仮想通貨元年と言われる2017年はビットコイン、リップルをはじめとして多くの仮想通貨が上昇(値上がり)しました。
この記事では国内仮想通貨取扱数第1位のコインチェック(Coinchekc)取引所やザイフ、ビットフライヤーをはじめとした取扱銘柄(通貨)の値上がりを比較して分析をし、2018年の展望についても解説していきたい思います。
ビットコインやリップルの専門家の価格予想も前年より上昇する見方を示しており、ますます仮想通貨相場に目が話せない状況と言えます。
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この記事の目次
2017年の仮想通貨の値上り通貨比較
以下コインチェックを始め、国内取引所で取扱う仮想通貨ごとの値上がりについて表にまとめました。
通貨名 | 単位 | 時価評価額順位 | 価格(2017年1月) | 価格(2017年12月) | 値上り率 | 値上り順位 |
---|---|---|---|---|---|---|
ビットコイン | BTC | 1 | 110000 | 1450000 | 13倍 | 12 |
イーサリアム | ETH | 2 | 800 | 80000 | 100倍 | 5 |
リップル | XRP | 3 | 0.7 | 240 | 342倍 | 2 |
ビットコインキャッシュ | BCH | 4 | 6000 | 270000 | 4.5倍 | 14 |
ライトコイン | LTC | 6 | 500 | 23000 | 46倍 | 7 |
ネム | XEM | 7 | 0.38 | 110 | 289倍 | 3 |
ダッシュ | Dash | 12 | 1200 | 110 | 91倍 | 6 |
モネロ | XMR | 13 | 1500 | 37000 | 25倍 | 8 |
イーサリアムクラシック | ETC | 18 | 150 | 2900 | 19倍 | 9 |
リスク | LSK | 19 | 16.5 | 2300 | 140倍 | 4 |
ジーキャッシュ | ZEC | 26 | 5400 | 55000 | 10倍 | 13 |
オーガー | REP | 35 | 480 | 7150 | 15倍 | 11 |
ファクトム | FCT | 67 | 330 | 6000 | 18倍 | 10 |
モナコイン | Mona | 69 | 2.6 | 1050 | 400倍 | 1 |
このグラフを見ると、『モナコイン』が400倍の倍率で第1位の値上り率となっていて、また他の100倍の値上りを超えたものは、「リップル』『ネム』『リスク』『ダッシュ』となっています。
モナコインについてはザイフなど取り扱いとなっていますが、リップル、ネム、リスク(コインチェックのみ)、ダッシュ(コインチェックのみ)はコインチェックで全て取り扱いが可能となっていのが特徴です。
2017年はほとんどの仮想通貨が値上りをして多くの人が利益を残していますが、その中で値上りする仮想通貨の値上り率は違うため、保有する通貨によって利益が違ってくることは特筆すべきところとなります。
ビットコイン〜1年で10倍を超える高騰
2017年ビットコインのチャートです。
ビットコインについては2017年に1月と6月2回大きく値下がりをしています。しかしながら年末の高騰が大きいため、このチャートを見ると2017年の序盤は緩やかに上昇しているように見て取れます。
当初専門家の予想は2000ドル〜3000ドル(33万円)との見通しでしたが、途中で5000ドル(55万円に上方修正)最後には10000ドル(110万円)との上方修正にもかかわらず年末の大きな高騰で220万円を記録し、その後145万円となっています。
2018年のビットコインは1100万円との大きな予想も出ていますが、
- セグウィットの導入
- ライトニングネットワークの導入
- 機関投資家の流入
- ETF
このあたりが2018年ビットコインの価格上昇の鍵になると思われます。
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5位 イーサリアム(Ethereum)〜100倍の高騰
イーサリアム2017年チャートです。 1年で100倍の上昇をしています。
イーサリアムは常にビットコインの次である第2位の時価評価額となっています。スマートコントラクトとう契約を自動化する機能を有しており、2017年は多くのICOでイーサリアムが使われました。 またエンタープライズ・イーサリアム・アライアンスと言われるイーサリアムに関連する期間では、日本のトヨタ、や米国のインテルと言われる世界の大企業が加盟しており、今後の活動も引き続き注目されているのが現状です。
イーサリアムは現在アップデートで改良を断続的に行っており、2018年の有望通貨の一つと言われています。
- アップデートによりイーサリアムの改良
- イーサリアムの提携による認知度の上昇
以上が2018年引き続き注目したいところになります。イーサリアムに関しては専門家が2018年は2ー3倍の価格上昇が期待できるとの声も出ています。
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4位 リスク(LISK)〜140倍の高騰
当初16.5円でであったリスクは年末に大きく上昇し、2300円という価格を記録しました。
リスクについてはニュースが他の仮想通貨(イーサリアム、リップル、ネムなど)と比べて目立ちにく印象を受けますが、着実に値上がりをしている印象を受けます。
リスクはイーサリアムと同じ分散型アプリケーションで、イーサリアムと同じスマートコントラクトと言われる契約を自動化することができる機能を持っています。
2018年は
- Microsoftの提携がどのように発展するか。
- リブランド(Rebrand)化によるイメージの刷新。
などが注目されています。
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3位 ネム(NEM)〜289倍の高騰
