仮想通貨NEM(ネム 通貨単位:XEM)は、ザイフ(Zafi)取引所で買う事ができ、リップル(Ripple)と並び大きく注目されている仮想通貨になります。
この記事ではネムの将来性、価格推移、チャート、コインチェックでの流出事件を主に解説していきます。
NEM(ネム)はアルトコインの一種であり、その名称はNew Economy Movement(新たな経済運動)という意味で、その仕組みにはPoI (Proof-of-importance)と呼ばれるものを採用しています。
この記事の目次
仮想通貨NEM(ネム・XEM)とはどのようなもの?
項目 | 内容 |
---|---|
通貨名 | NEM(ネム) |
通貨単位 | XEM |
発行上限 | 8,999,999,999 XEM |
主要開発者 | ネム財団 |
主な取引所 | ザイフ |
ウォレット | トレザー、ナノウォレット |
仮想通貨ネムは、日本をはじめとして根強いコミュニティができている仮想通貨になります。
ネムの特徴として、「POI(プルーフオブインポータンス)」という仕組みが取り入れており、ネムの取引に貢献した人が報酬を得る事ができるというものになっています。
またネムは東京の渋谷に世界初となる「ネムバー」というネム専用のバーができるなど、多くの仮想通貨ファンを引きつけています。
ネムのシステム「POI」とは?
上の図は、各代表的な仮想通貨についてその仕組みを表しています。
「ビットコイン」や「イーサリアム」が、マイニング機会や通貨の保有量を主な重要度としているのに対し、「ネム」は保有量だけでなく、取引なども含めて重要度という指標を取り入れており、あらゆる人が保有を得る可能性があります。
NEMは多くの資金を保有する一部の採掘者に報酬が偏らないよう設計された初の暗号通貨です。ビットコインでは採掘を「マイニング」と表現しますが、NEMでは「ハーベスティング」と表現します。
仕組みとして採用されているPOI(Proof-of-importance)は、NEMのネットワークに貢献した人が利益を得られるというものです。保有している資産額に限らず、取引額、また取引を行なった相手にも依存し、NEMネットワークに積極的に参加する人間に報酬を与えています。全ての人に平等に利益を得る機会を与えていることから、「富の再分配」と表現されています。ーコインチェック
このように、Proof-of-importance(プルーフオブインポータンス)という仕組みで、通常の取引を承認する報酬について「平等」の考えに基づいていることです。
通常取引を際に取引を承認する「マイニング」は、より計算処理の高いコンピューターを持つものが有利で報酬を多く上げているのが現状であるが、ネムの仕組みであるこの「プルーフオブインポータンス」は、その報酬をより分配するように工夫された仕組みになっています。
POIの重要度をあげる
ネムの仕組みとも言えるPOIについては「平等」に基づき誰でも報酬を得る仕組みとしてます。
一般的にPOIでの重要度をあげるためには、ネムの取引する事が必要になり
👉1回あたり1000XEMの送金
👉ネムを10000XEMを保有している人からの入金
👉30日以内の取引を行う。
という事で、POIの重要度をあげることになります。
ネムは「ナノウォレット 」という専用のウォレットがあり、そこでネムを保管することで、報酬を得る事ができます。(ハーベスティングと言います。)
ネムのハーベスティングという機能について
ネム にはPOI(プルーフオブインポータンス)というシステムが取り入れられていると説明しました。
これはネムの保有量と取引量で多いユーザーを重要とみなし、ハーベスティングして報酬としてネムを与えられることになります。
このハーベスティングはネムの専用ウォレットである「ナノウォレット(nano-wallet)🔗」でハーベスティングをしてネムをコツコツ貯めることが可能です。
ハーベスティングをするのは誰にもできますが、以下の特徴があります。
👉Nanoウォレット上でハーベスティングが可能
👉1万XEMのネムが必要となる。
👉POIの重要度が上がるほど報酬が大きくなる。
という特徴があります。
nanowallet(ナノウォレット )について
ナノウォレットはネム専用の仮想通貨ウォレットになります。
ナノウォレットでは
👉ネムの保管
👉ネムの送金・受け取り
👉ネムのハーベスティング(ネムを増やす)
という事が可能になります。
ナノウォレットの詳しい説明については、「nem(ネム)を保管するナノウォレットがおすすめ〜作成方法と使い方について」の記事を参考にしてください。
ネムの保管は「トレザー」がおすすめ
ネムの保管はウェブウォレットであるナノウォレット でもできますが、ナノウォレットは支払いなど柔軟に対応する場合には便利なウォレットです。
ですが、よりセキュリテイの高い長期保有に向いているオススメのハードウォレットはある「トレザー」になります。
- 個人で保管するウォレットで、オフラインで保管可能でセキュリテイが高い
- 世界的に使用されている実績のあるハードウォレット
- ビットコイン、イーサリアムなどの主要な通貨も保管可能
- 保管や通貨の取り出しも簡単
という特徴があるため、取引所においておくよりも、セキュリテイの高い方法でしっかりと保管することができます。
ある程度のネムの量を持っている人は特に、「トレザー」で保管することをおすすめします。
ネムの価格について
ネムの現在の価格はこちらです。
上のチャートはネムの1年間の価格になります。
NEM(ネム)のこれまでの価格の特徴
ネムチャートです。(2015年〜2018年7月)
ネムが大きく注目を集めることになったのは、2017年3月末からの上昇です。
ネムは、2017年に0.39円から110円と、なんと200倍を超える値上がりを記録しています。
その後仮想通貨市場が大きく暴落し、2018年時点で20円程度で落ち着いている状況です。
ネムがコインチェックから流出
仮想通貨、盗難や消失被害が後絶たず
→取引所はセキュリティー対策を強化しているが、すきを突かれてハッキング被害にあっているのが現状
→業界関係者「仮想通貨のシステムはまだ堅牢とはいえず、ハッキング集団に標的にされている面もある」https://t.co/ajZqFPiaMO #コインチェック pic.twitter.com/8MQoIgInUE— 産経ニュース (@Sankei_news) January 26, 2018
2018年1月末に、コインチェック取引所から仮想通貨ネムが「580億円分ハッキングにより流出」しました。
当時コインチェック側にセキュリティの問題があり、ネムが流出したということです。その後コインチェックは、ネムを保有していた顧客24万人に日本円で全額返金を発表しました。
ネムの流出事件については「コインチェックが不正送金された仮想通貨ネム(NEM)を補償!」をご覧ください。
ネムの将来性について
NEMがブロックチェーングローバルと提携
The NEM.io Foundation, the creator of the peer-to-peer NEM blockchain platform, has entered into a strategic alliance with Blockchain Global, an Australia-based blockchain company operating international auditing and network infrastructure services.
