ていました。
やはり2018年の仮想通貨の大きな下落要因の一つにあるのが「規制」です。
仮想通貨はマネーロンダリングに使われる可能性が高いとのことで各国が注視をしています。
👉規制というとネガティブな印象を持つ人が多い。
👉2017年末の投機的な市場の高騰からの利益確定での下落。
👉仮想通貨市場で多くのシェアを占める日本での納税のための利益確定の要因
👉コインチェックの出金再開からの利益確定
暴落しましたね。
昨日6月から仮想通貨関連の広告禁止とグーグルが発表したことも影響されているものと思われます。他にも原因はあるかと思われますが、G20の発表までは、まだ下げてくる可能性があるので十分ご注意ください! pic.twitter.com/z0khVhrSLq
— 仮想通貨@岩本 学 (@hikari1985) 2018年3月14日
適正な規制は必要〜ネガティヴイメージだけではない。
下落の主な要因として、「規制」がありますが、規制というのは現状でまだ新しい仮想通貨相場では当然必要なものなのです。
「規制」があるからこそ、その中で積極的な取引ができると言えます。それは株や外国為替などの歴史と照らし合わせても同じ状況をたどることになるかと思います。
しかしながら、その規制から実用性がある通貨はこれまで以上に取引がされていくのではないかと感じています。
みんな、CoinmarketcapのBTCなどのチャートとか見てみろよ。
仮想通貨の価格ってさ、2009年にBTCが出て以来何度も暴騰と暴落を繰り返してきてるわけよ。だからさ、今回のこの暴落もそのうち回復すると俺は思ってるんだ。— らぷとる@XRP Lizard in Blockchain (@cannavinothc) 2018年3月9日
下落相場での対処とは
これまで仮想通貨相場は下落と上昇を経験して価格をあげてきました。
現在暴落していると言っても2017年当初のビットコインの価格は10万円程度だったのです。
G20の影響で下落相場が織り込み済みとしてショート(売り)で利益を上げている人も
G20後に上昇を確信している組織がなるべく安く買いたいのでショートで今振い落としにかけています。
でも、あるラインを割ってしまうと、逆に暴落が起きてしまうので、上昇の確信は消えてしまいます。
それは避けたいのです。#イメージ— ❣ストロベリー仮想通貨❣ (@hiIbscxwpw7fvE2) 2018年3月15日
この暴落相場で3月20日のG20までに価格が下落していると予想している人は「ショート(売り)」を行って利益を上げている人もいるようです。
仮想通貨では通常の現物売買の他に、レバレッジ取引というものがありますが、それは「売り」からでも取引が行えるのです。
例えば、
ビットコインが150万円の時に150万円分の資金を「売り」で行うと、ビットコインが100万円まで下落した時には「150万円ー100万円=50万円」が利益となります。
つまり150万円の投資資金は200万円になる計算です。
つまり「売り(ショート)」をすると、相場が下落すればするほど利益が上がるということになります。
レバレッジ取引で以前から有名なのは「ビットバンクトレード🔗」。
ビットコインメインの取引で売りからでも取引ができるのが特徴です。 ショートは高騰後の相場で有効に働くことが多く、下落は上昇に比べてスピードが早い傾向にあります。
https://bitcoin-newstart.com/bitbanktrade-fx
2017年の高騰相場で塩漬けをしている人について
2017年末の高騰相場で仮想通貨を買って、2018年に損失を出している人も多くいます。
ですが、そのまま価格が戻ってくるのを待つのではなく、値下がりをチャンスと捉えて将来的に実用性のある通貨を投資するチャンスを持つのも重要になります。
だからこそ下落相場で仕込んでおくことが重要よ!
暴落相場にも安定する積立投資がオススメ
私も実践しますが、仮想通貨の積立投資を実践することで、中長期で上昇していく相場で効率的に資金を増やすことが可能です。
👉高騰後の暴落の際にリスクを抑えることができる。(通常上がっている相場では多くの資金を投入しがちなため)
👉中長期投資に大きな力を発揮するため、仮想通貨投資に向いている。
以上のように高騰中に資金を入れて、その後の暴落で損失を出す場合も多いですが、下落相場でも積立投資で買い入れることで、そこから相場が上昇した場合には、早く利益を出すことができます。
仮想通貨のような新しい技術で中長期的に伸びていくと思われる相場だからこそ有効な投資方法と言えます。
(参考記事)2017年と2018年相場でビットコインを積立運用検証
将来性のある通貨を選ぶ
仮想通貨については規制が入ってくるのは当然とも言えることであり、いままで仮想通貨全体が値上がりしていた状況でしたが、今後取引される通貨で実用性がある通貨がより取引される傾向にあると感じています。
仮想通貨は選ぶ通貨によって利益も変わってくるため、適切な規制の中で取引される実用性のある通貨というものを選んでいく必要があります。
仮想通貨の保有は個人のハードウォレットがおすすめ
頻繁に取引をしない仮想通貨については取引所においておくより、個人のコールドウォレットに厳重に預けておくことがセキュリティが高まります。
世界中で利用されている「レジャーナノS🔗」は、ビットコインをはじめ多くの仮想通貨に対応したUSBタイプのウォレットであり、おすすめの保管方法になります。
相場が下落している時こそ、しっかりと日頃のセキュリティーを見直し、次の相場の回復に備えることも重要です。