ネムは2017年末に大きく高騰中で110円を記録し、2017年を締めくくりました。 ネムはプルーフオブインポアタンス(Proof of importance)という方式を用いており、ネムに積極的に参加する方を総合的に判断してハーベスティング(報酬)を得る仕組となっています。 ビットコインのマイニングの電力量が高いのに比べてネムは低い電力で取引が可能なのが特徴になります。
またネムについては日本のコミュニティが高いのが特徴で、ICOで100億円を調達したコムサ(COMSA)と言われる仮想通貨のプラットフォームで使われる予定であり、また東京渋谷に世界初のネムバーができるなど大きな話題となっています。
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ネムが注目のICO、Bankera(バンクエラ)で使用される。
現在実施中のICOであるBankera(バンクエラ)にネムがICOで使用されており注目を集めています。バクエラは既存の取引所であるスペクトロコイン(Spectrocoin)が行なっているICOで実施に稼働中の取引所のICOということでICOの中では手堅い案件と言われています。
- ネムでバンクエラに投資が可能
- ネム財団のCEOがバンクエラのアドバイザーと成っている。
- 欧州の議員がバクエラのアドバイザーとなっている。
- ICO終了は2月末
とアドバイザーも含めて大きな注目を集めているICO案件と言えます。*ビットコインやイーサリアムでも投資可能です。
また私も実際にバンクエラに投資をしており、概要は下記のリンクから見れます▼▼
2位 リップル(Ripple)〜342倍の高騰
リップルは2017年末に大きな高騰を見せ240円を記録しました。この高騰は年を明けても続き最大390円もの値上がりを見せています。
リップルは2017年初の国際会議スウェルを開催し、また世界的な大手クレジットカード会社とも送金の提携を結ぶなと大きな躍進を見せています。
- 今後の国際取引のリップルへの提携
- 機関投資家の参入
- 国際送金を実施による現行のSWIFTにどこまで迫れるか。
以上が2018年の注目していきたい点になります。
そして注目の2018年のリップルの専門家による価格予想は7ドル(770円)とますます注目を集める可能性があります。
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1位 モナコイン(Monacoin)〜コミュニティーの強さ
2017年の値上がりランキングで堂々の1位に輝いたのはモナコインになります。その値上がり倍率はなんと400倍となっています。しかしながらリップルについても年を明けて一時390円を記録した時にはモナコインの400倍を超える値上がりを記録しています。
モナコインは、2017年3月に世界初のセグウィットに対応し世界の注目を集めました。このことによりビットコインに先駆けて取引量を拡大することを示すことができたのです。
値上がりに一番影響を与えたのはやはり日本を中心とする「コミュニティーの強さ」と言えます。日本は今や仮想通貨大国と言えるほど仮想通貨の取引が世界的に見て多い国になっています。 その中でモナコインを応援しようするコミュニティーの結束があってこの価格となったと思います。
しかしながらモナコインを2017年最初の段階でそれなりの金額で投資しておくのは簡単ではありません。むしろ世界的な金融取引の注目を集めていたリップルの方が将来的にも投資がしやすい通貨と言えると思います。なのでモナコインの値上がりも高いのですが、仮想通貨で多く資産を築いているのは、モナコインと言うよりも、「リップル」や「ネム」の方が多い印象を受けます。
まだまだ注目したい2018年の仮想通貨相場
2018年の1月に入り、年末に大きく上昇した通貨が大きく値下がりをしました。しかしながら依然として12月上旬の価格と比べるとまだまだ大きなプラスとなっています。
2018年の仮想通貨は各国の規制がどのようになるか注目されていますが、仮想通貨の技術や実用性はまだまだこれから注目され伸びていくと言われています。 ビットコインについては400ー1000万円の価格予想がされ、リップルに至っては770ー1000円と非常に大きな期待を受けている状況となっています。
今回は2017年の値上がり比較ランキングで2017年の相場での値上がりを比較しましたが、2018年に入ってもリップルやネム、イーサリアムはさらに高騰を見せ、モナコインに匹敵する上昇を見せています。
通貨を投資していくにはいかに「実用性」に注目するかは非常に重要な点となっています。ますます目が離せない2018年の相場も本サイトやメルマガで最新の情報や注目の通貨をご紹介していきます。
2018年仮想通貨をどう選ぶか
2017年は時価評価が当初から高い通貨が大きく値上がりをしました。 よく私のメルマガ🔗の読者さんから
「これだけ、ビットコインやリップルが値上がりしたのだからもうあまり値上がりしないのではないでしょうか?」
と質問を受けます。
しかしながらビットコインをはじめとした仮想通貨は今後さらに注目され実用的に取引されていくことになっています。
世界の金融商品のうち仮想通貨の取引額はわずか3%程度と言われています。そのような状況から今後取引されていくことでさらに価格が上昇する可能性が大きいと言えます。ですのでもう値上がりしているからではなく、今後の実用性と専門家の予想の要因を検証していくことでその辺の投資の判断がしっかりしてくると思います。
気になる通貨があればこの記事の関連記事から参考にしてみてください。
分散投資で賢く資産運用
今回ご紹介した通貨は主に国内取引所で取引が可能な通貨です。
モナコインやネムは、「ザイフ🔗」、そしてリップルは「GMOコイン🔗」で取引が可能です。 分散投資についても特に実用性があるビットコイン、イーサリアム、リップルなど時価評価額の高い通貨を加えることでより安定した資産運用が可能となります。
ネム、モナコインが取引できる「ザイフ(Zaif)」
モナコイン、ネム国内取引量第1位!注目の仮想通貨が取引できるZaif(ザイフ)の特徴はこちら▼▼(口座開設方法もあり)
リップル、ライトコインが取引できる大手「GMOコイン」
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