翻訳→peer-to-peer(個人間)のNEMブロックチェーンの開発者NEM財団(シンガポール)は、オーストラリアに拠点を置き、国際的に監査及びネットワーク基盤サービスを展開するブロックチェーン関連企業であるブロックチェーングローバルと提携を行った。
このニュースはネムを将来的に認知させるニュースの一つだと言え、NEMを使ってサービスを今後マレーシアから普及させる予定とのことで、今後の状況次第では価格上昇の可能性も期待ができると言えます。
NEMの次回アップデート「カタパルト」に期待か
NEMの次回アップデートを「Catapult(カタパルト)」と呼んでいます。これかNEWのブロックチェーンを拡張する作業のことで、このような仮想通貨のアップデートで機能が向上することにより、より世間に認知され価格が高騰する事例もこれまでにありました。
カタパルトは金融機関がブロックチェーン技術を使用することに特化した設計になっていると言われ、大きなアップデートであるとも言われています。
ICOで100億円を調達したCOMSA(コムサ)でのネムに注目
コムサの特徴としては以下の通りです。*ICOは未公開仮想通貨の状態で資金調達を行うこと。
- 資金調達のICOではビットコイン、イーサリアム、ネムを使用。
- コムサでは独自の仮想通貨を発行できる。(企業向け)
- コムサのICOでの通貨発行はイーサリアムとネムを利用。
- 法的根拠に基づき日本の仮想通貨法に基づき金融庁の登録事業となる予定のZaif取引所が資金を管理する。
またコムサはICOとしての機能も備えており、スタートアップ企業などが資金調達でコムサを使い仮想通貨で資金を調達するなどの活用も考えられています。
COMSAは仮想通貨取引所ザイフが行なっているICOのプロジェクトになります。
COMSAをプラットフォームとして、様々な企業のICOを実施して資金を調達することを目的としています。
そのCOMSAについて仮想通貨「ネム」で資金調達ができるようになっています。
詳しくは「ネムとCOMSAの関係性について」の記事をご覧ください。
ネムはビットコインを超えることができるのか?
ネムが将来的に時価評価額1位のビットコインを超えることができる可能性があると言う専門家の意見があります。
👉ネムは高速での送金が可能
👉拡張性と安全性が高い
詳しくは、「仮想通貨ネム(NEM)がビットコインを超える!?〜今後の将来性を比較」の記事を参考にしてください。
世界初仮想通貨ネムのバー「ネムバー」が東京渋谷でスタート!
東京の渋谷に、世界で初めて仮想通貨バー「ネムバー」ができました。
渋谷の道玄坂を上ったところにあり、バーの中では「仮想通貨の名前にちなんだドリンク」を飲む事ができ、仮想通貨の話で盛り上がっている空間でお酒を楽しむ事ができます。
ネムバーについての詳細は「nembar(ネムバー)が世界初東京渋谷でオープン」の記事を参考にしてください。
ネムが買える取引所について
仮想通貨ネムが買える取引所は、国内で一番取引量が多いのが「ザイフ(Zaif)」がオススメです。
ザイフは国内で初めてネムを取り扱った取引所で、国内では主要な取引量を占めています。
ネムの買い方の詳細は「仮想通貨ネムの安くてオススメの買い方について」の記事を参考にしてください。
ザイフでのネムの積立で大きな利益が
2017年の仮想通貨相場で、
「1ヶ月5万円つづネムを積み立てる」
場合について検証したところなんと「1200万円以上」に資金が積み上がる計算になりました。
ザイフの積立では、毎月指定した額の仮想通貨の投資ができるため、暴落後の時のリスクを抑える事ができ、中長期で伸びていく相場に有効的に投資する事が可能。
ザイフでネムを1年間積立を検証した結果は「ザイフ(Zaif)で仮想通貨nem(ネム)を1年間積立てで驚きの収益結果が!」の記事を参考にしてください。